閑話

添乗員の愚痴 美味しいものを食べる権利 the right to eat 食いしん坊

閑話

先日とある現場へ行ってきました。

突然の仕事の依頼でしたが、大変そうなので何も言わずに現場へ急行。

仕事の内容的には全く問題がなかったのですが、問題は食事です。

そこは、周りに何もない(コンビニさえない)ホテル。

昼も夜も弁当が準備されていました。(よくある仕出し弁当ね)

が、お茶さえついていない!

チッ!

もちろんみそ汁なんてあるわけもなく、そして昼と夜は違いを見つけるのが難しいほど似た内容。

えぇ、分かっています。

出されたものにケチをつけるなんて、どんな奴だと罵られても受け入れます。

だから愚痴です。

弁当しか選択がないにしても、もう少し内容を考えるとか汁物付けるとかなんか考えられないのかな…

という事で、今回は食べ物へのこだわり

添乗員になると

だいたいの人は、ちょっと太めです。(たぶん。私の周りの人基準)

それには理由があります。

  1. 次の食事がきちんと食べれる保証がないので今の食事をきちんと食べる
  2. 出されたものはもったいないからちゃんと食べる
  3. せっかくだから、ここでしか食べれないからと余分に食べる

という事で、いつも食べ物の心配をしながら過ごしています。

でも、結局三食とも食べることができて、ツアー終わりには『食べすぎたな』と思って終わりです。

そして、忙しくて食べる暇がなくても食べます。だから早食いが得意。

添乗員
添乗員

私は、添乗員になる前から早食いです。

初めてデートした時も、緊張してしゃべりまくって彼より早く熱々の大きなハンバーグを食べ干しました。

さらにちょっと体調の異変を感じたら、『これは精をつけなイカン!』とまた食べます。

でも口癖は『痩せなきゃ』です。

美味しいものを知っている

添乗員は、美味しいものを知っていると思われがちです。

が、知っているのではなくて日々美味しいものを探したり、食べたりして勉強しているのです。

どこかの土地に行って、ここの名店は●●、老舗は■■、流行りの▲▲など試してみないと気が済まない。

もちろん全部を知り尽くすわけにはいかないので、添乗員同志情報交換もします。

自由食に向いてる店・団体でも満足できる店・ちょっと気取って入りたい店、さまざまなジャンルで食べに行ってみたりします。

反対に、食事に期待できない国に行く時は、お客さんにもきちんと説明をしながら食べます。

参考記事:イギリスはまずい?

好きな国は?と聞かれれば、『食事が美味しい国』と答えます。

手配された弁当が不味いわけじゃないけど

一回っきり、一日だけなら問題ないかもしれない。

(今私は1日に2回弁当だった、と愚痴を言ってるわけですが…)

これが、数日続くと本当にうんざりします。

なんでだろう。明確な答えが見つからない。

冷たい食事が嫌なのか、何となく味に変化が感じられないから嫌なのか?

でも、宅配弁当の広告を見ても『毎日食べても飽きない!』っていうのがキャッチコピーによく使われているから、やっぱり誰でも嫌になるのは間違いない。

むかし読んだ中日新聞のコラムにこんなことが書いてありました。

なぜ、家での食事には飽きないのか?
それは、家での食事の味付けは毎日微妙に違うから。

この原理で行くと、プロが作ったいつもきちんと同じ味だから飽きてしまうのかもしれません。

つまり作ってくれた人も手配してくれた人も悪くない。(でもお茶ぐらい付けてほしい)

これじゃないものが食べたい!と思うことは人間の本能なんですね、きっと。

安心してこれからも文句を言って行きましょう。


という事で、今日の歌は替え歌好きな私ならではの『Eat it!』

♪eat it~ eat it~ open up your mouth and feed it~♪ 楽しい!

以上。

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