ちらほらと国内が動きそうだという噂が聞こえ始めました。
でも、第2波が来たら…と決断がなかなかできない状況もありますが、
希望を込めて、国内事情をご存じない先輩方に
ちょっとだけ海外と違うところをお話ししておきたいと思います。
今回は修旅に特化していきます。
服装
スーツが望ましいです。(ダーク系)あ、ジャケット+パンツでも大丈夫。
「そんなことぐらい知っとる!」とお叱りを受けそうですが、なぜあえて言うかというと
どこでもスーツ
だからです。
以前、上高地に行くツアーが入りました。
素敵な避暑地で河畔をハイキングというイメージだったので、ヤッケにリュック、ハイキングシューズで添乗に行きました。
河童橋の上でお会いした添乗員さん、みんなスーツでした…
海外のTPOを考えた服装とは基準が異なります。
残暑厳しい京都のツアーが入ったとからといって、大きなつばのお帽子はふさわしくありません。
日傘もさしてはいけません。紫外線を存分に浴びてください。
海外で走ることはご法度ですが、国内修旅では走らねばなりません(年齢に応じた走りで大丈夫)
なので、ヒールの靴はふさわしくありません。
気を付けましょう。
荷物
キャリーケースはNGだと思っておいた方がよいでしょう。
2泊3日の修旅だったので、キャリーを転がして添乗に行った。
キャリーケースを持っていたのは、その添乗員一人だった。
(学校によってですが、)荷物が大きくなる場合は、
- 事前にバゲトラを依頼して別送している
- 生徒にキャリーケースを禁止している。
なので、どんな鞄を持っていた方が良いかしっかり確認をしましょう。
そして、別送の場合、荷物の上げ下ろしがあったりするので、動きやすい格好のほうがいいかもしれません。
ペンション村に宿泊のツアーに行きました。
そこで驚愕の事実! まさか、タオルがないなんて!!
国内だから(アメニティやタオル類が)何でもあると思わない方がよいでしょう。
お風呂から上がった後、ブルンブルンからだを振って水を切りました。
新幹線移動
JRさんはとても怖い。
ということを肝に銘じておきましょう。
- 駅員さんへの挨拶と団体改札の開閉のお願い
- 指定された集合場所の確認
- ホームに上がっていい時間
- 乗降できる時間の確認(名古屋はだいたい30秒~1分)
- ホームにいる係員へ乗降することを伝えておく(場合によって)
- 新幹線にとにかくはやく乗せこむための生徒たちへの喚起
- 車掌さんにあいさつ
- 先生方への差し入れ(今はもうやらないかなぁ)
学生の場合、そんなにトイレトイレ言われないので大丈夫だとは思います。
(たぶんいろいろあって見送りや迎えの)添乗員やバスガイドがホームに上がる際は入場券を買わねばなりません。
昔みたいに「どーも!」って言って通ってはいけません。
JRさんに怒られないように立ち振る舞いましょう。
生徒への案内や説明
これは、よっぽど頼まれない限り先生からの発信になります。
添乗員が表に立つのは、最初と最後の挨拶ぐらいです。
気を付けてほしい事、事前にお話ししておきたいことなどはできるだけ簡潔にまとめて先生方にお願いしておかなければなりません。
海外修旅の場合、渡航関係のお話しやホテルについてなどいろいろな場面で生徒たちに直接説明することがありますが、国内では裏方さんに徹してください。
高速道路のSAなどで、トイレ休憩をするときは、(運転手さん達との打ち合わせとかがなければ)交通誘導に入ります。
安全第一
トイレに行きたくても、まずは車の往来の確認。それからトイレに行きましょう。
妙齢の添乗員さんになると、トイレ問題はとても重要ですが、頑張ってください。
アレルギー確認
昨今、ツアーの悩みの種はアレルギー対策です。
基本、お宿さん、昼食、夕食などすべてに連絡が入っているはずです。
その学校の対応方、旅行者の対策案を必ず確認です。
私が行った高校では添乗員までエピペンの打ち方の紙が配られました。
航空会社へのエピペンの持ち込みの連絡も必須です。
営業マンがチーフのツアーなら営業マンがすべて把握しているので問題ないと思いますが、自分がチーフで行く時にはくれぐれも注意が必要です。
昔と違って、今はアレルギー持ちの子が、下手するとクラスの7割ぐらいいる時があります。
(もはや、好き嫌いなのか重度なのか軽度なのかも分かりません。)
食材によっては、食事箇所の対応なしのところもありますが、しおりに書いてあっても必ず先生にもう一度「ここは対応ありません」もお伝えしましょう。
修旅の食事には期待できません。
たまにはカレーや赤いウィンナーも楽しみましょう。
始めはこんなところでしょうか?
今日の歌は「戦争を知らないことども達」
以上。
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