マナー

閑話 添乗員のこぼれ話 こんな人たちは恥ずかしい… Shame on you お客さん編 Guest episode

マナー

今まで、マナーについて書いたりしてきましたが、やはり例題があった方が想像しやすいと思いまして

今までご一緒にしたお客さんの中で、今でも忘れられないくらいの衝撃を残した人を一部紹介していきましょう。

オーストラリアの夜

テーブルマナーなど難しいことは考えなくても食事を楽しめればいいじゃないか?と思う私はあまり現地であれこれ言う方ではありません。

それに日本でしている普段のマナーでそんなに突拍子もない事をする人はいないと思ってましたから。

で、ある夜。ほぼ貸切のレストランでの一コマ。

「どうぞ、おうちにいるように寛いでお食事お召し上がりください!」と言ったらある男性のお客さん。

片膝あげて食事しました。肘じゃないよ膝!

靴を脱ぐのも非常識だし、片膝抱えて食事って… まだまだ知らない世界はある。

中欧のツアーで

3組のご夫婦のみ6名参加のツアーだったのでいつも食事のテーブルは一緒。

少人数なので和気あいあいと進むと思いきや、あるご主人。

食事中も観光中もずーっとスマホに夢中。(何を見ていたのかは知らない)

食後だけじゃなくて食事中もですよ。聞けば元教師。

同席していた方々ももはや何も言わず。

当然奥様はあきらめムードで周りに謝る。ご本人は…

今の流行りについて行かなくてはいけないんですね、ご苦労様です。

リオデジャネイロの夜

ブラジルと言えばカーニバル!とは言え2月のツアーでもない限りサンバーダンサーには会えません。

でも、観光客のために街の踊り子グループが来てくれることがあります。

本格的な衣装に鳴り響く太鼓!サプライズ演出で登場したダンサー達にお客さんも大興奮。

大興奮ついでにダンサーのおしりを触っちゃいました。

犯罪です。

厳重注意で許してもらいましたけど、目の前で痴漢行為が繰り広げられるとは‥

ドイツの片隅で

ビールが有名なドイツ。

そんなにお酒に強くなくても、せっかくだからと飲みたくなってしまったのですね。

4人グループでビール1杯。しかも空のグラスを3つよこせと言いました。

もちろんTIPは払うように言いましたけど、恥ずかしい事この上なし。

日本人が金持ちだって? 30年前のお話しです。

添乗員
添乗員

びっくりするけど、レストランで水も頼まずにカバンに忍ばせておいたお水を飲むお客さんもいます。

日本でやらないことは、外国でもやらないでほしい。

ミラノの高級ホテルで

素敵な朝食会場。バターはエシレが置いてありました。

そこで手のひら大のパンをおもろに手に取り、バターを塗りたくりました。

バターは一口大にちぎって食べましょう、と言ってたテーブルマナーの先生の顔がよぎりました。

しかもこの行為をしたのは社員添乗員。まじか…

でもとてもおいしそうに食べていたので、それは悪くない顔でしたね

台北のお土産巡り

アジアのお買い物では、値切るのも楽しみの一つ。

私も結構頑張る派です。

でもそれはある程度の数を買うとか、それなりの金額を払うときの話。

ところが、そのお客さんは1個100元のお菓子を1個買うだけに私に値段交渉して、と頼んできました。

「恥ずかしくてできません」と答えました。

この会話、お店に人にはバレてないはず。

いったいいくらにしてほしかったのだろう…


どんどん思い出してくるね。

上記にあげたものはすべて私がご一緒したお客さんですが、忘れられないのが他社ツアーに参加していた一人参加(この方も元教師らしい)の女性。

8日間のヨーロッパツアーにリュック一つで来たというものすごい旅慣れた人だったらしいのですが、現地では一銭も使わなかったらしい。

レストランに入った時ももちろんお水さえ注文せず。でも食事中におもむろに咳き込むらしい。

見かねた同席の人がお水どうぞ、っていうをもらい続けて一週間過ごしたらしい。

言葉が出ない。


ま、外国でしょっちゅう怒られている私なんかに言われたくないかもしれないけどね。

という事で今回の曲は「うれしはずかし朝帰り」ドリカムで行こうと思ったのに動画がない。

自分で歌ってください。

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