添乗員の仕事

もう怖くない

添乗員の仕事

別に悪いことしてるわけでもないのに、妙におどおどしてしまうX線検査。

取って食われるわけではありません。

とはいえ言葉の通じない国で、荷物の中身見せて、と言われればやっぱりドキドキしてしまいます。

全く根拠はないけれどちょっと知っておいた方がいいことはあるかも

ということで今回は「セキュリティ検査」

基本

上に「セキュリティ検査」と書きましたが、「保安検査場」でもいいです。添乗員はできるだけ外来語を使わないようにしなくてはいけません。

持って入ってはいけないものなどは、セントレアの空港のHPに詳しく書いてあるのでそちらを参考にしてください。

添乗員が知っていなければならないのはHPでは分からない事。

  • エピペン等の注射針の持ち込み
  • かつらは取らなくてはいけないのか?
  • 体内に金属が入っている場合
  • 楽器やスポーツ用品が持ち込めるのか

など。基本的には航空会社のスタッフに聞きます。(航空会社によって規定が違うから)

事前連絡をしていれば、医薬品などは問題なく持ち込めます。楽器やスポーツ用品はサイズによって変わります。

楽器についてはまた改めて書きましょう。

かつらは取らなくていいですよ。もし引っかかったら説明しましょう。

添乗員
添乗員

中国系航空会社を利用した時、バドミントンのラケットを持ち込もうとして搭乗ゲートでとめられているPAXがいました。

でも、彼は搭乗手続きの時にちゃんと確認してたみたいです。で、そこの係員はOKと答えてたんですね。

ところが搭乗口でNOと言われてしまった。預け荷物にして繊細なラケットが曲がっちゃったりするのが嫌だった様子。

結局は、航空会社が折れて「早めに搭乗して荷物スペースを確保しなさい、今日は満席だから」と言っていました。

しっかり事前に確認しておきましょう!

(航空会社は折れるの珍しい事です。)

そのほか、傘の持ち込みについてはコチラを確認。

車椅子の持ち込みやCPAP(無呼吸症候群の人がつける医療器具)などはバッテリーの状態や品名、仕様など事前連絡しなくてはいけないことがたくさんあるので早めに連絡しましょう。

あと最近キャンプが流行ってるけど、キャンプ用品は機内持ち込み不可なもの(金属の杭とか)や預かり不可(火薬やガスボンベ)が多いから注意しましょう。

スムーズに抜けるためのご案内はコチラ(政府広報オンライン

ここにも書いてあるように、上着の脱衣が必須に変わっています。

鳴りやすい人?

1 男性

これは単なるうわさなのか、なんなのか。でもいつも見ていると明らかに女性より男性の方が引っかかていると思います。

考えられる原因は(私見です)

  •  ベルト・靴に金属を使っているものが多い
  •  ポケットに小銭や財布を入れたまま
  •  体の金属量が多い

男性が履いている革靴には金属が入っているとも聞いたことがありますが、どうなんでしょう。

女性の方が下着に金属入ってたりするのに、不思議です。

2 小走りに行く人

怖いので速足で過ぎようとするとなりやすい、と言われていました。

以前(金属探知機)は、ゆっくり歩いた方が鳴りにくい?(磁波が揺れにくい)なんてことも言われていました。

今は人間が止まって両手をあげて機械がグルってまわるタイプ(ミリ波)も増えてきたのでゆっくり歩く作戦は使えなくなってきました。

3 人相の悪い人

この冗談は添乗員だとよく言いますよね。

でも(ちょっと古いですが)この記事によるとあながち冗談とも言い切れません。

ある連邦政府職員は、次のようにニューヨーク・タイムズに語っています。

「外見で対象者を選んでいます。具体的には、アフリカ系で高価な服や宝石を身に着けている人、ヒスパニック系の人です。」

「空港でランダムに行なわれるセキュリティチェックの真相とは」

極端な例を載せました。

添乗員
添乗員

飛行機で運よくUPGARADEすることがありますよね。

これも選ばれる要素に「身なり」が入ってたりするそうです。

もちろんこれだけが理由ではありませんのであしからず。

別の話で、美容学校の学生を連れてカナダへ行った時は、髪の毛の色がカラフルな男の子3人組が税関につかまりました。

身分が学生である事、学校行事でグループであることを説明し税関まで迎えに行きました。

(通常は添乗員の身分では交渉できないことが多い)

学生たちが素直ないい子たちだったので、すぐに解放されました。めでたし。

セキュリティ検査だけではありませんが、CIQを通る時にサングラスや華美な宝飾品は控えましょう。

早く抜けるには

シーズン中の空港の人の多さは尋常ではないです。

セキュリティ検査が混むから、という理由で3時間前には空港に着くようにします。

無尽蔵に並んでいたとしてもどうにか少しでも早く抜けたいと思うのが人情。

アテになるかは分かりませんが、一応書いておきます。

日本人の後ろに並ぶ

世界中を探しても、日本人のように”準備”をする民族はどこにもいません。

自分の順番が来る前に、ベルトを外し金属類をバッグにしまい液体類を捨てて‥

添乗員もいつもご案内しています。

「ここから保安検査場に入ります。必要なものは搭乗券。不必要なものは鞄に入れて、ブラブラブラ…」

外国の方々は、事前に準備することはありません。(偏見)

端っこに並ぶ

これは、空港で列に並ぶときの常識ですね。

端っこに並んでいれば、隣の閉まっていたレーンが突然開くかもしれない。

もし、隣がプライオリティレーンならそこの人が空いたときに「こっちへ来い」と通してくれる。

これは入国審査も同じです。外国人レーンの隣はだいたい自国民レーン。自国民レーンは早く進むので「こっち来い」と言われる確率が高い。

交渉する

これは成功率は決して高くないですが、言うだけ言ってみる。添乗員ですから。(いうだけタダですから)

「乗継の時間が迫っていているから優先レーン行かせて」「こんだけの人数なので一緒に通らせて」「私が説明してあげるから一緒に行かせて」

時と場合に寄りますが、ダメだと分かっていても頼みに行くものです。

可能性は0ではない。

あと検査場が複数ある場合は、どこが一番空いてるか聞くのも大事ですね。

STEBs

「STEBs(Security Tamper-Evident Bags)=不正開封防止袋」といい、液体物に対して不正干渉を防止するため、国際的にルール化された特別な袋です。

https://www.centrair.jp/flight/security/stebs.html セントレア空港のHPから

乗継がある場合、必ずご案内をしなくてはいけません。

赤い枠の付いたビニール袋に入れてもらうアレです。

ここで知っておかなくてはいけない事は、導入していない国がある。ということ。

代表的な国はアメリカですね。アメリカは最初の到着地で税関検査を受けるため、乗継時にはもう一度セキュリティ検査があります。

預け荷物を一度受け取るんだから、その隙に入れちゃえばいいじゃん!という声も聞こえてきそうですが、本来このエリアでの荷物の開閉は許されていません。

アメリカは不可。ヨーロッパはだいたいOK。アジアは確認要(SINは米・豪への乗り継ぎの場合は不可とかがあるし、台湾は導入してない)、と覚えておきましょう。

特に中国は係員がダメって言ったらもうダメです。

添乗員
添乗員

以前、LHでモニターに不具合が出て(数時間)お詫びにと言ってワインをいただきました。

そして親切にも保安検査用にといってSTEBsの袋に入れてくれました。

(機内は免税品を売っているのでこの袋持ってます)

なのでありがとうと言って、乗継へ。FRAの検査場でこのワインを係員に出しました。

結果は「NO!」レシートが入っていないものは通せない、と言われてしまいました。

機内での事情を話してもダメ。お客さんには諦めてもらい、現地でワインを購入してお渡ししました。

袋は開封もダメだし、レシート抜いてもダメです。気を付けましょう。

途中空港で、お客さんがワインを没収された!ということで信用を失った旅行社もあります。ご案内は確実に!


ということで、今日の歌は「狼なんて怖くない」

以上。

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