添乗員のお仕事でよくあるのが、空港送り。例えば沖縄2泊3日だとして全国各地から飛行機で飛んできますよね。
でも会社や工場が最寄り空港からちょっと不便な所にある場合、空港までのバスを仕立てます。
添乗員が乗らないこともよくありますが、台数口とかだと心配なので1人ぐらい添乗員を送ります。
空港に送るだけなので、バスガイドさんはいません。
その時のバス内のご案内でどんなことを話すのかを書いてみたいと思います。
~準備~
① 前日のバス会社への確認電話。
・配車時間・時間
・運転手さんの連絡先か車庫の電話番号
・添乗員の携帯番号を教える
・航空機の出発時間
・バスの正席数
・バスのトランクを空にしてくるよう依頼
➁ 空港事務所への確認電話(斡旋依頼してある場合)
・当日の担当者を教えてもらう
・空港への到着方法(バスで何人・空港集合何人)
・斡旋員にしてほしい事
・看板名
③ 航空会社へ座席の確認(席割りが必要な場合)
・Eチケの予約番号伝えて座席確認
・アレルギーの人やお手伝いが必要な人の情報共有
当日朝
お客さん集合時間より少し前の時間でスタンバイします。
バスが到着したら、駐車の仕方を指示。
幹事さんにトイレが使えるか聞いて、もしOKなら乗務員さんへも伝達。
運転手さんと打合せ。道順、乗車人数、休憩箇所、空港での駐車料金の支払方など
点呼をとり、検温などを済ませますが台数が多い時は幹事さんと協力しながらスムーズに乗車してもらいましょう。
ここからバス内のご案内
皆さま、お揃いですのでバス出発いたします。
シートベルトの着用の確認をお願いします。
本日は、朝早くからのご集合のくださいましてありがとうございます。
ご挨拶が遅れました。私は■■旅行社からまいりました▲▲と申します。
本日より●日間、どうぞよろしくお願いいたします。
また、今日私たちを空港まで送ってくださる運転手さんは××さんです。よろしくお願いします。
これからこのバスは●●空港に向けて出発します。
道路状況にもよりますが、だいたい●●時間くらいを予定しております。
途中休憩はなしで向かっていく予定ですが、もしトイレなどのご用がございましたら早めに添乗員までお知らせください。もう我慢できない!となるまで我慢しないでくださいね。
では、朝も早いですのでまずはゆっくりおくつろぎください。
空港近くなりましたらまたマイクを持って今日のご案内をいたします。
失礼します。
空港までに時間にもよりますが、朝早くからいっぱい説明されても困りますので時間帯を見てご案内するタイミングを見つけましょう。
幹事さんのご挨拶があるようなら先にお伺いを立てておきましょう。
空港が近づいてきたらまたマイクを持ちます。
皆様、お疲れ様です。
そろそろ空港が近づいてきましたのでこれからの予定をご案内いたします。
まず今日の大まかな予定ですが、●●空港から▲▲空港まで飛行機で移動のあと、現地のバスに乗りまずは昼食へと向かいます。
なのでお昼ごはんは●●時頃になると思います。
その後、●●に立ち寄った後ホテルへ向かいチェックインとなります。
夕食は皆さま揃ってのパーティーがございますので、お時間等はしおりをご覧ください。
ではバスが空港に着いた後の手続きのお話しをいたします。
空港に到着をしましたら、まずはお忘れ物がなきよう今一度身の回りをご確認いただきゆっくりと降りてきてください。
運転手さんがトランクの荷物を出してくれますので、荷物を受けとったら添乗員と一緒に空港の建物内へお進みください。
私が適当な場所を見つけますので、一旦そちらにご集合ください。
ご集合いただきましたら、添乗員は飛行機の搭乗手続きをしてまいりますので皆さまには少しお待ちいただくことになります。
お待ちになっている間に、トイレや荷物の整理をお願いします。
手荷物にして機内に持ち込むもの、預け荷物として預けるものをしっかり分けておいてくださいね。
手続きが終わり次第、私は戻ってまいります。
そうしましたらまずは皆さまに搭乗券をお渡しします。
搭乗券をお渡ししたあと、次の集合場所などをご案内いたしますのでもう少しだけお待ちください。
お荷物の事を少し捕捉いたします。
現在国内線ではペットボトルの飲み物などは持ち込みできますのでご安心ください。
最近よく注意されるのが、充電用のリチウムイオンバッテリーです。コチラは預け荷物に入れられませんのでお持ちの方は取り出しておいてください。
これは大丈夫かな?と心配なものがあれば、航空会社のスタッフに聞いてみてください。
手続きの話に戻りますが、搭乗券をお受け取りのあとまずは荷物を預ける方を手荷物預けのカウンターへご案内いたします。
お預けがお済みになった方、また預け荷物はない方はそのまま保安検査場へお進みください。
朝の時間は、混みあっていることが多いのでなるべく早めに検査場へお進み下さい。
保安検査が終わりましたら搭乗時間まで出発ロビー内でお過ごしください。
搭乗開始時刻は、出発の15分前くらいになるかと思いますのでよろしくお願いします。
搭乗が始まりましたら、そのまま飛行機にお乗りこみください。
添乗員は、皆さまの搭乗を確認し一番最後に乗ります。
目的にに到着しましたら、流れに従って到着ロビーまでお進みください。
お預けの荷物がある方はターンテーブルの所でご自身でお荷物をお取りください。
到着ロビーにバスガイドさんが看板を持って待っていますので、そこで皆様ご集合となります。
ここまででご質問はありますでしょうか?
はい、それではまもなく空港到着です。
バスがしっかり停止するまでお席を立たないようお願いします。
では、お忘れ物ないか確認して降りてください。
運転手さんいお礼を言って、バスとお別れ。
空港建物内へ進んでいきます。
適当な空いているスペースを見つけご集合の案内。
だいたい集まったら添乗員は搭乗券を取りに行きます。(チケット、団員名簿)
搭乗手続きを終えてお客さんの所に戻り、もう一度ご案内。
団券は個人名がないのでお隣どおしになりたい人とか聞きながらお渡し。
そして最後のご案内
皆さま、これから搭乗券をお渡ししますが、まだご案内がもう少しだけございますので解散しないようにお願いします。
(搭乗券渡す)
はい、ではお手元の搭乗券をご覧ください。
本日皆様が搭乗するのはJL123便●●行き10:00発となっています。
この時間は飛行機が出発する時間で、搭乗する時間ではありませんのでお気を付けください。
その下に搭乗口●番と書いてあります。そしてお座りになる座席番号です。
この飛行機の配列は3列/3列 ABC/HJK となっています。
出発が10:00ですので、お荷物お預けの後遅くとも9:30までには保安検査をすませて9:45には搭乗口にお越しくださいますようお願いします。
よろしいでしょうか?
はい、ではお荷物の預けのある方はこちらから、ない方は保安検査場へとお進みください。
では、いったん解散となります。次は搭乗口でお待ちしていますね。
お願いします。
簡単に書くとこんな感じかな。
初めて添乗の子に何を話したらいいんですか?と聞かれ丁寧に教えてあげることができなかったのでもし次にそんなこと聞かれたときのために書いておきました。
外国バージョンはコチラ
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