アメリカの小話。
ある善い行いをした男のもとに神様がやってきて言いました。
「よい男よ、一つだけ願いを叶えてあげよう」
男はうーんと考えて答えました。
「ロサンゼルスからハワイまで橋をかけてください」
神様は、困ってしまいました。橋を架けるのはコストがかかりすぎるのです。
「すまんが、他の願い事はないか?」
男はもう一度考えて、こう答えました。
「素晴らしい上司が欲しい」
神様は、言いました。
「分かった、ハワイまでの橋を架けてあげよう」
ちなみに、ハワイからロサンゼルスまでの距離は約3500㎞。
今現在の最も長い水上橋の長さは、約50㎞の港珠澳大橋です。(海中トンネル区間含む)
だから、ハワイまでの橋は夢のまた夢という感じですね。
添乗員をしていて、よく言われることの一つに
「橋を架けたらいいのに」
があります。(たぶん)
ソウルの漢江に橋が少ないから大渋滞になるんですよ、と言えば「もっと橋を架けたらいいのに」
ジブラルタル海峡の幅は15㎞ですよ、と案内すれば「橋を架けたらいいのに」
バンコクで渡し舟に乗って暁の寺院へ行けば「橋を架ければいいのに」(ちなみに橋はいっぱいある)
橋梁建設は、日本が世界に誇る土木建設技術の一つ。
だからすぐに「橋を作ればいいのに」と思ってしまうのでしょう。
という事で前置きが長くなりましたが、今回は「橋」の話。
参考記事:WIKI橋の一覧
ちなみに、ジブラルタル海峡には橋ではなくトンネルができる予定。
2025年完成ってなってるけど、たぶん10年くらい遅れるんじゃないかな。
漢江にかかる橋の最新はワールドカップ大橋。オープンしたのかな?
明石海峡大橋
これは覚えておいた方がいいです。
橋長3,911mの世界最大の吊橋。吊り橋ってところが大事ですね。
日本が世界に誇る日本のつり橋。ちなみに明石海峡の幅は4km。
(橋の工事と言えば、鹿島建設。ここのHPには添乗員のためになる話がいっぱい載っています。)
なぜなら、世界のあらゆるつり橋を渡る時、その長さを説明しますよね。
その時、『世界一は、明石海峡大橋の3911mです!』と言わなくてはいけないから。
はやく言わないとね、抜かれちゃうから。新しい橋に。
ちなみに、次に世界一になりそうなのは『メッシーナ海峡大橋』(全長:5,070m)。
イタリア南部のカラブリア州とシチリア島を結ぶ橋です。
が、イタリアだからね、財政困難や政権交代でまだできてません。
ゴールデンゲートブリッジへ行ってもブルックリン橋を通ってもハルダンゲル橋を往復しても何しても明石海峡大橋が世界一です。
橋の意味
橋は単に交通路の一部として機能するにとどまらず、その両側の地域を心理的に結び付けるような役目を果たすとともに、人間の力と知恵の象徴としての記念碑的な意味をもつので橋には美しさもまた必要である。
https://kotobank.jp/word/%E6%A9%8B%28%E3%81%AF%E3%81%97%29-1577123
以前、ユーロ紙幣について という話でも書きましたが、橋というのは大変重要な意味を持っています。
(ユーロ紙幣の片面には橋、もう片面には門が描かれているっていう話ね)
添乗員をしていてもなかなか建築様式が覚えられない…。
でも百聞は一見に如かず、ユーロ紙幣さえ見せとけばね、分かる人にはわかるでしょう。
(願わくば、紙幣の隅っこにでも”バロック様式”とか書いておいてほしいわ)
クイズ機能と言うものを覚えました。
使ってみたかったんです。ちゃんと動くかな?
今日の歌は、アルフィーの桜井さんが歌ったS&Gの「Bridge Over Troubled Water」
以上。
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