今やっている仕事、全然進んでいる気がしなかったけど、今日ようやく一歩前進という感じがしました。
でもまだまだ先は長い。まだ終わりは見えない。
それに引き換え、旅行には必ず終わりが見えてるからね。
間に合わないままスタートしても、現場で「えい!やぁ!」でどうにかしてしまうことも多々あります。
だだしどうにもできない事もある。
例えば「渋滞」
そんな時、皆さんはどうしていますか?
ラジオのススメ
バスで移動中、渋滞にはまったらただじっと待つ?
時間帯や疲れ具合にもよりますが、日も暮れて観光がすべて終わっているなら寝ててもらうのが一番いいね。
でもそんなに都合よくやってきてくれない。
けっこうな長距離移動でバスネタも尽きて、その土地の曲もかけ終わって、昼寝も済んで静かにすごす時間も終わって、の後の渋滞だってよくあります。
私はたまに運転手さんに頼んでラジオをつけてもらいます。
誰かがしゃべってるのって心地いいもんね。
(お客さんに寝てほしい時には、マイクをもって歴史の話をするに限る。)
外国語は全く分からなくても、異国情緒あふれるし、運転手さんも気分良くなるし、いいことづくめ。
なぜ渋滞
先日、ノルウェーでの出来事。ベルゲンの観光終わってフィヨルド沿いにずっと走って行った時、途中で完全にストップしてしまいました。
なにが起こってるんだ?とみな興味津々。さっそく運転手さんがその辺の人に聞きにってくれました。
すると、「誰かの車が動物を轢いちゃった。ノルウェーで動物と事故するとなかなか大変。これは時間かかるかも」と言うではないですか?
うーん、やばいなぁ。パッケージツアーで時間は結構タイトだし、こんなところ抜け道や回り道ないし、そもそもUターンできるような道でない。
だいぶ留まってなきゃいけないんだったら、ちょっと運転手さんと事故現場まで歩いて見に行こうということになり、数百メートル先まで行ってみました。(お客さんは下ろしてはいけません!事故にあったら大変だから)
すると、確かに道の真ん中にデーンと止まっている路線バスがいました。
様子をうかがってみると、轢かれているはずの動物がいない…。ん?
単なるエンジントラブルでした。
運転手さん!君のそのまことしやかに聞いてきた話はなんだったんだ?と心で叫んだ。
そんなこんなはさておき、この場合添乗員は何をするべきでしょう?
- イライラしない、ぜったいに
- トイレの確保
- アポイント先に連絡
- 状況とこれからの予定変更の可能性についての説明
- どうでもいい話
添乗員は、いつなんどきもイライラしません。(心の中ではイライラしてもいい)余裕ぶっこいて対処にあたります。
そして、まずトイレを確保しましょう。バスにトイレがついていれば運転手さんに使用の許可をもらいましょう。
近隣に家や商店があればそこで借りるのも一手です。
繁忙期の北欧はすべての時間が予約されていると言っても過言ではありません。速やかに時間変更や何時までレストランがあいているのか確認しましょう。
もちろんお客さんとのコミュニケーションは密に。何回でも説明をしましょう。でもお客さんが心配になってしまうような話はうま~く伝えましょう。
そして、最後は自分のどうでもいい身の上話でもしながら渋滞が解消されるまで待ちましょう。
渋滞になる時
これは、ヨーロッパではクリスマスシーズンが一番でしょう。みんなお里帰りします。
その次がバケーションシーズンのリゾート地に向かう道。
にわかに信じられませんが、ヨーロッパの運転手さん意外と早く諦めます、そしてもう運転できない!と平気で言います。
- ブタペストでは、渋滞にはまり道を間違えたあげく「もう運転できない。ここで降りてくれ」と言われた。
- ナポリでは、散々渋滞にはまった挙句ホテル近くで一方通行逆に入ってしまい立ち往生「もう無理」といってハンドルを置いた。
- 対面通行の道で前方の見通しが悪く路駐の車も多いから、「もう進めない」と言われた。
こんなことは日常茶飯事。なだめてすかして‥いても仕方ないので、自分でバス降りて警官呼んできて誘導してもらったり、バスの前を走って大きく手を振って自分で誘導したり、バスを降りてそこらへん道行く人やタクシーに道を聞きに行ったりしてどうにかします。
渋滞になると、運転手さんの働ける時間も限界になるので、変なところで休憩を取らせされて何もできないけどとにかく休憩するなんてこともよく起こります。
そんな時でも、イライラせずに時に身をゆだねましょう。
(お気づきかもしれませんが、この様な状況下私が一番イライラしています。心の中で…)
トイレとお腹の心配を忘れずに!
雪の降り始めだとか、誰か偉い人が通るための通行止めだとか、出勤退勤ラッシュとか、道路を使う以上渋滞を避けては通れません。
ラジオでも聞きながら、気を長くして待ちましょう。
今日の歌は、クィーンです。
以上
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