”添乗員に向いてる人”なんて記事があったりします。
明るくて、人当たりが良くて、旅が好きで、世話好きで‥
そんな人ばっかりだったら気持ち悪いでしょ、普通。
実際はそうじゃない人が多いです。
それはあくまでも、そういう人に添乗員であってほしいと
願っている会社側からの要望でしょう。
実際は、
- 超まじめな人
- オタクが過ぎる人
- あまり笑わない人
- 話にオチがない人
- 魔法使いになろうと頑張っている人など変な人もたくさんいますが、
みなお客さんから高評価、指名のお仕事をもらって頑張っています。
添乗員はどんな性質なのかを見ていきましょう。
- 団体を率いることが仕事の添乗員は団体行動が苦手
- 団体を乱す人には厳しく接するのに、自分は団体を乱しているという意識がない
- 添乗員は変な人だと思っているが、自分だけはまともと思っている
- ツアーには終わりがあるので、オフィス仕事も頼まれたことをすぐ終わらせたがる
- 頼まれてもいないのに改善案を作る
- 報告と愚痴と自己アピール話の違いが分からない
- お茶を出してくれたらいい人
- 人が集まってるのを見ると数えたくなる
- 不幸自慢・トラブル自慢がとまらない
- 人の話を聞かない(お客さんの話だと聞ける・同僚の話は聞けない)
- 会話占有率が高い
ちょっと書き出しただけで、どれだけでも出てくる。
添乗員は、英語でTour Leaderと言います。リーダーだからね。
団体をうまく導くのは得意だけど、添乗員を集めるとね、大変です。
まさに「船頭多くして船山に上る」状態。
だから添乗員を何百人も集めて、超大型団体をするときは、ピラミッドが必要。
でもツアーはどんどん進んでいくので、ここのポイントではこの体制、次のポイントではこの支配下に入ってということを明確にしていかなくてはなりません。
もうそれはそれはお祭り状態になるんだけど、それもまた楽しからずや。
普段1人で仕事をしてますから、1人で解決することが板についている。だから突然〈助け合い〉とか〈協力して〉とか言われてもできないのです。
冒頭のお話に戻りますが、絵にかいたような
- いつも笑顔で
- 人当たりが良く
- 頼りがいがあり
- きれいな顔をした
- 若い人
なんていないのです。!絶対に。
いや、待て待て。添乗員を生業としている人は全国に1万人程いるらしいので、もしかしたらそんな完璧な添乗員さんもいるかもしれない。(私はあったことがない)
でもそんな添乗員に会える確率は低いので、自分の近くにいる添乗員で満足しましょう。
だから添乗員になりたいと思っているあなた!
安心して添乗員になってみてください。
みんなちがって みんないい by みすゞ
以上。
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