先日の添乗での話。
ツアーデスク業務についておりました。
沖縄と言っても国内ですし、あまりお客さんは来てくれません。
そんな中、尋ねにきてくれたお客さんがいました。
その方のご要望は、
『男性５～6人で一緒にちょっといい感じのSPAでオイルマッサージをやってみたい、午前中に』
これは、難題です。
- まず、ちょっといいSPAというのは大人数に対応していません。
- 次に、午前中から開けているところはまずありません。
- さらに街中のSPAは、女性専用の場所が多いのです。
費用の方は少し高くても問題ないとおっしゃいますので、ホテル内にある場所の方がいいかなと思い調べ始めました。
ところが、今はコロナ禍。
時短営業やホテル宿泊客専用、または休業中、夕方以降のオープンなどなど全く見つからない。
滞在しているホテルの人にも助けを求め電話番号を聞きとにかく電話してみるも全て玉砕。
一緒にツアーデスクいた私の先輩が街中のSPAを片っ端からあたるも見つからない。
2人してもう全滅か、と思ったその時、先輩が一軒見つけてくれました。
ただし、いくつかの条件付き。
お客さんもずっと私たちが電話かけている姿を見ていたので、さすがに厳しいのだなと思ってくれたらしくこの条件はＯＫしてくれました。
一件落着。
でも実は朝このお客さんが出掛ける前に、軽く相談されていました。
『1時間1万円以上かかってもいいからいい所ないですか？』
その時は、人数も時間も性別もなにも聞いていなかったので
『じゃ、何軒かいい所メモしてツアーデスクに置いておきますのであとで寄ってください！』
なんて言って送り出していました。
さて、ではメモ紙を準備して値段順に松竹梅の3軒くらいリストしておきましょう！とした瞬間。
あそこがいいよね、と思ったホテルの名前が出てこない…
『ほら、あそこ、あそこ』
デスクにいるメンバーに語り掛けるも『あそこ』で分かるはずがありません。
『あそこの事？ここの事？』いろいろなホテルの名前を挙げてくれますが、そこじゃないことは分かる。
仕方なくスマホで検索してみるも、SPAの良いホテルで検索すると恩納村や名護のホテルばかり出てきてしまう。
全然ヒットしないんです、私の喉元まで出てきているそこのホテルの名前…
そこじゃないことは分かる。（二度目）
こんなに思い出せないなんて、これはツアーに出ていないブランクのせいなのか、はたまたただ歳を取ったという事なのか…（間違いなく後者でしょう）
最終的にはネット検索で見つけたのですが、あんな有名なホテルを思い出せないなんて。
その日は一日この歌を替え歌にして自分を慰めてました。
「桃色吐息」の替え歌で「青息吐息」
～歌詞～
忘れた 忘れた あそこの名前
綺麗に忘れて 一字も出てこない…
スパのいいとこは何処か？
お客に聞かれ～
あそこがいいと思い
話し始める～
老舗のホテルで～ 香りがよくて～
だけど場所が分からず 焦り始める～
那覇から近い～ リゾート風の～
名前が出てこず なぜ 不思議
金色 銀色 青息吐息
すごいと 言われた 時は短すぎて～
で、結局それはどこのホテルなのか？
答えは次回をお楽しみに！
（物忘れがひどくなってると感じたらこのサイトで脳の疲労度をチェック）
コメント