マナーだとか、習慣だとか
外国に行くときに気を付けなくてはいけないことはあるけど、
こんなことも?と思う「してはいけないこと」、ありますね。
大声を出す
わたし、これ一番よく怒られる。
- 空港でお客さんを呼ぶ
- ガイディングをしてる時
- ホテルのチェックインの説明時
- 道端で案内をしてる時
私は、たぶん声がでかい。でかいというより通る声というのでしょうか?
なので、大きな声で話しているつもりはなくても、人からは大きい声だねっと言われてしまうことが多いです。
大きな声を出しては、いけないと分かっているのに、(母の生まれが漁師だからでしょうか、みんな声がでかい。私よりでかい)小さくできない。飛行機のなかでこそこそ隣のお客さんと話していただけなのに、降機すると、3つ前ぐらいに座っていたお客さんから、「よくしゃべってたね、全部聞こえたよ」と先日も言われてしまった。
やさしいお客さんだと、「聞きやすくていいよ」なんて声をかけてくれますが、実際いろいろな場所で、まさに≪怒られる≫場面はとても恥ずかしいです。
先日も、ホノルルの空港のターンテーブルでお客さんを待ってたんだけど、全然来ない。同じフライトのお客さんの荷物全部なくなっても、まだその人だけ来ない。これは、違うところを探してるに違いないと思ったけど、旅行初日。お客さんの顔なんて覚えていない。で、空港の係員に聞きました。
私 : 大きな声で呼んでもいい?
係員 : ダメ!
残念。まぁ、どうにか迷ってそうな人に片っ端から声かけて見つけましたけどね。
大きな声で叫ぶと事件だと思われる。
添乗員になるにあたっての勉強で、外国で日本語の旗持つと、デモだとか、抗議とか、宗教集団とか分からない言葉に恐怖を覚えるので、持たない方がいい、と言われました。それと同じで知らない言語でなにか突然叫ばれると、不気味さを与えてしまうのかもしれない。
建物の中でのガイディングやホテルのロビーでは、そもそも大声が似つかわしくないよね。良いホテル・レストランになればなるほどその傾向は強いと思う。周りに迷惑にならない程度の音量でお話ししましょう。
ちょっとと離れた人を呼ぶとき、あちらの国ではよく「プスプス」と息を発します。
これ、響くからかけっこう離れている人にまで届きます。
だから重宝するといえば重宝するんだけど…
お行儀の悪い行為だという事だけ覚えておきましょう!
添乗員が怒られると、ご一緒してるお客さんまで恥ずかしい思いをさせてしまうからね。
TPOを見極めて、言葉を発しましょう!
走る
これもダメ~。空港の中で走ってるのは、乗り遅れそうな人だけ。
街の中で走っているのは、泥棒とおまわりさんだけ。
と言われます。だから、よく集合時間ぎりぎりになっちゃってバスに向かって走ってくる人いますが、走らなくていいです。早歩きで十分です。危ないしね。
さらに、交通マナーが悪く感じる国でも、横断歩道のない場所では、横切る人も車を運転してる人も、歩いてこのくらいのスピードでくるはず、とお互い計算しているので、
突然走られると、感覚が狂ってかえって危ない!
と言われたこともあります。
日本では、添乗員が走っているのはよく働いてる証拠?なのかもしれませんが、外国では走らないように気を付けましょう。(もう走りたくても走れないけど・・)
話はずれますが、先日NYへ学生ツアーでご一緒した時のこと。
私1人で80人の生徒3人の先生を連れて20ストリート分ちょっと歩いて移動しなくてはならないとこがありました。
とうぜん信号にも全部引っかかるので、小一時間ぐらいかけてのホテルへ帰ったのですが、翌日ガイドさんに言われました。
「そんな大人数で歩いてると無許可のデモだと思われるからやめた方がいい。
この間も駅で日本人が団体写真を撮っていたら、警官が来て
『無許可で集まるな!ここですぐ解散しろ‼』と言われたばかりだよ。」
気を付けましょう!
地べたに座る
立ってるのがつらいのか、運動場で座りなさい!といられて育ってきたせいか、地べたに座ることが、良くない行為だと思ってる人は、少ないかもしれません。
ダメです。
外国の人は、ほとんど『床、地面は汚い場所』と認識しているのでそんなとこに座ることは習慣としてないんですよね。
先日も、とあるビルのロビーを集合場所に指定しみんなが来るのを待っていたところ、警備員から『座るな!』と怒られました。
でも、けっこう早めに来ちゃった子とかもいて長時間待っていたから、疲れちゃった子がまた座っちゃうんだよね。
で、警備員がきて、『座るな!』の繰り返し。
何回かのやり取りの後、彼が言った。
『尻を着かなければOK。着いたらダメ!』
なんだ、それ?
やっぱり靴をはいてる足との違いかな?
ほかにも、集団で地べたに座ってる子たちを見て『みて、座ってる!』とこそこそ言われたこともある。
やっぱり、みっともないから地べたに座るのはやめるように注意しましょう!
以上。
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