断食中だと、やはり食べることばかり考えてしまいますよね。
断食明けの食事(イフタール)には、何を食べているのでしょう。
そんなの国によって、家庭によって違うよ、と私も思いますが、
それでもちょっと紹介してみましょう。
● ナツメヤシ(デーツ)
砂糖固めたみたいに甘い食べ物です。
ここに書かれているとおり、ねっとり甘いんです。でも栄養満点!
今見ていたら、オタフクソースにもデーツはかかせないそうです。
デーツは、イスラム教の聖典コーランには「神の与えた食物」、そしてキリスト教の旧約聖書には「エデンの園の果実」と記載されており、「生命の樹」のモデルはナツメヤシであるといわれています。
イスラム教徒がラマダン(断食月)明けに最初に口にするのがデーツといわれるほど、中近東諸国では欠かせない食べ物で、美の象徴とされるクレオパトラも愛した果実といわれています。
オタフクソース
日没を迎えご飯を食べていい時間になると(太陽なんか見ていません、時計とにらめっこです。時間が来たとたん”ビスミッラー”)食事が始まります。最初は、水を飲むより何より先にこのデーツを食べます。
そのあと、水またはジュース飲みます。果物食べます。季節にもよりますが、今の時期ならぎりぎりスイカが買えるのでそれもよい選択。
ナッツ類・ドライフルーツなどは食べていい時間中ずっと食べているかもしれません。
この様にデーツやその他のもの(下に書いてある揚げ物含む)を食べたら一旦お祈りタイム。
ここで少し食べて、あとから本格的ごはんになるわけなんですが、けっこうこのイフタールでお腹いっぱい食べてしまいます。だってすごい空腹だから。
● 揚げ物
- Pakora (ポコラ)
- Samosa(サモサ)
どんなものか見たい人は、”インドの天ぷら”で検索すると出てくるので、検索してみてください。
そこまで興味ない人は、野菜のかき揚げみたいなものとコロッケみたいなものと思ってください。
衣にスパイスが混ざってます。
● Parathas(パラタ)
油がいっぱい入ったパン。ラマダン中だからか油をいっぱいとるんですよね。手はギトギトになります。ひき肉を挟んだり、スパイシーなジャガイモを挟んだりして栄養満点です。
● ヨーグルト・牛乳
乳製品も欠かせません。食事の後に必ずミルクティーも飲みます。鍋でガンガン煮出したものです。そして、世にも奇妙な『ミルク+コーラ』半分半分のジュース。私は、牛乳が苦手なので飲みません。
● 肉
特に羊。子羊の丸焼きがあれば、ものすごいご馳走です。これは、お祭りの時の方が食べるかもしれません。
● 水
思っている以上に、水はがぶがぶ飲みません。(ある程度は飲む、もちろん)でも油の多い食事を心がけるせいか、皆さんが思っているほどは飲まないと思いますね。人によるか…
● スイーツ
ど甘い。歯茎が痛くなりそうなくらい甘いスイーツを食べます。ミルク?ココナッツミルク?何かのシロップ?とにかく全部甘いです。(たべていい時間での)空いた時間は、お茶してスイーツ食べて過ごします。あとは、コーラン読んだりお祈りしたり。
日の出前の食事の時間まで、そのまま起きている人も入れば、寝る人もいます。これはその年の時刻にもよるかな。
どうしても、断食が我慢できなくなったら?
- シャワーする。(もちろん水は飲んでいけません)
- むりやり寝る。(横になる)
- 頭がガンガン痛くなってきてもとりあえず我慢する
つまり、体調不良にでもならない限り頑張ります。
ちなみに、シップを貼るとか軟膏塗るとか皮膚から浸透させるものもNGです。
表題から、何かいい方法があるかも!と思った人。
残念でした。そんな方法はありません。
やると決めたらやる!頑張りましょう!
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