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添乗員の仕事

海外添乗員のお仕事 基本編 チェックアウトの日 Check out day

添乗員の仕事

立つ鳥跡を濁さず It is an ill bird that fouls its own nest.

日本人は始まりの時間には厳しいが終わりの時間には緩い、というのは有名な話です。

チェックインは、完璧でもチェックアウトの日にボロボロでは意味がありません。

チェックアウトの日に慌てず騒がず飛び立てるように今回はチェックアウト!

モーニングコール Wake up call

最近は、スマホの普及に従ってモーニングコールを設定することは少なくなってきたかもしれませんが、それでも出発の日には全部の部屋に念のためにモーニングコールを設定したいものです。

が、所詮は人がやる仕事。

ならないときもあります。なんならよくあります。

なので添乗員は通常セットした時間の数分前に自分の目覚ましをセットしておきモーニングコールが鳴るのを待ちます。

5分待ってもかかる気配がなければ、確認するよりも先に全部の部屋に自分で電話します。

そしてお客さんが受話器をとったのを確認して何も言わずに切ります。

添乗員
添乗員

お部屋が同フロアで壁が薄いと、順番に電話が鳴っているのが聞こえてくるので安心です。

とはいえ、出発は早い時などは添乗員が電話していられないときもあります。

必ず

  • モーニングコールはならない時も(結構)ある。
  • 自分の時計でも目覚ましをセットしましょう

この2点は伝えましょう!

コロナ禍でどこにも行けないからWakieで外国人から起こしてもらえるそうです。

バゲージダウン Baggage down

チェックインの日に予約したバゲージダウンの時間は、前夜に必ず確認をしましょう。

そして自分のグループの前後に団体がいないかどうかも聞いておくとよいです。

ロビーの広さにもよりますが、他のグループの荷物と混同されると困ります。

添乗員
添乗員

たまに同じエージェントの他地区出発のツアーが、

同じ色の荷札で来ていることがあります。

要注意です。

できれば、バゲダンの予約時間のちょいと前にベルに行き、朝の挨拶を交わしておくのも一手。

バゲージダウンの時間になったら必ず確認をしに行きましょう。

降りてきた荷物は名簿でチェック。

バスのトランクに入れる前にもお客さん自身で荷物の確認をしてもらいましょう。

(荷物の数え方はコチラの記事で)

時間がなくてトランクに先に積んでしまった時には、バス乗車後でもいいので

『●●さん、今日は荷物2個でしたよね?』というような声がけもしましょう。

もちろん翌日荷物確認ができないことが分かっていれば、前日に荷物は添乗員がトランクに積んでしまう事をお伝えし、荷物の個数が変わる人には報告くださいと案内しておきますよ。

朝食 Breakfast

出発の日は、忙しくて朝食もゆっくり食べてはいられません。(でも食べるけどね)

朝食会場に添乗員がいないことを不安がるお客さんもいますので、

『明日の朝は荷物の確認等でロビーにいることが多いです』

と言うように所在をはっきりさせておきましょう。

チェックアウト Check out

何もなければ鍵を返却して終わりですが、支払いがありそうな団体の時にはフロントデスクに張り付いていた方がいい時もあります。

前日までに案内しておいたほうが良い事

  • 早朝出発の場合は、前日夜でも精算できます。
  • 金額を確認し、納得いかなかったら支払わずに添乗員を呼ぶこと
  • 時間がかかるかもしれないので余裕をもって
  • チェックアウトが必要か

最近は精算がなければチェックアウトしなくていい、というホテルもありますのでフロントに立ち寄らなくてもいいので簡単です。

一番困るのが、支払ってきてから『なんか金額おかしいんだけど…』とくる場合。

お金払う=内容認めた

ですからね。

払ったものを返してもらうという事は容易ではありません。

特に連泊の時は、身に覚えのないミニバーがついていたりします。

自分たちがチェックインする前に使っていた人のミニバーを請求されたりもします。

外国のホテルは基本自己申告制なので、向こうが言う、こっちが言うが合致して初めて支払います。

有料テレビを間違えてつけてしまった時は、すぐに電源を切ることも説明しておいてあげましょう。

有料テレビを間違って請求された場合は、見た時間の記録が残っているのでその時間を見せてもらって確認しましょう。

添乗員
添乗員

学生と一緒に昼間はプログラムに参加してて部屋にいなかったのに昼間にTVの記録がついているときがありました。

反対に夜中チェックインの早朝出発なのに有料TVがついてた時があって『間違いじゃないですか?』と強く詰め寄った結果、男性営業マンのお部屋だったというオチがついたこともありました。

出発時間は迫ってきていたら、手伝えることは手伝って時間通りに出発できるように努めましょう。

チェックアウトの時に聞かれることは、

  • Room Number?
  • Anything from mini bar?

の2点です。最後はちゃんと挨拶、サンキューと言ってお別れしてきましょう。


ここまできたら、あとは忘れ物確認を500回ぐらいしてから出発します。(忘れ物の話

添乗員
添乗員

とかいう私もレンタル携帯電話を忘れてDHLで届けてもらったことあります。

高くつきました。

今日の歌は、母を訪ねて三千里から『草原のマルコ』

♪さぁ出発だっ!いま陽が昇る!希望の光両手に掴み~♪

以上。

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