食べ物の話が大好きです。
だから海外に行った時には、ちょっと(お財布的に)頑張っておいしい店を探しに出かけます。
ヨーロッパのレストランのメニューはだいたい
食材+調理法
で書いてあるので、材料が読めれば何となくどんな料理かが想像できます。
でもたまに、人の名前が書いてるメニューに出くわします。
今回はそんな料理の名前になった人たちの話。
ロッシーニ
”セビリアの理髪師”などで超有名なロッシーニさん。
音楽に詳しくない人なら、競馬の最初のファンファーレの曲を作った人と言った方が分かりやすいかな。
彼は少年時代から美食の街ボローニャで育ち、音楽家として大成しますが美食の道に進みたくて44歳の時に音楽の道を引退して食の道を進んだとても有名な美食家です。
フランス料理などで、”何とかのロッシーニ風”と出てきたら、その食材にトリュフとかフォアグラがのってるまたは両方がのってる料理だと思ってください。
ストロガノフ
ロシア料理で有名な ”ビーフストロガノフ(ロシア語 бефстроганов)”は16世紀に活躍した製塩事業によって巨万の富を得、勢力を拡大し、帝政ロシアの権門としての地位を確立、伯爵となったストロガノフ家の家伝の一品と言われています。
食事と料理が好きな当主が深夜、小腹が空いて起きたものの家人や使用人は全員眠っていたため有り合わせの材料で料理を作ってみたら旨かった事から出来た料理だとも言われています。WIKIPEDIAより
今でも、サンクトペテルブルグに行くと、ストロガノフ宮殿で食事をすることができます。
この宮殿の中にレストランが入っていて、宮殿のなかで食事を楽しむことができるんですよね。
でも去年アメリカとロシアの間のいざこざがあったときに意外なことが判明。
ストロガノフ宮殿は、アメリカ資本の会社に買われていました…
でも、伝統のビーフストロガノフが食べれることには違いありません。
ぜひ、食べてみてください。
マンネルヘイム
フィンランド軍の最高指揮官や元大統領として名高く、食通でも知られたマンネルヘイム。
たぶん日本では全然知られていない。(私も行くまで知らなかった人)
でも、フィンランドでは有名です。
で、この人の名前もメニューにでてきます。
もともとあったフィンランド料理になんかを足す形で彼が創作して作った料理にマンネルヘイム風と付いたりします。
その中でも有名なレストランが、アアルト建築の建物の中にあるレストラン”サヴォイ”。
このレストランのシグネチャーメニューに、ニシンのすり身とひき肉をマッシュ状になるまでトロトロに煮込んで成形したフォルシュマーク(vorschmack)という料理がありますが、これもマンネルヘイムがサヴォイのシェフに頼んで作ってもらったものとされています。
洗練された内装と見晴らしのいい席でお食事するのをおすすめします。
そのほかにも、
- サンドイッチ伯爵からサンドイッチ
- モンゴルの方に攻めていった日本軍になじみのなかった羊肉を日本風にアレンジした料理をジンギスカン
- 画家カルパッチョ展に飾られてる絵を見て色の配色が自分が考案した料理を似ていたのでカルパッチョと名付けた
- ミルクの泡の形が、イタリアのカプチン修道がかぶる頭巾“カプッチョ(cappuccio)”に似ているからカプチーノ
などまだまだありますね。
ということで、今日の歌は、「ジンギスカン」
ではなく、アルフィーで「エピキュリアン」にしたいと思います。
エピキュリアン=快楽主義者と言う意味ですが、転じて美食家という意味もあると知りました。
あ、アルフィーじゃなくてBEAT BOYSだった。
以上。
新型コロナで仕事がなくなって、暇に任せて勉強して始めたこのWEBサイト。
徒然なるままに綴り続けて、100記事目となりました。
これを区切りにこのサイトを人様に見せても恥ずかしくないように、
整理をしなくてはいけません。
ヨーロッパのお話しを中心に書いてきましたが、
当分海外に行けそうにないので
矛先を変えて国内やアジアの事もこれからは書いていこうと思います。
誰も読んでないかもしれないけど、
もしこんなこと知りたいというリクエストがありましたら
できる限りお答えしますので
そんな奇特な人がいたら、コメント欄からRQお寄せください。
いつも読んでくれている、
Mりん先輩、お父さん(あだ名です)、じゅりちゃん
ありがとうございます。
応援を胸に続けて行こうと思います。笑
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