名古屋の水はうまい。と昔は言われていた。
木曽川の水だから、という理由で。
普段飲んでいたから、それがうまいのかまずいのかも分からずに。
修学旅行とかで、東京、大阪、京都などに行くようになって感じた。
「なんだこの土みたいな味の水」
でも、今ではもうそんなことは感じない。
他都市の水がうまくなったのか、名古屋の水がまずくなったのか…
そんな水のお話し
外国に行けば、お料理も楽しみだけど、地ビールや地元ワインなどのアルコールも楽しみの一つ。
でも、アルコールがダメな人も結構いますからね。
ただの水、ではなく歴史のある由緒正しいお水も紹介したいですね。
その前に、本当に外国の水道水は飲めないのか?
実は、意外と飲めます。
世界の水道水が飲める国ランキング このページを見ても分かるようにヨーロッパの国々の水はほとんど飲めます。
外国と一括りにしてしまう人というのはいるもので(代表的なのはうちの母)世界には日本と外国という二つの国しか存在していないと思っているのです。
だから「日本の水は安全」で「外国の水は不安全」だと思い込んでいるんですね。
なので、ツアーの始まりにはお水事情の説明は不可欠です。
お水は衛生的に問題ありません。歯ブラシしても大丈夫です。間違って飲んじゃっても、シャワーしてるときに水が口に入っちゃっても問題ありません。
(インドやエジプト等へ行くときは、歯ブラシの時もミネラルウォーターを利用した方がよいでしょう。)
衛生的には問題がない、ではなぜ旅行先ではミネラルウォーターを買うことを勧められるのか?
それは、水の質が違うから。
特に日本の人は、小さい時から遠足や旅行に行くときには、必ず先生や親から
「生水は飲まない!」
と3つのお約束のうちの一つとして言い聞かされてきました。
水っていうのは、外国だろうと国内だろうと違う土地の水は体に合わない!と言われ続けてきたのです。”水が合わない”ってやつですね。
だから、いくらスイスやオーストリアの水がうまい!北欧の水は蛇口をひねればミネラルウォーターだ!と言われても、そういう問題ではないのです。
ただし、最近は日本でも水道水を飲まずにミネラルウォーターを買って飲み人がすごく増えました。(私もそうです。)
そうすると、この ”水があわない” 現象はもうなくなりつつあるのかな。
もう一つ困ることは、水道水がすごく自慢の国へ行くと、スーパーマーケットで炭酸の入っていない水がなかなか置いていないこと。
いいチャンスと思って、炭酸水にチャレンジするのもいいかもしれません。
あと石灰分の多い水を飲んで、お腹を壊すという話も聞きますが、便秘の人にはちょうどいいですよ。
有名な水 ≪炭酸≫
サンペレグリノ (Sanpellegrino)
場所: イタリア北部 硬度:734
だいたい有名な水の産地は温泉地だったりして観光都市にもなっています。レオナルド・ダ・ヴィンチもその効用に感嘆し、愛飲したと言われている。
味の濃いものに合う。120年の歴史。
ペリエ(Perrier)
場所: 南フランス 硬度:417
ペリエは、ヴェルジェーズの湧き水でこれをボトリングしたのが、ペリエ博士。「テーブルウォーターのシャンパン」と呼ばれている。
何にでも合うと評判のペリエですが、肉料理と特に相性が良い。
サン・ベネデット(San Benedetto)
場所:伊・ヴェネツィア近く 硬度:237
微炭酸と炭酸無がありますが、これは微炭酸の方です。昔からベネチア貴族が治療用に使用され、アリタリア航空の水もこれ。
ゲロルシュタイナー (Gerolsteiner)
場所:ドイツ西部 硬度:1310
超硬水でミネラル分の含有量が高いので、ダイエットとか、足がつりやすい人におすすめ。料理にはちょっと合わないかもしれません。
有名な水 ≪炭酸無≫
アクアパンナ (Acqua Panna)
場所:イタリア中部 硬度:107.5
水源地は元々メディチ家領地だった場所なので、ラベルはその紋章をあしらったもの担っている。料理やワインの繊細な味をも引き立てると言われている。
ヴィッテル (Vittel)
場所:フランス 硬度:307
地名の由来はローマ皇帝のヴィテリウスがこの地において泉の水を浴びたからとされる。
エビアン(evian)
場所:フランス 硬度:304
腎臓結石を患っていたフランスのドゥ・レセール公爵がカシャの泉を発見しました。エビアンの水を飲み続けた結果、癒され、その評判がヨーロッパ中に広まりました。by エビアンの歴史
Vöslauer(フェスラウアー)
場所:オーストリア 硬度:450
泉はローマ人にはすでに知られており、AD 50で治癒の泉として使用されていました。ナトリウムやカリウムの含有量は少なく硬度が高いわりに飲みやすい。炭酸、微炭酸、無炭酸などがある。
いろいろ紹介しましたが、まだまだ星の数ほど銘柄はあります。
アルコールが飲めなくても、その土地の水は楽しんでもらうことができます。
私たちがお話しすることで、ちょっとした付加価値を持たせることができたらうれしいですね。
今日の歌は、水も滴るいい男!と思ったけどジュリーで『色付きの女でいてくれよ』
ジュリーだと思ったけど、タイガース時代の歌だったのね。
♪いつまでも いつまぁでも 色付きの おんなで いてくれよ♪
以上。
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