ヨーロッパ添乗に久しぶりに行って思った事。
レストランでのサーブが待てない。
約3年間日本にいる間はもちろん国内添乗に行ってました。
そして国内添乗では食事箇所や宴会場で飲み物が回らない時は、添乗員がお手伝いをするんですよね。(コロナで機会は少なくなったけど)
そうでなくても日本のサービススタッフの動きはもともと早い。
もうすっかり慣れちゃっていたんだね。
コロナ前は「海外ではサーブを手伝ってはいけません」なんて偉そうなことを言ってました。
ところが、すっかりご無沙汰しているうちにこのヨーロッパの感覚をすっかり忘れてしまっていたのかもしれません。
レストランでなかなか飲み物が出てこない。
もうイライラ…
30数人のグループの場合、テーブル担当が一人だけなんてざらにあった事なのに、ちゃんと一生懸命やってくれてるのは間違いないのに
待てない、待ってられない…
ちょっとだけ手伝いましょうと手を出せば怒られるって分かってはずなのに
何もしずに見ているだけなんて…
そんなのできない!
そして、ちょこっと手を出して「座ってくれていいよ」と窘められる。
待てる自分になるための修行のやり直しだが、そのまだ機会はなかなかない。
日本に来た外国人がトップセールスのビールブランドは「とりあえずビール」だと思った、という話があるように、とりあえず飲み物だけでも出てくれていれば一旦場は落ち着きます。
そのために、通常VIP団体ではレストランに先乗りをして準備するんだけど…
今回はいろいろ不幸なことが重なり、私たち添乗員がついていけず、下見のチェックもすることができなかったレストランに新人添乗員?がついていく事になり、もちろん先乗りもおらず…
全くサービスが進まず、むちゃくちゃ焦ったんだよ!と帰国後かなり責められました。
本当にすみませんでした。でもそれ以上にありがとうございました。
配膳するのも遅いけど、現地の人の食べるスピードも猛烈遅いです。
とあるスペインのレストランに下見に行きました。
ランチしか営業していないところなのですが、街一番だという評判を聞いていたのでちょっと見に行こうという話になりました。
ただ時間はもうすぐ18時。
やってるかな、やってなくてもお店に人が残って後片付けでもしててくれればお話しだけでも聞けるかな?ぐらいの気持ちで訪ねました。すると、
まだお客さんがたくさんいました。
デザートや食後酒を楽しみながら全然帰る様子もなく…
お店のオーナーが言っていました。「もう年だから夜に店を開ける元気はない」
そりゃこれだけ昼の開店時間が長けりゃね。分かります。
次回はぜひ昼間にこの店に行ってみたいと思います。
つまり、日本人ももっとゆっくり食べれば問題がないのだが、習慣なので仕方がない。
ましてや視察やなんかで時間に追われてるときは、どうしようもない。
お店に頼んで早くサービスをしてもらうしかない。
そのために添乗員はじっと待つ。店員さんを信じて。
食事に時間をかけている国ランキング
でも、日本人はそんなにいつも慌ててご飯を食べてるのかな?そんなイメージはないような…
なので調べてみました。食事に時間をかけている国ランキング
- フランス 男性 133 女性 130
- デンマーク 男性 118 女性 120
- イタリア 男性 117 女性 112
- ポルトガル 男性 116 女性 108
- 日本 男性 104 女性 107
- ベルギー 男性 104 女性 107
- 韓国 男性 107 女性 103
- 中国 男性 104 女性 96
- ドイツ 男性 97 女性 101
- ポーランド 男性 90 女性 91
食事に時間をかけている国ランキング10 (単位は分) 参照元:STATISTA
あれ?日本意外と上位ですね。1回の食事に約35分。1位のフランスは約45分。
これには大きな罠があると思います。(個人的な意見です)
なんせヨーロッパ人の朝食時間は10分程度。(コーヒーと甘いパンくらい)昼か夜をガッツリ食べたらもう一つの食事はコールドミールだけが多い。
なのに1日130分という事はガッツリ食べる時に100分はかかってると思う。
そうすると外食の時にものすごーく時間をかけて食べる、またはホームパーティの時とかに半日かけるという事になると思います。
それに比べると日本人はまんべんなく1回35分と言う感じ。
結婚披露宴でも2時間って時間を区切るくらいだからね。2時間が限界かもね。
友達との飲み会では天井知らずだけどね。
さて、もう一回修行のやり直しですね。
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