円安 だから海外なんて高くて行けんわ!
最近のお客さんからよく聞く言葉
円安 どうにもならないね、本当に。関連記事→海外旅行はもう安くなりません。 これを書いたのが2023年。
ここまでの円安誰が想像したでしょう…

シンガポールドルが134円だったわ!

ローマで両替したら1万円が34ユーロだったわ
*手数料が14€だったらしい
オーストラリアへ行った同僚からは

何もできない、何も食べれない、レストランに日本人がいない、お土産にブランドものなんていつの話…
こんなに海外行ってても、毎回新鮮に円の安さにびっくりしてます。
他の添乗員と話してても話題は一緒。円安
タイバーツに日本のトラベレックスで両替したら5.82円だったとか。
寄ると触ると円が安いという話をしています。
為替レートの推移比較
ちょっと調べて見ました。※円→外貨への両替時のレート(販売レート) AI先生の力を借りました。
個人の現金両替レート比較表
| 通貨 | 2026年2月 | 2019年2月 | 2016年2月 | 2011年2月 | 変化率(2011→2026) |
|---|---|---|---|---|---|
| 米ドル (USD) | 158.09円 | 113.67円 | 116.42円 | 84.50円 | +87.1% |
| ユーロ (EUR) | 188.22円 | 130.09円 | 128.11円 | 115.30円 | +63.2% |
| 英ポンド (GBP) | 218.65円 | 148.33円 | 163.89円 | 136.40円 | +60.3% |
| タイバーツ (THB) | 5.00円 | 3.64円 | 3.41円 | 2.75円 | +81.8% |
| シンガポールドル (SGD) | 124.91円 | 83.06円 | 81.35円 | 66.20円 | +88.7% |
| インドネシアルピア (IDR) ※100単位 | 1.05円 | 0.81円 | 0.86円 | 0.95円 | +10.5% |
| 韓国ウォン (KRW) ※100単位 | 10.91円 | 10.10円 | 9.72円 | 7.55円 | +44.5% |
| 香港ドル (HKD) | 20.31円 | 14.49円 | 14.92円 | 10.85円 | +87.2% |
| 豪ドル (AUD) | 110.19円 | 81.43円 | 82.42円 | 85.50円 | +28.9% |
| 台湾ドル (TWD) ※100単位 | 522.00円 | 369.00円 | 349.00円 | 289.00円 | +80.6% |
| カナダドル (CAD) | 115.62円 | 85.23円 | 82.71円 | 85.10円 | +35.9% |
| 中国元 (CNY) | 22.63円 | 16.89円 | 17.34円 | 12.85円 | +76.1% |
データ出典: 三菱UFJ銀行 外国為替相場(過去データ)を参考に作成 2026年2月のデータは2026年2月2日時点
あえて円がとっても強かった2011年(今から15年前)と比較してみました。
そしてこのころの記憶が鮮明。

15年前なんて昨日の話だわ。
変化率、すごくないですか?

シンガポールドル +88.7%
たった15年で!
先日はタイに行ってきましたが、1バーツも無駄にできない。だって5円超えてるわけだから…
各国の物価上昇率(2011年→2026年の15年間)
主要国・地域の累積物価上昇率
以下は、2011年から2026年までの約15年間における各国の消費者物価の累積上昇率です。
| 国・地域 | 2011年→2026年 累積物価上昇率(概算) | 備考 |
|---|---|---|
| 米国 | 約40-45% | 2020年代前半の高インフレが影響 |
| ユーロ圏 | 約35-40% | エネルギー価格上昇の影響大 |
| 英国 | 約45-50% | Brexit後のインフレ圧力 |
| 日本 | 約15-20% | 長期的な低インフレ、2022年以降やや上昇 |
| タイ | 約25-30% | 比較的安定したインフレ率 |
| シンガポール | 約30-35% | 先進国並みのインフレ |
| インドネシア | 約60-70% | 新興国の中では中程度 |
| 韓国 | 約30-35% | 安定的な経済成長に伴うインフレ |
| 香港 | 約25-30% | ドルペッグ制の影響で比較的安定 |
| 豪州 | 約35-40% | 資源国としての価格変動 |
| 台湾 | 約20-25% | 低インフレ基調 |
| 中国 | 約35-40% | 経済成長に伴う物価上昇 |
| カナダ | 約35-40% | 米国に近い動向 |
重要なポイント
1. 為替と物価の両面から見た購買力の変化
為替レート表と合わせて見ると、日本人の海外での購買力がいかに低下したかがわかります。
例:米ドルの場合
- 為替レート変化:84.50円 → 158.09円(+87.1%)
- 米国の物価上昇:約40-45%
- 実質的な負担増:約2.6倍(為替×物価の複合効果)
例:タイバーツの場合
- 為替レート変化:2.75円 → 5.00円(+81.8%)
- タイの物価上昇:約25-30%
- 実質的な負担増:約2.3倍
2. 日本の特殊性
日本は先進国の中で唯一、15年間で物価上昇率が15-20%程度と極めて低い水準でした。しかし、円安により海外での購買力は大幅に低下しています。
3. 海外旅行・留学への影響
2011年と比較すると、海外での実質的な支出は以下のように増加:
| 目的地 | 為替負担 | 現地物価上昇 | 合計負担増 |
|---|---|---|---|
| 米国 | +87% | +40-45% | 約2.6倍 |
| 欧州 | +63% | +35-40% | 約2.2倍 |
| タイ | +82% | +25-30% | 約2.3倍 |
| シンガポール | +89% | +30-35% | 約2.5倍 |
4. 比較的影響が小さい国
- 韓国:為替が+44.5%、物価が+30-35%で、合計約1.9倍
- インドネシア:為替が+10.5%と小さいが、物価が+60-70%で、合計約1.9倍
データの注意点
- 累積物価上昇率は、各年の消費者物価指数の変化を累積した概算値です
- 国によってCPIの計算方法や対象品目が異なります
- 2020年代前半(コロナ後)は多くの国で急激なインフレが発生しました
- 実際の体感物価は、個人の消費パターンにより異なります
参考:主要国の近年のインフレ動向
- 米国:2022年に8-9%の高インフレ、2024-2025年は2-3%台に鈍化
- ユーロ圏:2022年に8-10%、2024-2025年は2%台に低下
- 日本:2023-2025年は2-3%台で推移(30年ぶりの高水準)
- タイ:2025年は一時的にデフレ(マイナス0.5%前後)
注:累積物価上昇率は、各国統計機関のCPIデータおよびIMF World Economic Outlookデータを基に概算したものです
ちょっとだけ添乗員の愚痴
昔を知らなければ、全然問題ないのに… でも昔を知ってるからこそ今インバウンドの人の気持ちがよく分かります。
何もを見ても安い!買い物するなら日本!
昔、海外で買い物する時「安い!安い!」と言っていましたが、反対の身の上になって分かりますね。反省。
そして食事代見合いの金額が、30年以上変わりません!
アメリカでの実質負担増は2.6倍と出てるのに、私たちの食事代は据え置き‥
会社からは「からだが資本」と言われながら、食べ物は与えられない。
バーガーキングのMEALが規定額内で食べることができない。体が資本なのに…
まともな食事の量が取れない サンドイッチ+ジュースで規定額超えるかもしれない。
身体が資本だからね…
終わりに
コロナ前にハワイとか海外旅行に行ってた会社さんに見積もり頼まれたら、

だいたい2倍です。コロナ前の!
って言いたいね。
お得情報ならちょっとだけあります。
- セントレアの25歳以下パスポート取得キャンペーン )~2026年3月31日(火)急いでね
- パスポートの申請料引き下げ 2026年7月1日~ 関連ニュース:毎日新聞
- 10年パスポートの場合1万5900円から8900円! 大きいね!
それでも添乗員の仕事をしてると海外旅行は増えてきているという実感はあります。(もちろんコロナ前ほどではない)
とりあえず添乗員にできることは情報収集!お値打ち情報はもちろんですが、
- 物価高になる要因
- どんどん増えていく有料施設(ローマのトレビの泉とかパリのルーブル美術館、ヴェルサイユ宮殿が、2026年1月14日より二重価格を導入するとか)の把握
- 観光税や宿泊税がバカにならない金額になってる事
- アメリカの卵はすごく高いこと
- ヨーロッパの団体旅行への規制
なんで「こんなに高いのか?」と端的に説明できるようにはしておきたいですね。

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