セントレア2021年4月からデルタ航空デトロイト便が復活
海外旅行の復活は、まだまだ見えませんがワクチンが始まって少しずつ進んでいる気がします。
そんな中、セントレアーデトロイトが週1便ではありますが、4月から復活がニュースになってました。嬉しいです。
復活記念で、デルタの思い出話をしたいと思います。
怖かったCA
デルタ航空と言えば、小牧空港の時代からずいぶんお世話になりました。
アメリカに行くのはデルタ航空しかなかったからね(昔はノースウェストもあったけど後にデルタに買収されました)
そしてデルタ航空のCA様たちはたいそう怖かったのを覚えています。
叱られたこと数知れず。(こちらが悪いんですよ、もちろん。勉強になりました。)
あれはまだ座席指定がきびしくなりだした頃。
搭乗券の裏側に変更した座席番号を書き、「こそっとここに座ってね」と
お客さんに頼みました。ところがいるんですね、間違えて座っちゃう人が。
CAに見つかり「全員降りろ!」と、ど叱られた。
はい、全面的にこちらが悪いです。言い返す言葉はありません。
ひたすら謝って、うまくみんなを座らせてどうにか出発しました。
あれは、まだ私が駆け出しの頃。
飛行機の中は、用事もないのにウロウロしてはいけません。
でもまだ初心者の私は、お客さんの様子が気になり何度もウロチョロ。
で、「座れ!」と、ど叱られました。
すみませんでした。
あれは、デルタのCAさんの怖さは十分に理解していたころ。
むちゃくちゃ忙しい行程をこなし帰国便。
お客さんはお土産も買う事も出来なかったため、機内販売にかけるしかない。飛行機に乗り込むや否や、機内販売の雑誌をもって「添乗員さん、これ買いたいんだけど」と頼んできました。
でも、その時間は上空にあがり、シートベルト着用サインが外れCAさん達が最初のサービス準備を始めるとても忙しい時間。
私はお客さんに言いました。
「この航空会社のCAさんはとても怖いです。いま頼んだらど叱られるからもうちょっと後にしましょう。」
その言葉が終わらないうちに、座席横のギャレーのカーテンがバッと開いてギロッと睨まれました。
はい、私が言葉のチョイスを間違えました。すみませんでした。
これは、お客さんの話です。
そのお客さんがCAを呼ぼうとして、でも英語ができないから座席から手を伸ばして「オイオイ」としたら、手がCAさんの体に触れてしまって、ど叱られる。
お客さんに「してはいけないこと」と説明して一緒に謝る。
これもお客さんお話しです。
これはCAさんではないけど、あちらの地上係員。
待ち時間が長すぎたことに腹を立てたお客さんが、地上係員(日本人)に部ちぎれる。
それを見ていた違う係員が、危険人物とみなして搭乗拒否になる。
お客さんに説明して謝ってもらう。
書き出すと、いろいろ出てきますが、読んで分かるようにすべてコチラが悪い。
あの怖いCAさん達に叱られて、飛行機内のマナーを知っていったんだなぁと今更ながらに思います。
そのおかげで今は、CAさん達の第一のサービスは安全の確保だと知っています。
もちろんデルタのCAさんは怖いばかりではありません。
座席の事でこちらが融通してあげたり、言葉が通じないときにお手伝いしてあげたりするととても喜んでくれますし、ちょっとしたプレゼントもくれたりしました。
学生連れて乗ることも多いので、事前にいろいろお願いしたりすることも多いですが、いつも快く聞いてくれます。
つまり、こちらが失礼なことをしない限り大丈夫。とてもいい航空会社です。
デルタ航空と言えば
1982年に従業員がお金を出しあって航空機ボーイング767を買ってあげたという有名な話がありますよね。
The spirit of Delta この話有名すぎて尾ひれはひれがついてるかも。このページはデルタのサイトだから一番信用できるね。
デルタ航空HPに載っている以上の情報が欲しい場合は自分で調べましょう。
あと、私にとってデルタ航空は機内食が美味しい航空会社。(これはもちろん添乗員の中でも意見が分かれるところだと思いますし、機内食作る会社がコロナでえらいことになっているのでこの先どうなるかは分かりませんが。)
とある後援会旅行。アメリカの田舎ばっかり回るから毎日ステーキ。
(ステーキの話はコチラから)
それもザ・アメリカな硬くて大きいお肉。
(「エバラ焼き肉のたれ」を持ってきているお客さんがいてとても助かりました。)
もうお肉はいいや、と帰国の途へ。
デルタの機内食ででた肉がツアーの中で一番おいしかった。
コーヒーはスタバだし、なんか最近はウェルカムドリンクとかあったし。
あと覚えてるのはラザニアが美味しかったような。
たまに、特別職リクエストして白米に粒々オレンジジュースがかかったよく分からないメニューが出てきたこともありましたが、おおむねおいしいかった思い出が。
でもハワイ便の帰りは、空港内でバーガーキングを買って持ち込んで食べるのを定番にしていましたね。
デトロイト
冒頭にも書いたように、名古屋の添乗員にとって北米ツアーやハワイに行く時には絶対にお世話になる航空会社。それでいてそのハブ空港の一つであるデトロイトはとても便利ですよね。
まずいい事。空港が分かりやすい。
まっすぐだもんね。電車が走るくらいの距離はあるけどまっすぐなのはいい。
良くない事。新しいシステムが早く導入される。で、評判が悪いとなくなる。
昔、I-94Wを絶対に返却しなくちゃいけないかなんかで、それを機械で返却するみたいなのが導入されてよく分からないうちになくなりました。
入国システムもハワイではまだ古い形なのですが、デトロイトはもう新しいのになってました。(気付けばESTAが始まってもう10年以上… time is fly.)
コロナが終わったらまた新しいシステムになるのかな?陰性証明とかいるようになるのかな?
搭乗口でも顔認証がとっくに導入されてるしね。早い!
ま、今回のデトロイト路線復活はT社様の為なんだろうけど、それでもなんだか嬉しいニュースです。
ということで、モータウンだよね、デトロイトだものね。
「what’s goin on?」 私にとってのモータウンソングは断然これ!
以上。
コメント
おっ!! マーヴィン・ゲイだー。可哀想な最期…。
ノースウェスト航空はノースワースト航空と呼んでました。
機内食もサービスも、あまり宜しくなかったので。
米国はCAだけじゃなく、入国審査官も愛嬌ないですよねー。
なんか上から目線。でも思いました。
アメリカは競争社会で、あの方たちは「職」を勝ち取った勝者なのだと。
更に日本と違って、客もサービスする側も対等な立場ですから。
アメリカに限らず、(国外では共に対等だ)を意識しないとダメですね。
勿論国内・日本人同士でもそうですが、アジアはまだまだ意識が低い。
コメントありがとうございます。
モータウンソング、大好きです~。
そう、そしてCAやパイロットはあくまで乗組員。
知り合いは、パイロットになりたいと言ったら親に「乗せる側でなく乗る側になれ」と言われたそうな。
そして、共通なのは「いいサービスが欲しければ、いい客になれ」ってことですかね~。