添乗員の仕事

海外添乗員の仕事 ESTA 電子渡航認証 渡航トラブル Trouble 確認方法

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海外旅行が戻ってきていると同時に 渡航トラブル が増えてます。2024年ゴールデンウィークの海外旅行はコロナ前の9割まで復活する予想ができています。

旅行者数は、新型コロナウイルス感染症流行前の8~9割程度まで回復(10連休だった2019年を除く)。前年の水際対策終了がGW間際の発表で海外旅行を断念した人が一定数いたと想定、その反動が見込まれる。
2024年ゴールデンウィークの旅行動向より引用

最近起きたトラブルを見てみましょう。

渡航トラブル 1. ESTAを申請したあとにパスポートを変更

これは、旅行会社ならではのトラブルだと思います。

通常、渡航のためのVISAや最近流行りの電子申請の代行を自分で頼む募集ツアーでは、依頼した後にパスポートを更新するってあんまりないことだと思いますが、会社単位の慰安旅行だとこういう事態が起きてしまいます。

<実際のトラブル>
・とある会社の周年旅行でハワイへ。社長や役員はご家族総出で出席です。
・社長のお子さん達はもう成人して東京暮らしのため、詳しい説明をしないままにお嬢さんのパスポート情報をもらう。
・パスポートの有効期間は1年弱あったので、残存期間も問題なし。
・旅行会社でESTAの代理申請
・渡航前には、ESTAがきちんと登録されているかも全確認 → 問題なし
・お嬢さんは東京から出発なので支店からの斡旋は特になし
・チェックイン時にESTA登録がされてないことが判明し、搭乗できず
・お話を聞いたところ、久しぶりの海外旅行で有効期限が1年未満だったのでこの機会に更新をした
でも誰にもそのことを伝えてなかった

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ちなみに私が働く旅行会社では、ESTAを申請したもののなぜか登録ができていない、という事象が頻発したために旅行前にはキチンと登録されているかを確認することを推奨しています。

この時は、幸いにも翌日の便が手配できたのですぐに追いかけて来ることができましたが、旅行シーズンで空席がないという事もよくあります。

この場合、旅行社の責任ではありませんが「誰かがトラブルで来れなかった」という事は旅行全体の雰囲気が下がりますよね…

ESTAの申請を請け負うときは

「このパスポートで渡航をしますか?」

と聞くことがとても大事だと痛感しました。

渡航トラブル 2.ESTAが登録されてなかった新郎

これは店頭経験者の方に聞いたお話しです

<トラブル実例>
ハワイで挙式をするために、新婚夫婦とそのご家族みんなで空港へ
チェックイン時に新郎だけESTAの登録がされていないことが判明
ワイキキの結婚式は予約済みのため、新郎を除くその他全員で出発
当日現地で挙式は行われる
新郎は日本からオンラインで参加

この時は、すぐにESTAが取れなかったからか、次便に空席を見つけられなかったか、航空代金が高すぎて諦めたか定かではありませんが新郎は追いかけ渡航をしませんでした。

でも翌年に仕切り直しをしにハワイへもう一回行ったそうです。めでたしめでたし


この他にも渡航関連のトラブルが今頻発しています。

特に教育旅行界隈は、旅行代金をかなり抑えているのか「出発に斡旋を出していない」「ESTAやETAはご自身で」という扱いも増えてるみたいです。

これと言った解決方法はないけれど、登録状況の確認くらいなら簡単にできます。

例えばPowerAutomateがあれば、そんなに難しくなく登録確認するためのプログラムができます。

知りたい人は、連絡ください。コンタクトフォームはここから

メールしてください

フィリピンやシンガポールのように渡航3日前から登録できる電子入国カードも増えています。

フィリピン eTravel

シンガポール Arrival Card

渡航前には必ず確認しましょう

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