添乗員の仕事

添乗員の仕事 ハワイ編 帰国日のご案内 Hawaii ガイド教本風 guide

添乗員の仕事

出国審査はありません。

バス内のアナウンス

ハワイ編の最後になりました。

今までのハワイの話はこちらから↓↓

チェックアウトも無事に済んだら、あとはもう帰るだけ。

でも添乗員さんにはもう一仕事残っています。

それはお客さんを無事帰国させること。

空港まで向かうバスの中は、もう疲れて即寝てる人もいますが、大事な事を要点を絞ってお伝えしておきましょう。

  1. 今日の予定
  2. 日本到着時の流れ
    • CIQについて(特に税関)
  3. 解散方法
  4. ハワイの空港での過ごし方
  5. 航空会社チェックインについて
  6. バスを降りてからの動き方

添乗員がご案内をする時、時系列にしたがって話すのは良い事ですが、大雑把に大きなことから話して細かく説明していくという方法もあります。

またバスを降りてすぐの事は、バスを降りる寸前に、日本到着後の大事な話はまだ皆んなが起きてるうちにしっかりと説明しておく、というほうほうもあります。

という事で今回は帰りのバス車内のご案内をガイド教本風に書いていきたいと思います。

(セントレア発、デルタ利用の慰安旅行を想定しています。)


それでは皆さまお揃いとなりましたのでバスを出発いたします。

お忘れものはございませんか?

パスポート、ありますか?

ここに入ってるはず、ではなく「目で見て、手で触って」必ずある事をご確認ください。

大丈夫ですか?

バスが走り出してから「やっぱりない」と言われましてももう戻れません。

あと手荷物に入れてください、とお願いしたもの、持ってますか?

日本の税関申告書、Eチケットの控、免税店で買い物して空港受け取りの商品の引換書がある人はその引換書。

添乗員
添乗員

追記 2023.06.10

税関申告書または税関アプリの登録、となりました。

6月現在

DFSは閉店中 7月に本当に開くのだろうか?

スーツケース入れちゃったという人でも大丈夫です。

もう一回、空港で荷物と会う事ができるので出せます。

「あ、コレもスーツケースに入れたい」というものがあればまだ間に合いますのでご安心ください。

大丈夫ですね?では出発です!


改めまして皆様、おはようございます。

アローハ!

いよいよ帰国日となりました。

みなさん、ハワイはいかがでしたか?

これから道路の状況にもよりますが、空港まで30分くらいかかるかと思います。

最後に皆様を空港まで送ってくれるのは運転手の⚫️●さんです。アローハ!

この時間を利用してこれからのご案内を簡単に説明して参ります。

お疲れのところとは思いますが、お耳だけ拝借いたします。

さて、本日の予定ですが、14:15発デルタ航空123便にて名古屋に向かいます。

飛行時間は、くる時より帰る時のほうが長く●時間を予定しています。

最初の機内食は離陸後1時間ほどしてからとなりますので、お腹が好きそうな方は空港内でお召し上がりください。

名古屋到着前にもう一度簡単な機内食があります。

大きな問題がなければ、●時●分にセントレア到着となります。

到着後は、もう日本ですので問題ないですね。

流れに従って入国審査、荷物の引き取り、税関を抜けて手続き終了となります。

最後に緊張するのが税関だと思いますが、みなさん、滞在中に拳銃とか麻薬とはお土産に買っていませんか?

拳銃は本物でなくても、拳銃の形をしたキーホルダーでも搭乗前のX線検査で没収となります。


ここで簡単に日本の免税範囲について説明しますね。

通常海外から日本に入ってくる外国製品には関税というものがかかります。

ですが、海外に行った方の個人的なお土産については一定の範囲を持って無税で日本に持ち込んで良いという規定があります。

それが免税範囲というものですね。

この免税範囲には大きく分けて2つの範囲があります。

量の範囲と金額の範囲です。

まず量の範囲からですが、お酒タバコ香水に適応されます。

お酒は750cc程度のもの3本まで、タバコは1人2カートンまで、香水は2オンス約50ccまでが量の範囲です。

金額の範囲は、1品目あたり10001円を超えるもの、コレを合計して20万円までが範囲となります。

もし「私大丈夫かな?」という人は添乗員まで聞きにきてください。詳しくご案内いたします。

先程も確認しましたが、日本の税関申告書お持ちですね。

日本では、税関に申告するものがあってもなくても提出が必要です。

なくしちゃった。という人は機内で配られますので必ず記入を済ませておいてください。

また滞在中にもご案内をしましたが、ビーフジャーキーとかお持ちでないですか?

肉製品は検疫の申告が必要です。

添乗員
添乗員

2023.06.10追記

肉製品は持ち込み禁止。罰金対象です。

『あ、買っちゃった』という人はセントレアに着くまでに食べちゃってください。

お腹の中なら大丈夫です。

検疫、税関は自己申告制となっていますので皆さま正直にご申告ください。

この税関を過ぎれば、帰国の手続き終了となります。


到着後は、特に集合等は致しません。

電車の時間もあると思いますので気をつけてお帰りください。

添乗員は、ターンテーブル横に控えております。

もし荷物が壊れてた、出てこないなどの問題がありましたらお知らせください。

添乗員
添乗員

ここは3つのパターンがあると思います。

・流れ解散

・空港から電車又はバスの手配がある場合

・解散式がある

バスに乗る前に幹事さんにしっかり確認をしましょう

2023.06.10追記

羽田の場合 乗継というパターンもあり

日本到着後の流れは以上となりますが、何か質問がありますか?

あと、米ドルの現金がたくさん余っちゃったと言う方いますか?

これは、もう再両替するしかないのですが、再両替レートというのはあまりよくないです。

もし、多額でなければ最後空港内のお店で使っちゃったほうがいいかもしれません。

それに、コインを日本に持ち帰っても両替できません。

売店でチョコレートでも買って、レジで余ってるお金全部出して足りない分だけクレジットカードで支払えば、きれいに余すことなく使うことができますのでお勧めです。

お土産なんかで使いきれないよ、という人は日本に帰ってからの再両替をお勧めします。

ホノルル空港内の両替所のレートはすごく悪い上に手数料をとられます。

セントレア到着ロビーに両替所がありますので、ご利用ください。


では、ホノルル空港でのチェックインについて説明しますね。

今朝ポーターが集めた皆さまのお荷物は、トラックで一足先に空港に向かっています。

この後、バスが空港に着きましたらまずは荷物が置いてあるところにご案内します。

ゲートや集合時間を説明した後は各自荷物をもってチェックインへと進みます。

ですので、もしスーツケースに入れたい荷物や出したいものがあればここが最後のチャンスです。

また、1つの荷物の重量制限は50パウンド(23Kg)ですので、心配な方は量りがありますのでそこで計ってみてください。

アメリカなのでパウンド表記です。びっくりしないでね。

また、鍵の施錠をしている方は外しておいてください。

TSAは、アトランダムに荷物の検査をします。

荷物の扱いは乱雑なので鍵はかけておかない方が安心です。

荷物に問題がなければ、チェックインカウンターに向かいます。

この際必要な物はパスポートだけです。

添乗員
添乗員

もちろんビジネスクラスの方がいればチェックインカウンターが違うのでちゃんと説明しておきましょう。

セントレアの出発と同じ要領で、まず機械でチェックインします。

添乗員
添乗員

追記

JALもANAもチェックインキオスクでチェックインです。

(たまに有人カウンター)

便名を入力します。(NH)

日本語の画面がありますので、その指示に従って進んでください。

周りには航空会社のスタッフもいますので、分からなければ聞いてください。

搭乗券が印刷されてきたら、その券をもって前方のカウンターへ進みます。

係がいるので荷物を預けてください。

念のためですが、『チェックイン、ナゴヤ』と言ってくださいね。

荷物の預けが終われば、チェックイン終了です。


その後、セキュリティ検査に向かっていくのですが、ここで重要なお知らせです。

セキュリティ検査後は、喫煙場所はありません

タバコ最後の一本を吸いたい方はセキュリティ検査に向かう前に、バス降車した場所まで戻ってきてタバコを吸ってから検査に向かってください。

ただし、セキュリティ検査は日や時間によってものすごく混みます。

時間配分は、自己責任でお願いします。

添乗員はこの後飛行機に乗る時しか人数確認をいたしません。

セキュリティ検査を過ぎたら、あとは搭乗開始時間までお土産を見たり、お昼を食べたりしながらお過ごしください。

時間は自分で確認してくださいね。

アメリカの航空会社は、日本のように親切に何回も呼び出しをしてくれたりしません。


免税店で「空港受取」と言われた商品は、最後の最後飛行機に乗るゲートの中での受け渡しとなります。

実は、入国の時あんなに時間がかかって、入国係官の質問にすごくドキドキしたのにアメリカには出国審査がありません。

だからアメリカの空港は、国内線も国際線も同じ出発ターミナルからとなりますので、安く買った免税品を国内線にのるお友達にぱっと渡すなんてこともできてしまうんですね。

そんなことしてしまわないように、国際線の飛行機の乗るところでのお渡しとなっています。

受け取り忘れのないように、お願いします。


さて、空港もいよいよ近づいてきましたね。

では、お休みになってる人はそろそろ目を覚ましてください。

なかなか起きない人がいたら周りの人起こしてあげてください。

時間通りに空港まで来ましたので、手続きに問題がなければ十分に空港での時間がありますので慌てなくて大丈夫です。

このあと、バスが停まりましたらもう一度忘れ物確認してからバスを降りてください。

その後ですが、皆さん自分お荷物を見つけたら本能的に荷物の所へ行ってしまいますが、添乗員よりもう一つだけご案内、搭乗口や搭乗時間、チェックインの場所、セキュリティ検査の場所、たばこを吸うところをご案内してからの解散となりますのでよろしくお願いします。

添乗員は一番最後に手続きをしていきますので、何か質問があれば私の所に来てください。

はい、それでは運転手さんともここでお別れです。サンキュー


添乗員は、もしレンタル携帯とか借りていたら空港での返却ですので忘れないようにしましょう。

あと、カウンターやセキュリティ検査の混み具合を見てご案内しておげましょう。

以上。

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