添乗員の仕事

海外添乗員 乗継 スルーチェックイン Through Check-in 手荷物 外国 国際線

添乗員の仕事

スルーチェックインの基本ルールが、なかなか難しいらしくいつも聞かれます。

なのでおさらいしておきましょう。

以前ちょこっと書いた記事はコチラ↓↓

チェックインするときの話

こないだ聞かれたルートはアメリカ路線。日本からは日系航空会社でロサンジェルスで乗換アメリカの地方都市へ。

この場合、「ロサンジェルスで入国審査→荷物ピックアップして税関→乗継カウンターで荷物預け」となるんだけど、荷札は最終目的地までを日本出発時につけてもらわなくてはなりません。

でも航空券は別予約でとってあるとの事。

この場合一番確実なのは、航空会社に電話すること!(当たり前だけど)

でもそこは添乗員、基本ルールぐらいは知っておきましょ。

1.スルーチェックインとは

ANAのホームページより)

スルー・チェックインとは、経由地を含む旅程において、出発空港で最終目的地までの複数区間の搭乗手続き・手荷物のお預かりを一括して行うことです。スルーチェックインは、原則4つの条件を満たしている場合にのみ承ります。

  1. 乗り継ぎ時間を満たしていること。
  2. 乗り継ぎ便の予約が確保されていること。
  3. 乗り継ぎ便の運航会社がスルーチェックイン提携航空会社であること。
  4. 単一航空券上にあるご旅程であること。
  • 提携パートナー会社のシステムや乗り継ぎ空港の制約により、乗り継ぎ便の搭乗券が発行できない場合があります。また一部、スルーチェックインが実施できない空港もあります。 
  • 単一航空券でないご旅程においても、以下全ての条件を満たしている場合にはスルーチェックインを実施いたします。
    1. 無料手荷物許容量の記載がある航空券等をご提示頂くこと。
    2. 乗り継ぎ旅程において、お預かりする手荷物の重さ・サイズ・個数が無料手荷物許容量に収まること。
    • 但し、乗継先航空会社がスルーチェックイン不可としている場合は、スルーチェックインを承ることができません。
      なお他航空会社からのご出発においては、スルーチェックインが行われない可能性がございます。

ここに書かれている事からも分かるように、カウンターで乗継があると言えば最終目的地までのタグをつけてくれます。

これついていないと、ロサンジェルスでもう一回荷札を付け直さなくてはならない。つまりカウンターまで行って預け直しですのでとても大変です。

大事なことは、自分でチェックインの時にきちんと最終目的地を航空会社に伝えること!

2. 最終目的地

以前の記事でも書いたように、荷物の札を出すのは別の作業。

日本ではあまり起こらないかもしれないんだけど、海外ではスルーチェックインができるはずなのにそれを知らないカウンターの係員はけっこういます。

添乗員
添乗員

昔、ダーバンからヨハネスブルグ・香港乗継で日本に帰ってくるときにも係員はやり方を知らなかった。(私もやり方は知らないが…)

「いいから、JNBとHKGとNGOで入れてごらん」と教えたところ

「できた!」と言って喜んでいました。

でも香港で同じ飛行機に乗ってきた南ア人が上海に行かなくちゃいけないのにHKG止になっていて困ってる人がいました。

すぐ係員に言って手続きをしてもらいなさい、と言ってカウンターまで送り届けたけど間に合ったのかな?あの人。

もし、この南ア人が香港に入るVISAを持っていなかったらとても大変です。(たしか持っていなかった。)親切な香港人がどうにかしてくれたであろうことを願う。

念のためにいろいろな航空会社を経由した時の荷物運搬の責任はどこにあるかと言う規則もあるのでリンクを貼っておきます。→ IATAのページ

大事な事。もらったクレームタグを見て最終目的地があってるか確認すること

実際にあったのは、

① 東京行きの手続きばかりしていたカウンターで名古屋行きのチェックインをしたらTYOのタグが付いてきた。

これは気付いて付け直してもらったのでセーフ。

② 3レターの一字が間違っていて全然別の国に運ばれて行っちゃった。

これをやられたTCは、3レターが違っているよ、と声をかけたにも関わらず「合ってます!」と言われ結果、荷物がどこかに行ってしまった。悲しすぎる。

3. 予約をつなげる

さて、別切りの航空券で手配されてしまった時にもう一つやっておかなくてはいけないことがあります。

それは、予約をつなげること!

例をあげると、日本からホノルルの往復チケットと別切りのホノルルーハワイ島コナを持っていたとしましょう。

その場合、この二つの予約は同一人物の同一旅程ですよ、とチケットに情報を入れてもらうのです。

そうすると当日の航空会社で時間をかけることなくスルーチェックインができます。

添乗員
添乗員

これには苦い思い出がある。80人ぐらいの団体だったけな、まさにこのハワイ島行き。

予約は繋がっていなかった‥

当日チェックインカウンターで「いまから80人来るけど別切りのチケット持ってるから荷物スルーでお願いします」と言ったところ、回答は「多すぎて無理!」

ホノルルの税関後の乗継カウンターでも頼んでみたけど「多すぎて無理!」

ホノルルで全員荷物を持って国内線へ移動、そしてチェックイン。

当然国内線の係員には「なんでスルーにしてこなかったの?」と怒られるし…

したかったけど、できなかったんだもん…

「多すぎて無理」ってことは個人客なら対応してくれたんだろうな、きっと。


航空手配は難しいことがいっぱいなので、オペ担当の人の話をよーく聞いておきましょう。

そしてルールはいつも変わるので毎回確認しましょう。


荷物と言えば、今年の夏、ロンドンヒースロー空港ではえらいことになっています。

コロナ禍で人員を削減しちゃったのに、急激な旅行客の回復でパンクしてしまった様子。

これでは永遠に荷物は届かないでしょう。

ヒースロー空港第2ターミナルのロストバゲージ置き場

現在、ヒースロー発着の飛行機は減便要請をうけています。

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