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海外旅行添乗員 外国でのマナー Vol. 11 座らないで! don’t sit down

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海外旅行 どこでも座る それは恥ずかしい 外国でのマナー 座らないで! 立っていられない? 日本でもいっしょ

長く時間を過ごすなら少しでも座りたい。

この気持ちには、私も激しく同意です。だって疲れるもん。

でも、場所をわきまえず座り込んだりしません。みっともないことだと知っているから。

でも、そんな常識を覆す光景が…

先日のハワイ入国審査での長い長い列に並んでいたところ見かけたとあるご家族(父、母、子供小学低学年くらい)

ハワイには慣れていると思います。長時間待つことは想定内だったのでしょう。この時期(コロナ後)に家族旅行で来るぐらいだからそれなりの暮らしをしていらっしゃるのでしょう。

折りたたみ椅子持参し行列の間に座っていました。

お子様だけでなく、お母さまも

むかしジベタリアンと言う言葉が流行りました。

ところ構わず地面に腰をついて座る人を意味する言葉であり、1997年から使われている。語源は菜食主義を意味する言葉「ベジタリアン」と地面を意味する言葉「地べた」をかけたものである。

渋谷近辺から出現した言葉であり、例えばコンビニの前や階段、電車の床など、どこでも座る人を言う。なお、現在では死語となっている。

ジベタリアンが増えた原因については、洋式トイレの普及の他、食生活の変化や体力の減少などの説がある。2000年版の知恵蔵では、かつてのおしゃれ志向な若者とは異なり「大人や社会に対する反抗」というメッセージが含まれておらず、「ただ楽だから」という理由で悪いと知らずに座っていると指摘している。また、この理由に私生活至上主義が拡大し、「公共空間」意識が失われてしまったとしている。

wikipedia「ジベタリアン」概要から引用

でもすでに死語になっているらしい。その辺で座ることが常態化しているという事なのか?

外国で地面に座るという事

たぶんですが、外国において(特に先進国において)地べたに座るという事は、基本的にホームレスとかに思われる。

地べたに座る人が多い場所は、治安が悪い場所だと思われる。

だから、建物内など警備員がいるようなところでは注意を受けます。

場面❶ 尻を着けるな

以前、とあるビルのロビーを集合場所に指定しみんなが来るのを待っていたところ、数人が座ってしまいました。するとすぐに警備員が来て『座るな!』と怒られました。

でも、次から次へと集まってくるので、その子たちがまた座っちゃうんだよね。

で、警備員がきて、『座るな!』の繰り返し。

何回かのやり取りの後、彼が言った。

『尻を着かなければOK。着いたらダメ!』

なんだ、それ?

場面❷ 名物

台湾でバス待ちをしていたところ、バスが渋滞にはまってしまい到着が遅れていました。

1日歩きまわって疲れていた生徒は、地面に座っておとなしく待っていました。

そこを通りがかったローカルの女の子たち

「わー、日本人ホントに座ってる~」と言って写真を撮られました。

日本人はどこでも座る、と有名な話だったようです。

あのイミグレの列で座っていたお母さま、小ぎれいななりをしていたのに‥‥ 残念。

でも注意は受けていなかった。ちょっと変な目で見られてたけど(私から)

椅子を持ってきてたから、お尻が床についてなかったからなのか?

でも列はどんどん進んでいくわけだし、その間は常に椅子を動かしてとにかく座り続けていたのでけど何かご病気だったのだろうか?

でもそうだとしたらハワイに子供連れて遊びに行かないよね。

う~ん、謎。

世界一座る民族

オーストラリアの研究機関が世界20カ国を対象に「平日の総座位時間(覚醒状態で座ったり寝そべっている時間)」を調べたところ、なんと日本は世界最長の「1日7時間」であることがわかりました。

スターバックス健保から引用

オフィスワークで言えば、自分の体感だと7時間どころじゃないけどね。もっと長い。

でも、添乗に出掛けると立つ時間は長い。歩いてる時間も長い。立って待ってる時間が一番長い。

極端すぎるのかもね、この仕事は。

先日、これまた長い長いフライト時間の国に行ってきました。片道30時間越え?(乗り継ぎ合わせて)

そのフライト中に気付いたこと。

外国人座らないね~

以前、立ち続けることの回でもご紹介した通り、欧米の人ってびっくりするぐらい座らないんだよね、習慣として。

通路とかギャレーでずっとしゃべってる。ま、こんな長時間座ってるのは日本人だって苦痛だから分かるけど、それにしても元気だわ、ずっとだよ

視察旅行でオフィスなんかもよく見学しますが、スタンディングでお仕事する人も多い。机も立って仕事ができるようになっている。

基本が立ち姿勢なんだろうね。

海外旅行に行くと長時間待つことが多い

海外旅行に行くと、イミグレだけでなく並ばなくてはいけない場所はけっこうありますよね

  • 人気の美術館や博物館
  • 駅や空港
  • 混んでる時間帯のホテルのチェックイン
  • バスが停められない場所でのバス待ち
  • お店の会計

ホテルのチェックインの時は、ロビーに座るところを見つけて座って待っててもらえるので大丈夫ですが、行列に並んでなくてはいけないときに座らないよね。

もし、自分のお客さんがおもむろに地べたに座り始めたら面喰っちゃうかも。

ここで疑問が一つ、学生団体で整列して全員で座って待機、の時ありますよね?

あれって外国の人達の目にどう映ってるんだろう…

でもこの学校生活での「座りなさい」がどこでも座る癖をつけちゃってるんだろうね。

そもそも欧米人はうんこ座りができないというしね。

うんこ座りできないからそこら辺では座らない

立ってる方が楽

地べたに座る人を見ると奇異に見える

と言うことなのでは、と推測される。

とにかく外国では地べたには座らない方がいいです。


添乗員の仕事は、立ち仕事。先日マッサージに行った時に聞かれました。

マッサージのおじさん
マッサージのおじさん

どんなお仕事をしてるんですか?

添乗員
添乗員

基本、立ち仕事なんですけど

座り始めたらずっと座っています。

添乗員してるって言いたくないですよね、基本。で、よく分からない説明になってしまう。

飛行機に長く座るのでいつもお尻が凝っています。

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