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閑話

海外旅行 もう安くなんてなりません 海外にいかない日本人 3つの理由

閑話

海外旅行したいけど、今はまだ高いから‥ もうちょっと待ってから‥ 安くなってから‥ もう安くなんてなりません!

ちょっと落ち着いたかと思っていた燃油サーチャージがまた値上がりします。→ JAL12月分から値上げ

会社の朝礼で言ってたけど、海外の回復率はまだ50%に達してないそうな。

ここの記事でもハワイの物価高についてのお話しとかソウルの近況についての事なんかも書いていますが、本当にどこもかしこも高い。

昔は、台湾元なら3円強、タイバーツなら3円、シンガポールドル60円、オーストラリアドル60円… (いつの話だ?)だいたいの通貨の価値が分かってました。

多少の円高円安があっても想像の範囲内。でも円安が進みドルは150円、ユーロは160円を超した今、何ともなりません。

黄昏るしかない

台湾円は5円近くになり、タイバーツは4円をとうに超え、シンガポールドルなんて110円越えてまっせ!

昔の様な円高を期待する方がおかしいね。もはや

そうすると、海外旅行の予算はコロナ前の最低でも倍は準備しておかないと行けません。実際のアメリカの物価で考えると3倍と思っていた方がいいかもしれません。

日本人が海外に行かない理由

円安だけではありません。

そもそも海外旅行に興味がないのです。これは旅行社にとって由々しき問題です。

観光行動や観光心理に詳しい玉川大学の中村哲教授は、この結果に意外性はないと話し、コロナ禍以前の2019年から、年に1回以上海外旅行をするという日本人は10%程度だったと指摘する。

同氏が16年に実施した意識調査では、「海外に行きたいけれど行かない」という人と、「海外旅行に関心がないので行かない」という人は合わせて約70%に上り、うち「関心がない」派は約30%を占めていた。

日本のパスポートは「世界最強」と位置付けられているにもかかわらず、外務省によれば実際にパスポートを持つ人は20%に満たない。

CNN ”海外旅行に行かない日本人がこれほど多い理由とは?”から引用

ここにも書いてあるように、コロナ前から日本はすっかり旅離れ。パスポートを持つ人は20%しかいない。

以前なら大学生の卒業シーズンともなれば、卒業旅行とか言って海外まで出かけていました。

が、今は… Z世代は海外旅行に興味なし

https://webtan.impress.co.jp/n/2023/06/08/44995 からお借りしています
https://webtan.impress.co.jp/n/2023/06/08/44995 からお借りしています

この結果からおばちゃんが思うのは、「海外行ってこい!」ですね。

日本の事を知らなさすぎる。そして外国の事も知らなさすぎる。

添乗員
添乗員

原因は政治だと思うけどね

こんな教育制度にしちゃったから‥

ちなみにヨーロッパでは、外国をみて学ぶことが凄く重要視されています。

エラスムス計画(The European Community Action Scheme for the Mobility of University Students : ERASMUS)

3 計画の目的
これらの目的は、ECの経済力の強化と加盟国間の結合の促進という、極めて明確で具体的な目標をもって実施されている。

文部科学省のHPより引用

日本人でもこのプログラムに参加して奨学金が受けられるそうです。→エラスムス+

もう安くなんてなりません!

海外旅行に興味がないっていう人に興味を持たすことは、かなりハードルが高い。

添乗員
添乗員

行けば楽しいと思ってくれるんだけどね。

修学旅行で海外に行った子たちがよく言ってます。

「海外なんて全く行きたくなかったけど、来たら楽しかった」って

なので、「海外旅行に興味を持っていて、今は値段が高いからもうちょっと様子見」と言う人を対象に言います。

残念! もう安くなんてなりません。

海外旅行が安くならない理由

  • 円安は当分続く(たぶん)
  • 戦争が続くので燃油は安くならない
  • 日本の経済が止まってる間に他国は成長してる
  • 日本人が鎖国してる間に、ホテルなどの仕入れ力が弱まってしまった(送客実績がなくなった)
  • 航空機が少なくなったので取り合いになって価格高騰(オランダは環境問題でフライト数を制限された)
  • 航空会社やホテルスタッフやガイド・アシスタントがコロナ禍で離職後復職してない。人手不足なので料金爆上がり
  • 働き手を守る法律が、どんどん厳しくなっているので以前の様なツアーを組むとバスなど倍になる

安くはならない理由を言い出したらキリがありません。

提示された料金に対し、旅行会社で働く私たちがまずびっくりするのですから、お客さんはもっとびっくりします。

もしくは、それなりの旅行代金を支払ってるので(コロナ前で言うところの高額ツアーの料金)以前と同様のものを期待していたら、中みスカスカの格安ツアーの内容でびっくりする。

安くはならないので、海外にいくならこれぐらいかかると覚悟して準備しましょう。

少しでもお値打ちに

少しでもお値打ちに、と考えるなら調べまくるか普段から旅行関連ニュースに敏感に反応することが大事です。

幸いにも、日本人の旅行需要を喚起するためか、航空会社のキャンペーンなどが頻繁にあります。

例えば台湾

台湾はこうゆうキャンペーンよくやりますが、今回は”5000元が当たる”と言うビックなキャンペーンです。

しかも到着ロビーでQRコードかざすだけで抽選ができる。

こういうところはさすが台湾だね!さすがです。

サイパンにも行けるらしい

SNSが得意な人はぜひ。

あとはコツコツ調べましょう。航空券は比較サイトとかで、安いチケットを見つける。

今すぐKlookで予約!

「来年まで待った方がいいのかしら?」と、いつもご一緒しているお客様に聞かれました。

旅行代金高騰をコロナ明けの一時の事と捉えてらっしゃるようでした。

なので声を大にして言いました。

「もう安くなんてなりません!」

諦めて早く旅行に出掛けましょう。

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