食べ物に目がない。
なんでもけっこう食べることができる。(ゲテモノ以外)
基準は、「その土地の人がおいしく食べている」事。
であれば、多少見た目が悪くても、衛生状態が悪そうでも食べることができる。
そんな私でも、「??」と思う食べ物もやはりある。
そんな味覚にまつわる話
チキンのチョコレートソース掛け
メキシコのロスカボスに行った時の事。とある地元で人気のレストランへお出かけ。
人気、と言うだけあってかなりにぎわっているレストランでした。
その日のメインはチョイスメニュー
- 牛肉の煮込み
- チキンのチョコレートソース掛け
で、ほとんどがご夫婦だったこともありそれぞれ一つずつ取る方が多かったんですね。
結果、すっごい不味かった、チキン… 不評も不評。ホテル帰った後、幹事さんに呼び出されて怒られたもんね。
「あんなものだしやがって!お前んとこ旅行社はどうなっとるんだ!」
お怒りはごもっとも、と言うぐらい不味かったんだけど「本当ですね」なんて言えない。
- 地元の人気レストランであることは活況ぶりを見てもらえば分かる
- チョコチキン以外は美味しかったから、不味いレストランではない
- スタッフたちもかなり楽しませてくれた
などなど、つまりアレが美味しくなかったのは私たちの舌があの味を受け入れられなかったからなのだ、といっぱいお話をして「よい思い出にしよう」と終わったのを今でも覚えている。
あの頃はインターネットなんかなかったからね(FAXするのも大変だった)その正体を知ることはできなかったんだけど、今ならできる。
さっそくググってみたら… あった!すぐ見つけた!
メキシコには「モレ・デ・ポジョ」とか「ポジョ・コン・モレ」と呼ばれる、鶏肉に甘くないチョコレートソースをかけて食べる料理がある。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO41198930T10C19A2000000/
カカオはメキシコ原産と言うことで、自慢の料理だったみたい。知らなかった。
でももう一回言いますが、「不味いよ」あ、間違えた。「口に合わないよ」
味覚
米原万理さんの本に書いてあったけど、味覚と言うのはすぐには変えられないらしい。
だからコロンブスが新大陸から持ち帰ったジャガイモ・トマト・トウモロコシは、ものすごーく長い年月をかけてヨーロッパの人の食卓に上がるようになりました。
ある時期には、時の権力者が強制的に栽培をさせたけど食べない、食べたがらない。
日本にも地球を一周してからこの作物たちが伝わるんだけど、それより早く梅毒の方が伝来している。
(梅毒もコロンブスが持ち帰ったものの代表格)
最近まで受け入れてもらえなかった日本の食べ物
- 寿司→中華圏の人に。冷たいご飯を食す文化がなかった
- あんこ→欧米の人に。甘い豆が耐えられない。
- そうめん→欧米の人に。冷たいヌードルは無理
- 納豆→全世界と西日本の多くの人に。笑
イタリアのピザだって最初アメリカ人には「甘くないパイなんて」と言って受け入れてもらえなかったというし、海苔やワカメの様な黒い食べ物には良くない印象を持つからカリフォルニアロールの様な裏巻き作られるようになったとも聞きますよね。
外国にいたときも、よく日本食を作って!とせがまれて作り方を説明していましたが、「白米を水だけで炊く」と言うのがショックらしく何度も確認されました。
確かに、諸外国では塩を入れたりターメリックを入れたりバターを入れたりすることが多いかも。
日本の中だけでも、味噌が違うと言ってよその土地の味噌汁が飲めなかったりするんだから、当然と言えば当然かも。
我が家は牛乳を飲むという発想がなかったので、今でも牛乳は飲めません。
(でも大きく育ちました。もし牛乳飲んでたら今頃身長は2mだっかたかもしれない)
私の印象ですが、それでも日本人はいろいろなものに挑戦するし、意外と早く自分達の物にしていくと思います。
ちんちこちん(すごく熱いの意)
ケンミンショーでやっていた。名古屋の人はちんちこちんなものをこよなく愛すらしい。
私の周りには猫舌の人が多くいるので、名古屋の人みんな暑いのが好きかと聞かれたら「ハイ」とは言えないけれど、私個人で言えば、熱い方が好きです。口の中やけどしてでも、ね。
それに反して「欧米人は総じて猫舌」だという事を知ってきましょう!
むかしTVでやってたスペインにある日本料理屋は、お客さんを見てスペイン人ならぬるいみそ汁、日本人なら熱いみそ汁と細かく対応を変えていると、と話していました。
欧米の料理で、ふうふう自分で冷まして食べるなんて絵は浮かばないもんね。
最近ヘルシンキの空港にできたラーメン屋があるんだけど、ぬるい!勘弁ならんぐらいぬるい。でも熱いのなんて出せないの分かっているから文句は言わなかった。でも次回注文するときは「ちんちこちんで出して―ね」と一言付け加えるつもりである。
そういえば、昔アメリカのマクドナルドで「コーヒーをこぼしたら熱くて火傷した」って裁判起こして世界中にニュースが流れましたよね。そして勝訴。
火傷するくらい熱いのはNGなんだな…
だめだった食べ物(個人の感想)
- クワス(麦芽の大して甘くもない微炭酸のジュース)慣れれば飲めるけど美味しいとは思わない
- サルミアッキ(漢方的な味には強い私ですが、これは食べない)
- ルートビアとかドクターペッパー系(消毒液の味にしか思えない)
- ヤギのチーズ(チーズは大好きです)
- 粒々オレンジジュースのあったかいのがご飯にかかったやつ(デルタの機内食)
あれ、意外とないな。なんでも美味しく食べれるからかな?
そういえば、エジプトですごくおいしいかったなと思ってお客さんのとこに行ったらみんなすごく残してたってこともありました。
でも、不味くないけど物には限度ってものがあるだろう!って言うほど続くとちょっとげんなり。
シチリアに行った時のリコッタチーズ
前菜にもメインにもデザートにも姿を変え登場してくる。そして臭みがないっていうけどちょっと羊臭するよね。
メキシコに行った時のマルゲリータ
レストランで「マルゲリータ以外の飲み物ある?」て聞いたら「もちろんあるよ!」と言って教えてくれたのは「ストロベリーマルゲリータとパイナップルマルゲリータとココナッツマルゲリータ、レモンマルゲリータ…」全部マルゲリータやないかい!
それ以外はこれまた名産のカルーア。いや、食事中に甘い飲み物はちょっと…
北ヨーロッパの芋
ジャガイモが出てきた時はパンが出ないときもあります。ジャガイモばっかじゃなぁ
アメリカのステーキ
アメリカの田舎を巡るツアーだと、起こりうる。ステーキ三昧。しかも肉肉しい赤身のでっかいステーキ。昔のツアーで「もうこの肉は食べられない」と思った時に随行の方が取り出したのが
【エバラ焼き肉のたれ】
忘れないくらい美味しかった。そのあと、アメリカのステーキにエバラ焼き肉のたれがマイ定番になりました。
あ、美味しいもので終わっちゃった。
と言うことで、今日の歌はタイトルと全然関係ないけど、この前うたコン(NHK)見ていたら横浜銀蝿が出ていた。で自分たちの歌の替え歌うたっててすごい良かったからそれにします
「ツッパリHigh School Rock’n Roll」(在宅自粛編)
以上。
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