添乗員が良く聞かれるシリーズその2です。
フランスへは行きたい!でも不親切にされることに慣れていない日本人は、
親切にしてくれない人を意地悪と呼んでしまうのかな?
添乗員の仕事は、どこの国へ行っても人の助けなくしては成り立たない。
だから個人的には、あまり意地悪に感じたことはないです。
フランス人だなぁ、と感じたことは多々あるけどね。
ではおフランスの話
パリは最高だ。パリ人がいなければもっと最高だ。
たぶんこの言葉(ジョーク)が全世界に知れ渡っているのが、意地悪なのかも?と心配する一番の原因かもしれません。
ちなみにフランス人とパリジャン(ジェンヌ)を一緒にしてはいけません。重要。
そしてパリジャン達も自分たちが世界中から嫌われていることを知っています。
でも!だから何?という感じでしょうかね、嫌われることをそんなに気にしてない。
全然関係ないけど身内にパキスタン人がいます。
彼らは家族さえいればほかに何もいりません。
小学校に入って友達百人作ろう!と言っても
『なんで?』と返されます。
友達百人に全く価値を置きません。
さらに日本では昔『パリ症候群』なる言葉ができて、この言葉もまたパリ人たちの評判を落としたかもしれない。
とにかく一筋縄ではいかない人達であることは確かなようです。
パリジャン気質
プライドが高いとか無愛想だとか言われてます。
このマダムRIRIさんの記事がとても的を得ているので読んでみてください。
ここにも書いてありますが、パリ人は(パリ人も含めた)全員が嫌いだということです。
ブティックへ行って買い物しても店員さんは、笑わない。パリジェンヌまだまだしも、有名ブランド店では日本人店員も笑いません。
愛想よく振舞うことを良しとされ、お客様は神様です!の精神が染みついてる日本人には理解しがたいのだと思います。(これは三波春夫のせいだな)
添乗員の中で有名な言葉に
『お客様は王様です。』という言葉がある。
神様には、慈悲の心があるけど、王様には…
フランス語に対するプライドもむちゃくちゃ高い。
だから、旅行に行くならボンジュールとメルシーぐらい言えるようにしておかなくてはいけない。だけど、これが意外に難しい。
ボンジュール!と普段より高めの声で鼻に抜けるようなぼにアクセントを置いて気分はパリジェンヌになって言わなくてはいけません。
昔、石原慎太郎が、『数字もまともに数えられない』とフランス語の事を揶揄して、むちゃくちゃ反感買ってたよね。
日本で一番有名な数字はヴァンサンカンだよね、きっと。(25歳の意)
とにかく、何か聞きたかったら『ボンジュール!』と言って話しかけてボンジュールって返事を返してくれたらこっちのもんです。そこからぐいぐい聞いてきましょう。
どれくらい評判が悪いのか
私の好きなランキングもので示すと以下のような結果です。
フォーブスに書いてあった評判のいい国ランキング(知名度のある55ヵ国中)
- Sweden
- Switzerland
- Norway
- Finland
- New Zealand
- Canada
- Denmark
- Australia
- Netherlands
- Ireland
- Japan
- Spain
- Austria
- Belgium
- Italy
- Portugal
- Singapore
- United Kingdom
- Germany
- Czech Republic
- France
引用元:The World’s Most Reputable Countries 2019
フランスはちょうど真ん中くらいの21位。
ヨーロッパの有名どこの国よりは明らかに下ですね。
日本の11位は妥当とみるか、高いとみるか。最下位はパキスタン・イラク・イランって結果だけどね。
北欧の中ではお高くとまってるイメージのスウェーデンが一位って言うのにも納得ができませんが…。
パリに行ったら過度な期待をしないのが一番いいかもしれないね。
とはいえ、フランス人だってラテン系。南仏なんかの都市では陽気なフランス人にも出会えることでしょう。
フランス人は意地悪っていうより、自分の感情に素直なんだなと思えば気も楽になります。
では今日の曲は、シャンソンと言えばコレ。越路吹雪『愛の賛歌』
以上。
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