前回、まずいです。
で終わってしまったので、少し捕捉します。
まずいって言う結論は変わりません。
それではその2
イギリス人もまずいと思っている
なにも渡英した日本人だけが、まずいまずいと騒いでいるわけではありません。
当のイギリス人がおいしくないと思っているのです。
Wikipediaの『イギリス料理』の項を見てみてください。
ちゃんと『不味い』って書いてあります。
「ジェントルマンは、暴飲暴食はせずに質素な食事を好む」
”美味しいスープがあれば、水を足して不味くしろ”
”目の前に、二つの皿が並んでいたら、自己否定の原則に従って、自分の好きでないほうを食べなければならない”
こんな言葉ばかりが並びます。
世界3大失敗料理
3位 スパイスを忘れたインドカレー
2位 ワサビを忘れた寿司
1位 イギリス料理
昔、シラク大統領がハギスの事を
「あんなもの食う連中は信用ならん!」と言ったそうな。
それに対して英外相が「シラクは正しい」といっちゃったもんだから大問題になっちゃったそうです。
ハギスはスコットランド名物ね。
食事に対する語彙が少ない
食事に対する情熱がないから、当然食事や料理に対する語彙も少なくなります。
Pudding【プディング】をググってみてください。
『蒸したり、煮たり、焼いたりして固めた料理の事。』って出てきます。
いや、全然違うんじゃないの、それ?同一料理にはならないよね。
一括りするのもたいがいにしてもらわないかん。
でも、イギリス人は困らない。
そこを細かく分ける必要を感じていないってことですよね。
だから、味覚に対してもそう。
『熱い!』も『辛い!』もHOTの一言で片づけちゃう。
ミールコントロールが大変
だからイギリス8日間なんてツアーを作る時には大変なことになってしまいます。
だって、美味しくない料理を8日間分提供しなくてはいけないんですよ!
そりゃ、現代のイギリスであればお金さえ出せばそれなりに美味しい食事を食べることはできるでしょう。
でも、ツアーでは食事にかけられる費用は限られています。
名物料理だって入れ込まなくてはいけない。その結果
- 悪名高いハギス
- これっぽっちも中身が赤くないローストビーフ
- コッツウォルズで食べるでかいだけの鱒
- 必ず焼きすぎるチキン
- レストランで食べるものじゃないだろ!Fish & Chips
- 何でもパイにしとけばいいと思ってるだろ
- 最後の頼みの綱、中華料理
- ほっとできるアフタヌーンティー
- 言うほどおいしくない朝食
こういった食事を毎日食べ続けなくてはいけない。
さらにメニューがメニューだからレストランではなくPUBに食事に行く機会も多くなって「なんだかなぁ」って思うけど選択肢がないんだから仕方がない。
PUBの食事もいいんだけど、お酒に合わせる料理だからね、塩味が強いか全く味がないかのどっちかです。(味がない時は塩コショウを自分でする。)
どこで、救世主はアフタヌーンティー(別にモーニングティーでもいいんだけど)これが日本人にとっては十分に一食分になる。
だからお茶タイムとして入れるのでなくランチにした方がいいね。
あ、もう一つ選択肢を思い出した。マーケットでフリー食!おすすめです。
インド料理では当たりにあたったことがない。
たぶん地元の人たちに合わせて不味くしてるんだと思う。
ジョークをもう一つ。「そんなに食べ物に困っていたなんて‥」
日本を訪れたフランス人『日本は豊かと聞いていたが、海藻なんかを食べている』
フランスを訪れた日本人『仏は豊かと聞いていたが、カタツムリなんか食べている』
イギリスを訪れた世界中の人『英は豊かと聞いていたが、イギリス料理なんか食べている』
幸いにも、イギリスを旅行したい、と思っている人達は食事は不味いらしいとある程度の覚悟をしてきてくれるので、助かります。
ですが、最後にはやっぱり”本当に不味い”とアンケートに書き記します。
こればっかりは旅行社が頑張っても改善できない…
今日の歌は、£1Fish 知ってる人はいないと思うけどね
市場で歌って商売してた人が、YOUTUBEに上がって歌手デビュー。
UKドリームだね。で、こうなりました。
以上。
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