添乗員の仕事

インバウンド添乗 日本人ツアーと違うところ 日々研鑽 感じたこと5選

添乗員の仕事

Inbound インバウンド添乗 日々研鑽 まだまだ知らないことが多い でも楽しい 食事の量が足りません!

インバウンド添乗に行ってきました。

これまでも短期のインバウンドやホテルでの受け入れなどはやってきましたが、欧米人のいわゆる日本ゴールデンコースにガッツリご一緒することは初めて。

もちろんバスには通訳ガイドさんがいますので、お仕事としては旅程を管理する添乗員としての同行です。

ツアーに行ってた日々は勉強になることばかり。

その中で特に驚いたこと、思った事をまとめておきたいと思います。

驚いたこと① 食事の量が足りません

よく私は海外レストランで一皿の量を少なくしてくれと頼んで回ったりしていました。

外国での一食の量は日本人にとって多すぎるのです。

そして食べ物を残すことに非常に抵抗を感じます。→Meal Control

なので食事の量を抑える方には気が向いていたのですが、まさか「足りない」と言われる日が来るとは!

そうなのです。外国人にとって「日本の食事は少ない」のです。

特に寿司とかお好み焼きとか、カレーライスとか…

飲み物代は立替を依頼されてるけど、食べ物の追加は確認が必要。

だって全員がもう一人前食べたらすごい金額になってしまうからね。

反省するとすれば、こんな感じかな

  • 寿司は少なくとも一半(一人前半)、またはかっぱ巻きを一本つけて量を増やす。
  • カレーは、大盛り
  • お好み焼きは、1枚と焼きそばのセットか何か鉄板焼きメニュー
  • ブッフェは安心と思ってたら、あっという間にお料理空っぽ!事前に準備要

とにかく良く食べます。

そしてもうひとつ言われたのが「デザートがない」

やはりデザートは必要

少なくとも2コースにするべきか… 悩むところです。

添乗員
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よくある和定食についてくる一人鍋。

お店では料理は調理されて出てくるものと思っている人達ですので

「お肉ひっくり返してね」と頼んでもなかなか伝わりませんでした。

赤いお肉がいつまでも赤いので「火をもう一つください」と言われました

やっぱりね、と思った事 瓶ビールは1人一本

団体の食事の時は、瓶ビールが多い。事前に準備しておくこともできるから早い。

でもね、日本の中瓶や大瓶でもやはり1人1本。自分の分は自分で注ぐ。

後半になればなるほど、「日本では1本のビールを分けて飲むのだ」と理解してくれたらしく飲み物を注文する回数が少なくなりました。

それにしてもよく飲みます。もちろん飲まない人もいますが、相対的にみて言えばはやりよく飲みます。

これも反省の一つだけど、やはりお店には事前に「アルコールがけっこう出ます」と一声かけておくことは大事。

特に今回の様な台数口。

お店によっては飲み物をそんなに準備していないところもありましたから。

そういえば、広島の宮島にも言ったんだけどお宮につく前に参道でビール買って飲んでいました。

別にこれは悪いことではない。でもお宮さんにはビール持って入れないでしょ。

そこで私は「ビール瓶置いてって!捨てとくから!」と言って瓶をもらったんだけど…

ゴミ箱がない

今に始まったことではありませんが、ホントに日本ってゴミ箱ないね。

添乗員
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もうさぁ有料でもいいから、ごみ箱置いたらいいのに。

これからもっとインバウンド受け入れるんでしょ?

ながくツアーに出るから持って帰る場所がない。

やっぱりね、と思った事➁ 靴を脱ぐ回数

レストランに電話した時に必ず聞く事。

「靴脱ぎますか?」

テーブルでも床座でもいいんだけど、まず問題は靴を脱がなくてはいけない事。

もちろん「ここは靴脱ぎます」とお客さんには言うけれど、「じゃぁ明日は脱ぎ着のしやすい靴にしよ」ってならないよね。

パッキングした荷物に、スリッポンの靴なんて入ってないんだから。

なので靴の脱ぎ履きに時間がかかる。開いてるスペースで靴を履こうとする。

「そこは靴で上がっちゃダメ―」と注意する。

の繰り返し出した。

実際私自身も、初日2日目と紐靴履いて言っちゃって反省したのでした。

畳の上にテーブル出してくれてる店や掘りごたつ式のお店はありがたかったけど、靴については旅行前の注意が必要と思いました。

添乗員
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そもそも持ってないかもしれないけどね

ご苦労様、と思った事 食事対応

肉ダメ、鶏ダメ、魚ダメ、生の魚ダメ、ベジタリアン(複数ある)、グルテンフリー・・・

数えきれないほどのお食事対応を準備してもらわなくてはいけません。

肉ダメな人も魚ダメな人も全部ベジタリアンメニューと一緒にしてしまえ!なんて乱暴な考え方はできません。

できるだけバラエティに富んだ日本食を食べてもらいたい、と言うのがオーガナイザーの願い。

添乗員
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でもお寿司屋さんでのランチの時は、何人かはスキップしてマクドナルドに行っていた

昨今修学旅行でもアレルギー対応をかなりたくさんしてもらってると思うけど、学生なら「君たちここに座りなさい」と入れるけど、大人のしかもインセンティブならそうもいきません。

でも受け入れるお店にしたら数種類の対応食をてんでバラバラ置かれたら訳が分からなくなってします。

もちろん私たちも事前に卓札を準備していくけれど、それでもなかなか難しい。

そこで一度、好きな所に座ってもらってから食事のセットを取り換えるって方法をとってみたんだけど大きな失敗でした。

まず、どこの座席の人が何の対応食か分からなくなってしまう。

次にコースの食事なので次々に運ばれてくるためこれもよく分からなくなってしまう。(目印もどっかいっちゃった)

で、結局ぐちゃぐちゃ。

この方法はやめましょう。

しかも、アレルギーとかでなく苦手レベルの事が多いので、お店が「焼く鉄板が一緒になっちゃうとまずいからこの席で」と気を使ってくれても「鉄板一緒ぐらいなら大丈夫」と自分の好きな席に行ってしまう。

お店側の想いはなかなか伝わりません。

添乗員
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これがアジアや中東の人たちの団体で宗教食が入ってくるとこれまた難しいね

ちなみにグルテンフリーの人には、いざとなったら塩むずびがあるのは強いね

よく耳にしてたことだけど WIFI使えない…

今回それなりに良いホテルを利用してたと思うけど、Wi-Fiつなぎっぱなしでサクサク使えたのは東京のホテルのみ。

それ以外は、すぐWIFIが切れる、動画が見れない、繋がらない…などその辺のビジネスホテルの方がマシだわ!と言うレベルでした。

駅や空港や観光地のWifiも同レベル。

Wifi入れてあるから大丈夫でなく、ストレスなく使える環境を提供してほしいとつくづく思いました。

自分自身ギガを制限した携帯を使っているからあっという間に上限に達して追加料金。

普段行ってる海外にではそんなに困らない。空港のWIFIも当てにしまくりだもんね。で、ちゃんと動くし。

添乗員
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そういえばFUKのヒルト●。

今時Wi-Fi有料。

ヒルトンオーナーに登録すれば無料にはなるんだけど、

今回泊まった時に聞いたら「団体様は対象外」

ひどい…

YouTubeでもひどいCM流してたけど、ひどいね

レストラン準備 インバウンド編
  • 靴を脱ぐかどうか
  • お水は氷なしで
  • ナイフとフォークの準備
  • 飲み物のプリセット

万国共通 忘れ物!

忘れ物が多いのは、日本人だけかと思ってました(嘘)

どこのお国の人に関わらず、忘れるよね~、携帯電話。

今回も新幹線の中で忘れてきたんですけど…

今って忘れ物システムに登録しないと何も始まらない→忘れ物について

添乗員
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でもさ、外国人が携帯電話を忘れたって言ってるのに

「基本ご本人が登録をしてください」って

その携帯電話がないっつっとんの!

システムに登録したのち、少しでも早くと思うので電話もするけど繋がらない。

ようやく見つかったとしても受取は本人が保管されてる駅まで取りに行くか、着払いの発送。

ホテルさんは「着払いの荷物についてはお受けしていません」って素敵な声でおっしゃるし…

インバウンドのPAXに対するサービス悪くないかい?(忘れた本人が悪いのは百も承知で言ってます)

とにかく忘れてしまうのは仕方のないことだけど、注意注意注意をして気をつけましょう。

添乗員
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今回親切な駅員さんが教えてくれたこと

会社をまたぐ新幹線の中で忘れ物をした時は両方の会社に登録した方がいい

例えば広島-京都の新幹線に乗ったらJR西日本とJR東海みたいに


それにしても名古屋では気が付かないけど、京都、大阪、東京などなどインバウンド観光客の数すごいね。

もうこれはこっちの世界に行った方が良いのではないか?と思うほどでした。

刺激をいっぱいもらいましたし、英語も勉強しなくちゃなと思いました。(たぶんしないけど)

お客さんが喜んでくると嬉しいのはアウトバンドもインバウンドも同じ。

良い経験になりました。

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