リブラなるデジタル通貨が来年早々にも発行されるというニュースがありました。
私はキャッシュレス決済さえままならない生活を普段送っているのに、デジタルの世界はどんどん進んでいるようです。
2019年のキャッシュレス決済比率は3割弱。だんだん上昇しているとはまだまだ世界と比べると少ないようです。
海外ツアーに行くとクレジットカード持っていないとどうにもならない場所も増えています。
と言うことで今回は「電子マネー」
北欧
CASH FREEという言葉がいたるところに書いてあります。(ホテルやレストラン)
だからお客さんには事前の安心コールの時に必ず
- クレジットカードを2枚以上持ってきてください
- PINコードを調べてきてください
この二つを案内します。(北欧に限らずの案内だけど)
2枚以上と言うのは、クレジットカードが使えない場合がけっこうあるからです。学生だと限度額が超えているとか、大人だと普段使ってないカード持ってきちゃって期限切れだとか、JCBは使えませんとかいろいろ問題が起こります。
4桁のPINコードは最近でこそ日本でも署名の代わりにPINで行けるけど、署名のところが多かったからね。PINを知らない人が多い。学生だと家族のカードは借りてきたけどPINは聞いてないとかそもそも何番を設定したかを覚えていないとかこれも問題一杯です。
公衆トイレが有料のところが多いのですが、いまやその公衆トイレもクレジットカードをスライドして利用することろが多いです。
前にも書きましたが、日本の両替所では大きな額のお札しか出てこないのでドライバーやガイドに払うチップにとても苦労します。(お札を小さくする場所がない。)
さらに「あ、お金足りなくなっちゃった」と思って両替所探してもなかなかありません。カードで現金引き出したほうが早いです。
でも以前ハイヤーのドライバーにチップ渡し忘れてしまった時は、ホテルの人にお金渡してswishで送金してもらって事なきを得ました。
(いまさら言う事でもないですが、TIPの渡し忘れは2倍ぐらいの価格になって後で請求されますのでどうにか手段を探して渡しましょう!)
どんなところでもクレジットカード払いなので、ふとこんな疑問が湧きました。
「子供たちのお小遣いはどうしているんだろう?」みんなそう思うよね。で、聞いてみました、現地の人に。
答えは「子供用のクレジットカードを使っているんだよ!」と明快な答えをくれました。(お小遣い用アプリもあるらしい)
もう小さい頃からカードを使ってるんだね。デジタル通貨が登場しても何の違和感もなく使っていけるんだろうな。
中国
言わずと知れたキャッシュレス大国。この記事によると世界で3番目だそうです。12億の人達に浸透させるってすごいよね。
(日本は1億2千万人に浸透させられない。)
ただし、旅行者には大きな問題が!アリペイとウェーチャットペイをいう2大キャッシュレスアプリがあるのですが、中国に口座を持つ人しか使えない。(去年からクレジットカードが紐づけられるようになった、と言うニュースを見ましたができませんでした。まだまだ難しい)
だから、観光地ばっかり巡っているのならまだ大丈夫かと思いますが、視察や研修のツアーでローカルな場所ばかり回る時、もはや現金は流通していないのか?と言うぐらい困ります。
だいたい支払いの時の選択肢に「現金」がない。だからまずお客さんに「可以用現金嗎?」(現金使えますか)と言う言葉を覚えてもらわなくてはいけません。(クレジットカードもほぼ使えません。銀れいのデビットカードなら大丈夫)
そして現金使えないところが残念ながら多い。そうなったらもう現地人の助けを求めるしかありません。
そこらへんの若者に「現金払うからコーヒー買ってくんない?」と言う具合に。中国の人はだいたいの人が親切なのでこれぐらいのお願いは聞いてくれます。(私が美人だからかもしれないけど…)
中国に行ったらどうせラインもグーグルも使えないんだから、メッセージやり取りする必要もあるので微信アプリは入れておいた方がいいね。
で、ついでにクレジットカードも登録しておけば便利です。
でもね、ほんとに便利です。屋台や路上に品物並べて売っているような青空市場でも紙にQRコードが印刷してあって支払いがすぐできます。
あれを見たときに使う側の意識の問題だけでなく、事業者側の使いやすさ、導入のしやすさが重要なんだな、と思いました。
日本では
外国ではクレジットカードをガンガン使っている私も日本では現金派。いろいろな決済アプリが登場しているのは知っていますが、どれが一番便利なのか分からない。
アプリをたくさん入れたくないので(何かあったときに怖い)一つで完結できるアプリがほしい。
友達に言われてPAYPAYも入れたけど、コンビニぐらいしか使えない?でしょ。ブティックや百貨店、居酒屋など全然使えない。
インバウンドがもし戻ってきても外国人に「これ入れとけばどこでも大丈夫!」と言えるアプリがない。
(私が知らないだけですか?知ってたら誰か教えてください)
いまのところ日本でもいちばん使えるのはアリペイかウィーチャットペイだと思います。
台湾のIT相オードリータン氏は、デジタル難民について彼らが悪いんじゃなくて作り手の技術が足りてないだけ、と言っています。
日本は仕組みを作る人たちの何かが足りてないのでしょう、きっと。
今日の歌は、デジタルと聞いてこの曲しか思い浮かばない私はちょっと古いかな。
以上
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