よもやま話

時代は変わる ツインベッドでなくてもいいんじゃない? Twin must

よもやま話

長らく疑いもなく信じてきたものが、時代とともに変わっていっていることに気づいてないかも。

  • 日本人は夫婦でもツインベッド
  • バスタブ付けでなければいけない

最近のニュースでこんな統計を見ました。

一緒に寝る夫婦 割合 3割が同じベッド、3割が同じ寝室、3割が別の部屋という結果です。

もちろん世代が若くなるにつれ同じベッド率が高くなるという結果です。

だからご年配のお客さんならツインの方がいいかもしれないけど、そうでない限りワンベッドルームでも問題ないのでは?と思います。

日本人と外国人の違い

ものすごーく簡単に言うと、欧米人は同性の友達同士の旅行でも部屋は一つづつ取ります。

添乗員
添乗員

昔、同僚がホテルのオーバーブックでお部屋がなくて、どこのホテルの満で

ロビーで途方に暮れていたら、通りすがりのオランダ人が

『僕たち二人で二部屋あるから一部屋あげる』

と言って助けてもらったと言ってました。

そんな素敵な旅の出会いだったけど、恋には発展しなかったらしい。

逆に日本人は、布団さえ分かれていれば同じ空間に他人がいることを厭わない人達。

映画とかで見ても分かるように、欧米では赤ちゃんも基本一人で寝ますからちょっと大きくなれば子供たち用の部屋を取ります。(コネクティングルームとかで)

夫婦以外は家族であっても、同じ空間を共有しないのですね。

ちなみに中国や韓国などお隣の文化が近しい人たちでも夫婦はワンベッドが主流、また同性同士がワンベッドで寝るのもあまり抵抗がないみたいです。(ドラマを見ている限り)

日本人は、たぶん親でも一緒の布団になんか寝たくない。(少なくとも私はそう)

添乗員
添乗員

これは、戦の時

ヨーロッパは町全体が城壁で囲まれて守られるのに対し

日本はお城自体にみんなが籠ってお城だけを守っていたという違いに似てる。

実際に、ご夫婦がワンベッドになってしまった時にはクレームをたくさん受けました。

  • 寝返りを打たれると振動が気になって眠れない
  • 隣に誰かいると思うと熟睡できない
  • 近くにいたくない

でもね、ちょっと年代が若くなるだけでワンベッドに対するクレームは激減するのです。

って言うことは、生活スタイルも欧米化しているし布団よりベッドを好むようになってるし

もうそんなにツインツイン言わなくてもいいんじゃないかな?と思う今日この頃。

添乗員
添乗員

だって、募集物ツアーだと新婚さんでもツインベッド指定になっている。

昔はTCがワンベッドRQにかえてたけど、ある時期からランドさんにベッドのRQはやめてほしい言われた。

なぜならものすごく頑張ってツインを手配しているから。

そりゃそうだよな。

でもこれはあくまでも夫婦の話。

慰安旅行でツインマストにしてないと

これには苦い思い出がたくさん。

何百人となる大きなとある会社のハワイの慰安旅行。(チャーター便を飛ばすくらい)

大きな人数になればなるほど、ツインを確保するのは難しい。

でもきっとあの時の営業マンは、ツインの部屋がスタンダードだと思い込んでいたのかな?

または日本人団体だからツインをアサインしてくれると思い込んでいたのかな?

添乗員
添乗員

基本は、Run of the House!

結果、男性同士のお部屋でもワンベッドが続発!

怒涛のクレーム!

エクストラベッドを手配するもホテルの在庫は使い切り、レンタル業者のベッドも使い切り、別のお部屋も空いてなく、もう手はない。

『ソファで寝たわ!』と翌日ド叱られることに…。

こんな経験から、下見に行った営業マンには、もしホテル担当者が『ツイン大丈夫っすよ』と口頭で答えたとしても、アイテナリーにきちんと書いてもらいなさい、とお願いしています。

私だって嫌だもんね、同じベッド。

お客さんの気持ちはよくわかります。

最近は、お友達同士参加でも部屋は一つずつ取る、という人も増えてきましたね。

バスタブにも拘らなくていいのでは?

こちらの記事にあるように、<秋冬の時期に毎日「浴槽に浸かる」方は約4割> RinnaiのHP より

寒くなってきてももう4割の人しか湯船に使ってない。

1週間の旅行ならシャワーだけでもいいかもね。

サウナがあったり、公衆浴場があればそちらをご案内した方が喜ばれそう。

でも、いくらシャワールームだけでいいと言ってもそのシャワールームが激狭だと気分が萎える。

添乗員
添乗員

あるイタリアのホテルのシャワールームは狭くて有名。

床に置いたシャンプーをとるためにしゃがむことが困難なくらい。

とある添乗員は「あのシャワールームを屈めなくなったら考え時」と言っていた。

素敵テラスのHPにこんな記事がありました。世界のお風呂事情

ナポレオンの様な人がいるから汚れを落としても、体臭まで消してはいけないのですね。

参考記事:お風呂事情 / 香水

添乗員
添乗員

たしかウイグル族だったっけかな、一生に2度しかお風呂に入らないって言ってたの。

生まれたときとお嫁に行く時だったような…


ツインベッドやバスタブを必須条件にしなければ、ホテルの選択の幅も大きく広がることでしょう。

実際に新しくできる高級ホテルでも、シャワーオンリーの部屋が増えている。

だってその方がお部屋も広く取れるしね。

これからの時代、日本人はますます上客ではなくなっていくわけだから、今までの日本人が好むようなホテルは減っていく事でしょう。

話がどんどんそれていってしまったけど、つまり世の中はどんどん変わっているから考え方も変えていかなくてはいけないな、と思ったという事でした。

今日の歌は、これで決まり!

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