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アメリカ国別情報

添乗員のためのガイド教本 ホノルル編 到着日のご案内 Honolulu Guide ハワイ

アメリカ

ハワイが大好きです。

たぶんハワイが一番最初に行けるようになるのではないか、という期待をしています。

忘れてしまうといけないので、国内のバスガイドさんが使うガイド教本を真似てガイドを書いてみようと思います。

条件は、以下を想定します。

  • ホノルル空港到着後~ワイキキ到着までの約30分
  • 高速道路か下道、その日の混雑次第なのでドライバーさんにお任せ
  • 現地ガイドさんを手配していない場合

ハワイ関連の記事は→ 子連れハワイ 妄想ハワイ旅行 That’s why I told you


(空港出発時、人数確認・体調確認・忘れ物確認・運転手さんへの人数報告)

それではみなさんお揃いになりましたので、バス出発いたします。

約8時間の空の旅、いかがでしたか?少しはお休みになれましたでしょうか?

入国審査は問題なく通過できましたでしょうか?

ハワイの風に吹かれての最初の感想はいかがですか?

長いフライトお疲れ様でした。それではこれからいよいよハワイを楽しんでまいりたいと思います。

まずは自己紹介をいたします。名古屋でもご挨拶いたしましたが、本日より皆様のお供をいたします添乗員の●●です。滞在中はなんなりとお声がけくださいませ。そして、

空港にお向かいに来て下さったのは、運転手さんの●●さんです、アローハ!

短い時間ですが安全運転で皆様をワイキキまでご案内いたします。

早速ですが、ハワイには英語の他にハワイ語があります。そしてアローハは、大切な挨拶の言葉です。

元気な声で行ってみましょう。アローハッ!

アローハを覚えたら次は手を覚えましょう。

シャカサイン

よく、キツネの手になったりマコトちゃんのグワシになったりしている人がいますが、親指と小指を立てますので間違えないようにしましょう。

声が届かないところに知り合いがいたりしたときのあいさつに便利です。

アロハを覚えたら次に時計を合わせましょう。

ハワイと日本の間には、19時間の時差があります。ハワイの方が遅れていますね。

ですから今日の夜名古屋をたってきたはずなのに今日の朝ホノルルに到着しました。

今日は天気も良かったので窓側の席に座ってた人は日付変更線がよく見えたのではないでしょうか?(冗談)

最近は、時計ではなくスマホで時間を確認する方も多いと思いますが、滞在中のお時間の案内はすべて現地時刻でいたします。

時差がきつく変な時間にお昼寝してしまったりするかもしれませんが、必ず時間を確認してください。

では、これからワイキキ地区までの約30分。滞在中に必要な現地情報をお伝えしてまいります。

眠たい方もいらっしゃるかもしれませんが、目をつむったままでもけっこうですのでお耳を拝借いたします。

まず本日の予定です。

このあとバスはホテルに向かいますが、ホテルのチェックイン時間は15:00頃を予定しています。

それまでの間はさっそくフリータイムとなりますのでお楽しみください。

(もろもろスケジュールの案内をする。特にパーティーの件など)

まず、皆さんが到着したのは、ハワイ州の州都ホノルルにありますダニエル・K・イノウエ国際空港です。

2017年ハワイ州出身で日系アメリカ人初の連邦上院議員だったダニエル・K・イノウエに由来して名付けられました。

今はこの空港から街までのトラムを建設中です。

次回おこしなる時には完成しているかもしれませんね。

(降機してから入国審査に行くまでにバスに乗った場合)今日は空港内でバスに乗って移動したと思いますが、あのバスの名前はWIKIWIKIバスといって、意味は「急げ急げバス」になります。

のんびりなハワイにも急いで!という言葉があるんですよ。

WIKIWIKIバスもそうですが、このバスも右車線を走っていますよね?ここはアメリカですので車は右側通行になります。

道路を渡る時に、日本の癖で右、左、右とみてしまいますが、逆にしましょう。左、右、左と見なくてはいけません。

そして、ハワイの交通ルールには「横断歩道のあるところ以外で道を横断したら罰金」と言うものがあります。

添乗員
添乗員

ちなみに、横断歩道以外の場所を横断することを「J walk」と言います。

♪きれいな目をしてたんだね~知らなかったよ~♪

これは、旅行者だろうと外国人だろうと違反切符が切られますので十分注意してください。

同じ違反事項としては、「歩きスマホ」も禁止されています。地図などを確認したいときは立ち止まって落ち着いてスマホを見てください。

さて、滞在中のお水についてですが、ハワイのお水は飲めます!

ただ、日本の方は小さい頃から遠足に行っても「生水は飲まない」と言われていますから、ミネラルウォーターを利用した方がいいかもしれません。

添乗員
添乗員

最近は、ホテルにウォーターサーバー置いてあるところが増えてますので、

宿泊ホテルにあれば、教えてあげましょう。

飲める水ですから、歯ブラシ、シャワーには問題ありません。プールの水をもし飲んじゃってもそう影響ないでしょう。

レストランに行けば、お水が出てきます。これも水道水です。タダです。

もし出てこなくても、お水ください、と言えば出てきますので安心ですね。

次に、滞在中の治安について

ハワイは安全な場所だと思っていませんか?

たしかに、道を歩いていて突然刺されるという事はまずありませんが、置き引きなどはしょっちゅうです。

浮浪者が多いのも特徴です。

日が暮れた後に、人気のない道や公園へは絶対に近づかないでください。

ショッピングセンター内のトイレなどでも暴行事件が起こったりします。

「Wrong time, Wrong place」と言いますが、安全安心な面ばかりではありませんのでご注意下さい。

朝食ブッフェの時席に貴重品を置かない、写真を撮る時に荷物を道路に置かない、ビーチに貴重品をもっていかない、このような案内をすると「そんなの当たり前じゃーん」という声も聞こえてきそうですが、旅行中はやっぱりちょっと浮かれちゃうんでしょうかね。

普段やらないことをやってしまうのが旅行という非日常空間です。

十分に気を付けましょう。

また、カラカウア大通りには「オウムを連れた人」「募金を募る人」「銅像のふりをしてる人」などいろんな人がいますが、相手にしないでください。

もし、写真が撮りたいと思ったら先に金額を聞いてください。

勝手に撮れば、あとから大きな金額を請求されます。

また、募金の人たちは怪しいです。ドネーションと言われてサインなんかしないようにしましょう。50ドル~100ドルぐらい請求されたりします。

それと同じくらいに注意してほしいのが忘れ物です。

びっくりするぐらい毎日忘れ物の報告があります。そして一番多いのはスマホです。

忘れ物は日本と違って戻ってきません。

  • 「確かにバスの中に置いたのに」
  • 「絶対にレストランのあの席に置いたのに」
  • 「トイレにちょっと置いただけなのに戻ったらないんだけど」

と忘れ物をした方は強く主張しますが、ほぼ見つかりません。

なので、酔っぱらいそうな人はスマホをホテルに置いて出掛けるとか自衛策を講じてください。

ホテルの部屋にもし忘れた場合、空港まで持ってきてくださいと依頼された場合、小さくない金額を請求することになりますのでご了承くださいね。

さて、ちょっと怖いご案内をしてしまいましたが、ハワイはとってもいいことろです。

食事もショッピングもとても楽しいと思います。ぜひいろいろな場所にお出かけください。

その際に必要となるのがお支払い。

アメリカはクレジットカードでコーヒー1杯から何でも使えますので、カードをお持ちの方はぜひカードを使ってください。

カード会社にもよりますが、現金よりカードの方が、レートはいいです。

でも、友達と割り勘するときやチップを渡すときは現金がいりますよね?

そんな時、気を付けてほしい事。

ドル紙幣は皆同じ大きさで、新札はくっついてることが多いんです!

だからチップに1ドル上げたつもりが100ドルあげてしまったりしてしまう事があります。

ぜひ、お札は一度折り目を付けて一枚づつ剥がれやすいようにしておきましょう。

両替所はDFSかその周りのレートを表に出しているところが安心です。ショッピングセンターに入っている銀行なんかだとすごいレートが悪い時がありますので注意してください。

そして、アメリカのコインには数字が入っていません。

これはバスの中で説明しても難しいので、ガイドブックや無料タウン誌などで確認してください。

お店の人に見せてとってもらってもいいです。

添乗員
添乗員

ハワイでは、ショッピングバッグがすべて有料になっています。

エコバッグを持っていく事をお勧めします。

でも有料のカバンが安くて可愛いこともあるので見せてもらってから決めるのもいいと思います。

お金の話ついでに、とっても心配なチップについてもお話ししておきましょう。

レストランで席についてウェイターが注文を取ってくれるところにはチップが必要です。

レストランの人にチップが入ってますか?と聞いてもいいでしょう。またはチップを入れて計算してくださいと言ってもよいでしょう。

チップの事を聞くのは悪いことではありません。チップを置かない事の方がよっぱど悪いことです。

またタクシーの運転手さんにも、何か特別なお願いをした時、お部屋で集まって飲んで部屋をすごく散らかした時などもチップが必要です。

チップの払い方について、質問のある方はツアーデスクに来てくださいね。お待ちしております。

お部屋でお酒を飲んだり、とお話ししましたがここでお酒の話もしておきましょう。

ハワイ州でお酒を飲んでいいのは21歳からです。

レストランでもABCストアでもスーパーでも年齢確認があります。

お酒をのみたいな、買いたいなという人は必ずパスポートを携帯してください。

私が、ざっとこのバスを見渡したところ21歳前後にに間違えられそうな方ばかりが乗っていますので、パスポートをお忘れなく。

またコンビニやスーパーなどでお酒が買えるのは夜12時までです。それ以降は買えません。

さらに、公共の場所、ビーチや路上での飲酒は認められていません。

当然ですが、お友達がID忘れたからと言って買ってあげる行為もです。

飲酒に関しては厳しいルールがありますので、十分お気を付けください。


立て続けに注意事項をお話ししました。

ハワイの旅行はフリータイムが多いですし、知らなかったでは済まされないこともありますのでよろしくお願いします。

ホテルの事やオプショナルツアーの事などまだだま話したいことはありますが、まもなくワイキキに入ってきますので、その話はまたホテルブリーフィングの時にお話ししますね。

さて、ワイキキですがハワイ語で≪新鮮な水が湧くところ≫となります。ワイが水という意味なんですね。

先ほどハワイの水は飲めますよ、とお話ししましたがお水が豊富な島でもあります。

ワイキキは湿地帯のところにできた街なんです。

メインストリートのカラカウア大通り、山側に一本入ったクヒオ通りは覚えておくと便利です。

外国に来てますので、あの道を東に入って、とか言ってもなかなか分かりにくいですよね。

滞在中、何かの場所を説明するときにはビーチに向かって、とか山側の、とかダイアモンドヘッドを見ながら、とかの案内の仕方になると思います。

このカラカウアとクヒオも覚えてくださいね。

(バス停が見えてきたら)ハワイのバスはThebusと言います。一律料金で名古屋の市バスみたいな感じです。ただしおつりが出ませんので小銭を用意しておきましょう。

Thebus以外にホノルルの中にはたくさんのトロリーが走っています。それぞれ対象としているお客さんが違いますので間違えないようにしましょう。

(車窓から見えるお店やレストランを紹介しながら)まもなくホテルに到着となります。

このバスはここまでとなりますので、くれぐれもお忘れ物なさいませんように今一度ご確認のうえバスをお降りください。

バスを降りた後ですが、●●という場所にに向かっていきます。そちらでホテルの説明などを行いますのでもうしばらくお付き合いください。


ここまで。

実際には、添乗員への連絡方法や追加オプションの申込の仕方、レストランの紹介などまだ多岐にわたり話したいことがありますが、いかんせんバス内での案内時間は約30分。

飛行機の疲れと時差で聞いてるうちに眠ってしまう人もたくさんいますが、寝るのは体調管理に重要な役割を果たしますのでそっとしておいてあげましょう。

ヨーロッパの観光旅行ならその日に必要なことをその都度案内していけば間に合いますが、フリータイムの多いビーチリゾートは出発1日目が勝負。言えることは言うこと!困った時にどうすればいいかを伝えておくこと!が重要です。

それでは。

氷川君の『憧れのハワイ航路』でおしまいです。

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