先日久しぶりにとある募集ツアーに行ってきました。
コロナがまた拡大しているせいか、ツアーの仕事がまだ減っています。(私だけかもしれないが)
まぁでも時間がたっぷりあるのでパンフレットを熟読してから行きました。
(ある意味、熟読しすぎてしまったのかもしれません。)
最近は、バスツアーにも関わらずバスガイドさんを手配していないツアーも多くあります。
これはこれでどうなのか?とは思いますが、この話には関係ないので割愛。
でも一言だけ
「添乗員はガイドではない!」
今回もご多分に漏れず、バスガイドさんが来てくれる区間が限られていました。
当然添乗員は、バスガイドさんが来てくれない区間の勉強を猛烈にします。
所要時間から名前の由来、見学の仕方、トイレの場所、足もと気を付ける所、坂道階段の有無…
先輩に話を聞き、ガイドブックを開き、インターネットで検索し、以前の報告書を取り出したりなんかしながらできるだけ調べます。
ちなみにバスガイドさんにはきちんと教本があり、しっかり勉強をしています。
そんな勉強時間と経験を私たち添乗員が簡単に奪ってはいけません。
そんなガイド教本はこんな感じのものです。↓↓
(これ、昔サービスエリアとか道の駅の乗務員休憩室とかに置いてあったのにすっかり見かけなくなりました。)
もし買いたい人いたらこちらから→トラベル出版
話がそれました。
いろいろ調べて準備する中でどうにもならないことそれは…
野に咲く花の名前!
前置きが長くなりましたが、何が言いたかったかと言うと、今回のノーガイド区間はたくさんの野に咲くお花を見に行く部分だったんです。
なのでもう初めから戦意喪失。
でも、迫りくるXday。前日の夜までお宿のご案内や隣り合わせた添乗員さん達に聞きまくりました。
そうして迎えた当日の朝!
バスが来た!打ち合わせにし行かなくちゃ!できるだけいろいろ聞いとかなくちゃ!
はやる気持ちが抑えきれません!
バスに向かって走って行くと、そこには!
ガイドさんがいるじゃあ~りませんか!
ありがとう、来てくれて。
♪神様ありがとう~、僕にガイドさんをくれ~て~♪(ラスカルの歌で歌ってください)
事前にバス会社への確認はしなかったの?との声が聞こえてきそうですが、
しなかったんだよね~ ←ここ反省点
そもそもよくバスが変わるツアーだったので、どこの区間でバスに会う、お迎えはどう、運転手の名前は何?座席はいくつ?などなどたくさんちゃんと確認したのに、
ガイドはいない!と思い込んでしまってガイドさんが来てくれる区間をキチンと聞かなかった、私が悪いよね~。
ハッピーハッピーでマイクをガイドさんに渡し、お客さんにも「ガイドさん来てくれてよかったね~」なんて言っておりました。(事前にガイド乗車区間をお知らせしてたからね、パンフにも書いてあったし)
よかった、よかったと完全に気を抜いておりました。
よく考えれば、この時点でバス会社にもう一度確認電話を入れておけばよかった。
(だってたまにあるんだもん、ガイドさんいないはずの所に回送とかの関係で乗ってくることが)
そんなんです。なんと最終日朝、バスが来たのでルンルンで打合せに向かいました。すると
バスガイドさんが乗っとらせんでないか⁉
バス会社に電話してやっと分かった。バス会社のガイド手配は二日目の午前と午後。
これを何を勘違いしたのか旅行会社は2日目の午後と3日目の午前と解釈し、パンフレットに載せて指示書にもクーポンにも記載をしてしまっていたんだね~
ちなみにどっちがガイドを付ける区間として正解か?と問われればバス会社さんが正解です、もちろん。
ツアーが少ないとはいえ繁忙期。いまからガイドに来てと言っても空いてるガイドさんなんていません。
さて、何の準備もしない、浮かれポンチの添乗員がここに一人…
前日のガイドさんに「あしたも来ますか?」と聞いたら「明日は別のガイドだと思うよ♪」なんて会話をしていたからなにも疑っていなかった。
確認は大事!
すべて自分の落ち度です。
でもお客さんに悟らせてはいけません。「今日は私がご案内を!」なんて冗談を言いながら出発。
添乗員お得意の「なんとなく本筋に関りがあるようで、実はそう関係ない」話をひたすら続ける。
・目に入ってきたものを描写する。例)「海がキラキラ輝いてますね~」
・運転手さんの個人情報を勝手に公開する。例)「運転手さんの寮でのの食事はほぼ弁当でもう飽きてます」
・なんとなく地元の共通点を入れる 例)この辺りの標高は●●m 長野らへんと一緒です。
・身の上話をする。例)「添乗員はコロナ禍、どんな仕事をしてると思いますか~?」
・話の焦点を変える 例)次の旅行はどこへ行こうと思ってますか?
・同じことを何回も説明する。(もう限界)
ま、バレてるよね、手配ミス。笑
それでも優しいお客様方は、楽しかったよ~と笑顔で帰っていくのでした。
今日のひとこと 「確認電話を確実に!」
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