基本的には、添乗員のアサインと言うのは1か月くらい前になると分かります が、たまに「急遽行ってくれ」と頼まれる仕事もあります そんな時も行けるなら行きます 今年もそんな仕事が入りそうです
今回は、いきなり仕事が入る理由
いきなり仕事が入る理由 ① 不測の事態
本来行く添乗員が、身内の不幸や本人の病気けがなどにより行けなくなった
これはいけなくなった本人がとても気の毒なんだけど、病気やケガと言うのはなろうと思ってなるものではありません
基本的に添乗員を生業としている人は、責任感が強い
だからケガや病気を押してでも「行かねば!」と思います
以前にも、「腕を骨折したけど大丈夫ですから行かせてください」と言う添乗員がいましたが、無理です
本人は頑張るつもりでいるかもしれないけど、ご一緒するお客さんに迷惑がかかるでしょう…
また急性の胃腸炎にかかったのに「行かねばならぬ」と強行しようとした添乗員もいました
行くという強い意志は買いますが、やはりお客さんの事を考えると「やめる勇気」が必要でしょう
昔は、熱を出してても「添乗にでれば治る」と言われましたが…
実際に昔ですが、私も冬のドイツツアーに日曜日から言ってください、と金曜日の夜に言われたことがありました
さきほど行ける時は行きます!と格好よく言いましたが、実際に電話がかかってきた時は
ほかに誰もいませんか?本当に誰もいないなら行くので探してからもう一度お電話ください
と答えたところ当たり前ですが、すぐに電話がかかってきて
探しましたが、誰もいません
なので明日会社に来てください。引継ぎします!
押し切られてしまいました…
で翌日引継ぎに行き、よく分からなかったけど書類を受け取り荷物をパッキングして出かけました
冬のドイツ、とにかく暖かい服装を、と心がけてパッキングしましたが現地について大きな忘れ物に気付きました
冬用の靴がない…
雪も降ってたし、寒かったし、ヨーロッパは足元が冷えるんだよね‥ 痛恨のミスでした
まぁ、ツアーは問題なく終わることができたので良しとしましょう
添乗員は持ちつ持たれつ…
ツアーに突然行け、とまではいかなくても
などなど、いろいろな場面で助けてほしいと連絡が来ます
東に困っているひとがあれば助けてやり… でも結局添乗員の仕事も持ちつ持たれつ
なので行ける時は行きますよ!
いきなり仕事が入る理由 ➁ 添乗員依頼忘れ
営業さんが添乗員を頼むことを忘れていた、または催行先が忘れていたお客様からのリクエストで添なしから添付きに変えてくれと言われた
これも実際にあること。頼んだつもりになってたんでしょう
いざ引継ぎ日になって誰も来ない、「あれ?そういえば氏名報告きてたっけ?」「あれ?っていうか添乗員頼んでたっけ?」と気付くわけです。
そこからが大変、海外ならさらに大変。ビザがいる国なら詰んだ、ってなるところ
航空券だって緊急発券が間に合えばいいけど、ってかその前に空席があればいいけど…
それでも添乗員を探し出して(きっとお金は赤が出るくらいになってしまってる事だろけど)ツアーを催行させます
でもね、急にふられた仕事に頑張って行っても、会社はそんなに感謝してくれません
もうちょっと感謝してもらってもいいと思うんだけどなぁ…
いきなり仕事が入る理由 ③ お客さんからの要望
お客様からのリクエストで添なしから添付きに変えてくれと突然言われた、または突然添乗員を増やしてくれと言われた
海外旅行の場合、航空機へのネームインの関係もありますがけっこう早めにアサインが決まります
逆を言えば、1カ月半まえにアサインに海外が入ってなければ、その月は海外添乗なしという事になります
でも、突然仕事はやってきます
そこで思う事
いきなり添乗に行けと言われても、行けてしまう私達
どんだけ暇なんだ?
海外添乗であれば、最低でも4,5日ぐらいかかるわけでしょ?(3日間ってのもあるけどね)
まして連休を使った日程だとしたら、普通の人はもう用事が入ってたりすると思う
でも、派遣添乗員は休みの日、だいたい寝てるだけ、予定は特にない
仕事だよ、と声がかかればホイホイと出掛けてしまう
こんなところが都合のいい女になってしまう要因かな、と思いながら今回も添乗に行ってきたいと思います
添乗員はのんびり過ごすことに慣れてます→ Vacation
番外編 天候理由 思い出話
冬になると思いだす‥ 昔の事ですが名古屋に滅多に降らない大雪が降った時の事
出発を明後日に控え、ちょっとパッキングでもしとくかなぁとのんびり家で過ごしていたところ会社から電話が!
(私の担当は九州発のお客さん)大雪で航空機が飛ばないので明日朝一でセントレアに行って宅配会社からチケットを飛行機から降ろしてもらい、そのチケットを持って何とかして福岡に行ってくれ
翌日早朝とるものもとりあえず、セントレアに向かいました。チケットを受け取る手はずにはなっていたのですぐに受け取り出発便を見ると「福岡行が出る」と表示されています
すぐにチケットを買い、飛行機に飛び乗りひとまず博多には付きました。到着した福岡空港で確認すると1便以外の飛行機は全て欠航
ほっと胸をなでおろし、現地の係員にチケットを渡し任務完了!あとは翌日の出発に備え博多の夜を過ごすだけ、と思っていたところに思わぬ落とし穴が…
その日はクリスマスイブ、そして博多ではB’zだったかGreyだったかとにかくとても人気の人たちがコンサートをしているという事で、お宿はすべてソールドアウト
営業担当者に連絡しても会社が開いていないので宿が取れない。
仲のいい全くそのツアーに関係ない営業マンに電話して端末見てもらったけど、ホテルが空いていない!
空港のインフォメーションにも聞いたが、状況は変わらず
いよいよ万事休す、空港で一泊か?と思ったら営業マンから
天神に支店がある、今日そこ開いてるから事情を話して宿を探してもらえ
と電話が…
急いで大きな荷物担いで天神へ向かい、事情を話したところやはり端末では在庫0 でもそのカウンターのお姉さんが何件も電話してくれて最後にどうにか一部屋みつけてくれました
あのお姉さんの事は今でも忘れられません!ながなが書きましたが、あの時の天神のカウンターのお姉さん、本当にありがとうございました
これが言いたかった
念のため雪での欠航について→飛行機研究所
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