最近はやりの「誰も傷つけない」漫才。悪くないだろう!
私たち添乗員も言葉を使って仕事をしている以上、「誰も傷つけない」物言いを心掛けたいです。
でも、難しい。
日本にはユーモアの土壌がないのかな?
私はよく中国人に間違われますが、何故?と聞いたところ、理由の一つにこのようなことを言われました。
「大口を開けて笑うから」
日本人は、なかなか笑わないと思われているんですね。
コミュニケーションを円滑にするには、ユーモアは欠かせません。
特に言葉が通じない国の人や初めてご一緒するお客さんなど、初見であればあるほど親密度を一気に深めるためにユーモアを活用したいですね。
ということで今回は「ユーモア」
各国のユーモア
イギリス系
「ユーモア」と言えばやはりイギリス。WIKIで調べても「イギリスを中心に発達」と書いてあります。
でも、イギリス人のジョークってそんなに面白くないよね。(私見)
例えば「イギリスのテーブルの上にはマナーはあるが、料理はない。」
面白いけど、げらげら笑うものではあまりない。どちらかというと「そうだよね」と頷いてしまう。
そのイギリスから移住した人が多いオーストラリア人のジョークもなぜそんなに面白いのか?というくらい笑えない。
オーストラリアのTVでやっていたショーでは、こんなのがありました。
「この木って、香りや良くてレモンの様な黄色い実がなってまるでレモンの木みたいだわ」
「そうよ、これはきっとレモンの木かもしれないわ」
「そうね、まるでレモンの木だわ」
で、大爆笑!全く分からなかった。だれかこの意味が分かる人教えてください。
そのオーストラリアで聞いたイギリスジョークに似たものは「カンタスは落ちない、何故なら飛ばないから」
この話を違う現地人話したら大爆笑だった。解せん。
マレーシアで聞いた小話
マレーシアに遊びに行った時、ひょんなことからお知り合いになりお世話になったビョーンさんが教えてくれた話。
閻魔様は天国へ行く前に必ず質問をします。
「あなたは何回浮気をしましたか?」
ある男は「3回」と答えたら天国まではカローラで行きなさい。と言われました。
カローラを走らせて天国まで行く道中に道端で泣いてる男を見つけました。
よく見ると泣いてる男の横にはベンツが!
「どうして泣いているんだい?君はベンツをもらったのに?」
するとその男はこう答えました。「奥さんを見つけました。自転車に乗ってました。」
これは、分かりやすい!もう20年以上前に聞いた話なのに今でも覚えてる。
これ以外にもいろいろな小話を伝授してくれました。
中国のガイドさん鉄板ネタ
男性ばかりの小団体でシルクロードに行った時の話。
昔は高速道路も高速鉄道もなかったから、NHKスペシャルに出てくるような舗装されてないような道を何時間も走っていました。
だからガイドさんのお話が面白くてすごく思い出深いです。
その中でも秀逸だったのが
「日本語はとっても難しですね。同じことでも男性の場合と女性の場合では違う言葉を使いますね」
お客さん達キョトン。
「死んだ後です。」
「男性はシタイ、女性はイタイ」
一瞬の間をおいてから大爆笑。
でもこれは、男性が話すから良いのであって、女性からはなかなか話せないですよね。
タイのガイドさんからの注意
プーケットのガイドさんから夜遊びについての注意がバス内でありました。
プーケットの女性はとてもきれいですが、よくトラブルになるので気を付けてください。
お酒を飲んで意気投合してホテルのお部屋まで来てくれました。「嬉しい!嬉しい!」
服を脱いでみたらとても大きいおっぱいでした。「嬉しい!嬉しい!」
全部脱いだらびっくりしました。「僕より大きい」
最後のオチは二つの意味で「悲しい」ですね。
「タイのおかまは世界一」仏教の教えの中では多様性が認められているんですね。
アメリカのスタンダップコメディ
アメリカのネタ番組を見てても正直そこまで英語力がないので笑えませんが、とある女性コメディアンのネタはとても共感しました。
私は、よく「私の友達に似てる~」とか「近所にあなたにそっくりな人がいるのよ~」とか「あなた、●●って名前じゃないの?」と言われます。
そして中には「ほら!そっくりでしょ?」と写真を見せてくる人もいる。
その写真に写ってる人がだいたい「so ugly」
これは添乗員であれば、よく言われる状況ではないでしょうか?
私もすごく言われます。近所の誰それさんとか、娘の友達の●●ちゃんとか。
その時はこういう風に言うことにしています。「じゃ、その方も美人に違いないですね?」
有無を言わせません。
ロシアのジョークについてはこちらのページからどうぞ「秘密のロシア」
ユーモアを持って
台湾
コロナ対策を進める中で、ちょくしょく目にするのが台湾の施策。
トイレットペーパーがなくなるのではないか?とパニックになりそうなときも
咱只有一粒卡臣:台湾語で「私達のお尻は1つだけ」と台湾の首相が呼びかけ話題になりました。
台湾ってデモもよく行われてますよね。
私が台湾にいたときも知り合いは子供を連れてお弁当をもって「デモ」に参加しに行ってました。
南アフリカ
南アフリカもね、住んでるとけっこう税金が高くてびっくりするんだけどその税金はどこに使われているの?と聞きたくなるくらいインフラは整っていません。
私がいたときはズマ大統領(HIVの感染防止のために一夫一妻制を推奨すると言って自分は6人の奥さんを持ってた人ね)の時代でしたからね。
よくわからないけど国民の不満はいっぱいに見えました。だから街ではけっこうな人数でのデモが行われていたんですが、
たくさんのプラカードに書いてある文字を読むと、「僕もA8(アウディ)に乗りたい」とか書いてあって、だよね~と共感していました。
ぱっと見た感じは、みんな踊りながら練り歩いてくるのでお祭りか?と思ってしまうんですが、デモでした。
ということで、今日の歌は山本リンダで決まり!
♪うっわさを信じちゃいけないよっ♪
以上。
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