最近は、アメリカの『Black lives matter』が世界中に大きな影響を与えています。
考えねばなりません。
私が思うのは、日本人は差別されることにとても敏感なのに、
差別していることに対してはとても鈍感だという事。
常態化しすぎて差別していることに気が付かないのかもしれません。
例えば、こんな話。
家が借りられない
不動産屋さんに行くと、まず『外国人である』ことが大きな問題になります。大家さんに外国人でもいいのか?と聞くのです。
よく保証人がいないから、だとか外国に逃げちゃうからだとかごみの分別ができないからという理由を見ますが、保証人がいても日本に結婚して住んでいても同じ問題が送ります。
ごみに関しては、日本人だって同じ問題が起こっています。
要は、大家さんの『外国人嫌い』なんです。
もちろん、『外国人嫌い』でない大家さんもたくさんいます。
だから家を借りることができているんですけどね。
私は、外国の何か国かに住んだことがありますが、外国人であることが問題になったことは一度もありません。
世間話程度に「どこから来たの?」と聞かれることがあってもそれが何かの生涯になることはありませんでした。
ちなみにその国々は先進国ではありません。
銀行口座が開けない
これは、今でも許せない某U●J銀行での出来事。
家を借りることができたら、銀行口座が必要になります。ここでも大きな障害が。
銀行に赴いたら、「日本語が話せない外国人は口座を作れない!」と言われたのです。
もちろん反論します。
「家族が日本人で、必要な事はきちんと説明して理解させることはできる」と
主張しましたが、ダメの一点張り。
「お宅は世界に名だたる大銀行なのに英語をしゃべる行員がいないのか?」
「耳が聞こえない人には、筆談で応じるのに、日本語ができない人には何のHELPもないのか?」
別に、世界で話者がとても少ない言語で対応しろと言ってるわけではないのです。
世界共通語ともいわれる英語での話。
でも、とにかくダメ。しかもダメと言っている人間を出してくれと言ってもダメ。
窓口の外で対応に出ている案内係の人がダメと繰り返すだけ。
埒が明かないので、あきらめました。
家賃を払うための口座開設を急がなくてはなりませんから、その銀行を出た足で郵便局に行って口座をすぐに開設しました。
そのあ。驚愕の出来事が。
「Youは何しに…」という番組で、『判子が押したい』という無邪気な理由のフランス人がアッという間に口座開設をしていました。日本語は全然できなかったのに。
この出来事で分かったのは、U●J銀行が差別をする銀行ではなくて、あの時の名古屋港の支店が差別をする銀行だったということですね。
今思い出しても腹が立つ。
家が買えない
すこし、時間がたって、家を買うとき。
いわゆるモデルハウスを見に行きますよね。マンションも一軒家もたくさん見に行きましたが、対応が…
外国人だというだけで、案内してくれないもしくは買えないでしょ?的な態度をあからさまに受けます。
いったい私たちの何を知っているというの?
少なくともローンが組めるくらいの社会的信用はあると思っていますけどね。
とはいえ、この部分でも会社によって対応が違います。
買ってくれるなら何人でも構わないよ、というところも多数ありましたからね。
張り紙に”外国人に注意”と書いてある
ようやく購入したマンションに入居したあと、周りも見渡せば同じマンションには同じ理由からか外国人世帯が何家族か入居していました。
この辺りはそんなに治安の悪いところではないんですが、交通事故ワースト1を誇る?愛知県は空き巣被害件数もワースト1という喜ばしくない記録をもっています。
そんな折、警察署からの注意喚起の張り紙がマンションの入り口に貼られました。
『怪しい外国人に注意』
絶句。
ほっかむりして唐草模様の風呂敷を抱えてる人が、その辺を歩いてますか?
ちょっとしてその張り紙は外されましたが、いったい何を考えて公的な機関がこのような張り紙をするのか?
ほんの一端を話しましたが、このことからも分かるように日本でも外国人差別はたくさんあります。
いまでも外国人に『日本に来るな!』『給付金を外国人に出すな!』とか心無いことを平気で言う人がいますが、そういう人は海外旅行を楽しまないのかな、と思います。
まさか、自分だけは外国に行ったら喜ばれる存在でありがたがられる存在だと信じてるわけではないと思いますが。
今日の歌は、ブルーハーツ「青空」
このYouTubeのタイトルを見て愕然としました。
中学高校とリアルタイムでブルーハーツをよく見ていましたが、(ライブにももちろん行った)こんなこと思ったことがなかった。
問い合わせが続出したんなんて知らなかったし。
私が好きなブルーハーツの曲は、マーシーが多いな、こうしてみると。
♪生まれたところや皮膚や目の色で~ いったい僕らの何が分かるというのだろう~♪
以上。
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