添乗員の仕事

海外添乗員 初心者向け シャワールームの使い方 基本編

添乗員の仕事

最近こそ聞かなくなりましたが、少し前までけっこうありました。

お風呂の水、溢れさせちゃった事件。

ビデの間違った使い方。

ヘヤ―ドライヤー爆発させちゃった。

いまさら人に聞けない『シャワールーム』の話です。


今時は、小中学校の修学旅行でホテルの利用方法は勉強しないのかな?

私の時代はありました。ホテルに泊まることが初めてでしたからね、中学生の時。

思い出しながら復習です。

  1. お湯につかりたい時は先にお湯をためてつかる。
  2. 温まったらシャワーで体洗う。
  3. この時にシャワーカーテンを内側へ引き入れること。
  4. で、お風呂さぁって洗い流して次の人へ。

という、流れですね。ところが、こんな簡単なことが外国ではうまくいかない。

≪起こりうること≫

● シャワーカーテンがない

けっこうありますね。または半分だけのガラスのカバー。

これはシャワーをできるだけ近づけて跳ね返りを抑えるしか方法がない。で、床には何も置かない。濡れるから。バスマットも上にあげておいてシャワー終わった後に敷いて使う方がいい。

たぶんあちらの人はあまり気にしてない。なぜなら乾燥してるからすぐ乾く。

● バスマットがない

これ、北欧であります。ガイドさんに聞いたら通常バスマットは使うからタオル類の洗濯を少なくするためじゃないか、って言ってました。

一つのタオルを犠牲にして足ふきにするしかないかも。そしてエキストラをもらう。

こういうホテルはチェックインの時に予めご案内が必要です。

● シャワーがない(蛇口だけ)バスタブはある

お湯ためて潜る。

● シャワーしかない

これは浴槽淵からお湯が出てくる可能性が高いのでいろいろ試してほしいです。

● 栓がない

結構よくある。それに ”栓ください” って頼んでもなかなか持ってきてくれないか、合わない栓をくれる。

こんな時は添乗員の秘密道具登場です。


いま、楽天で調べたらけっこうするんだね。(中国で安く買えますよ、でも見つけるのが大変かもね…)

万能選手です。栓の大きさを問わない。ゴムのカバーで止水してくれます。

問題は、お客さんに貸してそのまま忘れられること。ちゃんと返してくれるようにお願いしておきましょう。(何枚失くしたか分からない)

● お湯が出ない

よく起こる現象です。お客さんには、お部屋に入ったらまずお湯が出るか確認しておいてもらいましょう。

お部屋に入ったときにお湯が出てたのなら、その部屋の給水設備は問題ないです。貯水タンクのお湯がなくなっただけなので、時間がたてばお湯が出ます。

春休み期間中の学生ツアーが集中するホテルでは、朝まで待ってもお湯が出ないことが良くあります。ホテルの限界を超えています。春はまだ寒いけど、あきらめましょう。

値段なりのホテルに宿泊しているということです。

シャワーオンリーなんだけど、そのシャワールームがものすごく狭い時があります。下に置いたシャンプーやリンスをとるためにしゃがめない。

私は、シャンプー類を股に挟んでシャワーしました。アイデア勝負。


ビデ

いろいろな伝説をつくるビデですが、最近は日本のウォシュレットにもビデ機能があるので『これはなに?』という質問は少なくなったかもしれません。

でも、一人でも知らない人がいたら説明するのが私たちの仕事ですから、まずは自分がどんどん使ってみましょう。

ビデの使い方の説明はこちらから

こちらのページにもあるように、圧倒的にイタリアに設置されているということが分かります。

ヨーロッパのホテルでウォシュレット付トイレを求めるのはかなり難易度が高い。

『もう、ウォシュレットじゃなきゃ無理!』というお客さんは結構います。特におじさま。

是非、ビデを活用してもらってください。女性専用ではありません。


シャワールームは実は事故が良く起こる場所の一つです。

バスタブで滑って転ぶっていうのが一番怖いですね。

バスタブの底は平らでないことが多いということと、意外と滑るっていうのが原因のようです。

必ず手すりなどにつかまって出入りしましょう。

そして、お風呂の水溢れさす事件。

ヨーロッパ旅行は時差ボケがきついです。

一日の行程が終わりホテルにチェックイン。

バスタブにお湯を張ってる間にちょっと横にってなった瞬間、寝落ち。

気づいたときには床が水まみれ。

そうならないためにも、どんな時でもタイマーをかけておくのが良い方法。

最近はスマホがあるからね。5分とか10分とかね。

念のための海外旅行保険は必ずかけておきましょう。

以上。

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