最近は、とてもかわいいスーツケース用の荷物札が売られています。
びっくりしたのは、航空会社のステータスのタグが売られているという事。
もちろん番号などがないからなんの効力も持たない飾りなんだけど。
それでもつけたい人は、いるんだね。
今回は、荷札について
荷札の役割
ツアーに行くとき、旅行社から必ず荷物札が届くと思います。
これは、とても重要なので必ずつけてください。
大きな役割としては
- 航空会社に名前のない荷物は預けられない
- もし名前がついていないと航空会社に準備してあるペラペラの紙の札にカウンターで名前を書かなくてはいけません。
- チェックインに時間もかかってしまう原因になるので、予め準備して負いましょう。
- 荷物が流れてきたときの目印になる
- スーツケースにも流行りすたりがありますが、みんな似たり寄ったりのスーツケースをよく持っています。
- 荷物の取り違えを防ぐためにも、目立つタグをつけておくといいかも。
- 良いツアーだとポーターにピックアップを頼みますね。私たちは荷物のターンテーブルでポーターを見つけると「この荷札で●個ね」と頼みます。
- ロストした時に確認しやすい
- 荷物をロストすると、レポートを書きます。その時にスーツケースの形状とか目印を書き込みます。この時に名前がここに書いてある!というととても効果的です。
昔CDGでロストがあったとき、クリスマスシーズンだったということもあって空港は大混雑。
フリータイムがあったので、ロスバゲ3つぐらいだったけね、空港まで取りに行きました。
ロストになってるバゲージも山のようにあって、係員は探そうともしていない。
「こういう荷物を取りに来た」って言っても「もう見つけられないわよ」みたいな態度。「倉庫を見せてくれ」と交渉しさっがしに入らせてもらった。
そこで役に立ったのが荷札!
目立ってたね、すぐ見つけたので係員もびっくりしてました。
グループで動く時にはさらに役割があります。
- バゲージアップ、ダウンのスピードアップ
- ポーターがローマ字の名前を読むのは難しい。似たような名前があるときは間違えるもとにもなります。
- 私たちは、集合時にネームリストにある番号を荷札に書き込みます。この数字を目印に部屋番号を書き込んでいきます。
- 大型団体のバス分け
- 2台口以上のバスで走る時は、バゲージダウンした荷物を分ける必要があります。
- 名前とリストを見比べながら荷物を振り分けていくなんていう効率の悪い作業は、忙しい朝にやりたくありません。
- 色分けさえしておけば、あっという間に振り分けれます。
- 紛らわしい名前の時も番号が威力を発揮
- 中国人の団体の場合、Zhang, Chen, Chun, Chin, Jing etc… そして夫婦別姓なので、部屋番号を入れる作業だけでも気が遠くなる、とポーターが愚痴ってました。番号は大事!
今は個人情報もうるさいからね、名前が書いている面が人目に付くようなら住所まで書く必要はないと思いますが、スーツケースの内側とか、カードを入れるタイプならしっかりとローマ字で書いておく方がいいでしょう。
チェックインカウンターに進むときに、お客さんにお願いすることの一つに
「Check in to NAGOYA」って言ってください。っていうのがある。
お客さんは、航空券が名古屋なんだから、名古屋までって当たり前でしょ?って思ってる場合があるんだけど、実は預け荷物のクレームタグは搭乗券とは別に出すことができるんですね。
よくチェックインカウンターに行くと係員から
「お乗継はございませんか?」って聞かれるでしょ?
あれは、違う航空券で乗継便を買っているときに荷物をスルーで目的地まで預かってくれるという手荷物運送協定と言うものがあって、航空会社が違ってもこの協定に入っている会社間なら荷物をスルーで預かってくれると言うものです。(LCCはこれに入っていない場合が多い)
乗継地で荷物をピックアップするためだけに
- 入国審査して
- 税関通って
- 預け直しする
なんてやってられないし、そもそも乗継地のビザを持ってなければどうすることもできない。
そんな人のためにある協定です。
とにかくクレームタグの目的地は、係員が指定できると覚えておきましょう。
だから荷物をチェックインするときは、ちゃんと目的地を言った方が間違いないです。
実際に全然知らない3レターが書いてあって係員に「これ間違ってるんじゃない?」って聞いたのに「間違ってない」って言い張られて結局どっか行っちゃったことがある。
人に何か説明するときは、なんでそうなってしまうのかを正しく説明できるようにしてきましょう。
ということで今日の歌は、薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」
♪ スーツケースいっぱいに詰め込んだ希望という名の重い荷物を~♪
以上。
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