テーブルマナーって今でも習うのかな?
私は小学校の修学旅行でもハンバーグで確か習ったし、
高校の卒業前にも近くのホテルへ行って3年生全員でテーブルマナーやりました。
勉強になった思い出はないけど、みんなでナイフとフォークを使った楽しい思い出ではありますね。
そこで今回のテーマは、
添乗員がやってしまいがちなダメな事
手伝う?
添乗員がやってしまいがちな一番ダメの事、それは
”給仕さんの仕事を奪う事”
つまり、あちらのサービスって遅いんだけどだからと言って、添乗員が自分で皿を運んだり、飲み物を持ってきたりすることです。これは絶対にダメな行為です。
理由)彼らはプロである。
お気づきのことと思いますが、あちらのレストランはあまりアルバイトばっかりで回してるってことはないですよね?(カフェでもそうだけど)
高級レストランになればなるほど、給仕さんはどえらい風格がある人になります。
フランスで初めて日本人としてフランス料理で星をとった平松さんへのインタビュー。
Q:レストラン開業時に何を一番初めにしたか?
A:「いいギャルソンを雇った。」
彼らは、すべての情報を持っているから、と答えていました。
添乗員ができることは、注文のお手伝いなど、テーブルに座ったままでできること。
(同席の場合、別席の場合は料理が出てくるまではそばに立っているけどね)
そして、「まだかな」と無言で待たなくていいようにいろんな話をして場を持たせることも大事かもしれない。
メニューをきめる
Menu on the spot の時とかドキドキするよね?
初めて入ったレストランでやっては、いけないこと。
えいや!と勝手に想像して決めてしまう事。
お客さんの好みを聞く事はできると思うけど、その先しっかり店員さんと相談しましょ。
昔、初めてフランスの星付きレストランで食事した時、男性のメニューには値段が書いてあったんだけど、女性のものには書いてなかった。
もちろん予算があって、それくらいで見繕わなきゃいけないんだけど、値段は書いて無いわ、フランス語は読めんわでえらい焦りました。
でも、完璧なギャルソンがいてくれたので、食事かけれる時間、予算、おすすめメニュー、それに合ったワインなどすべて相談して決めることができました。
この経験から、今でもフリータイム中にお食事をご一緒したりするときは、店員さんにとにかく聞いてメニューを決めます。
- おすすめ料理
- 一皿のボリューム
- 味付け
- おおよその予算(決まってるとき)
- だいたいの帰らなきゃいけない時間(決まってれば)
ワインを選ぶとき、今度やってみよって思ったのが、TVで武豊さんが言ってた話。
小泉元総理と一緒に食事した時、ワインのチョイスをソムリエに「この食事のコースと同じ価格帯のもので選んでください」といったそうな。
使えるね、これ。
でも、ソムリエにもいろいろあるからね。
若い挑戦的なワインを進める人がいたらちょっと注意。日本のご年配者には、ちょっととがりすぎたものが出てくるかもしれません。
(注意!)この営業マンとは仲良しです。
英語ができる!と自慢する営業マンがいて、その団体のえらいさん達の食事会に高級ステーキ屋を手配して、ご案内した時の事。
もちろん英語ができる営業マンが、メニューを決めるお手伝いをしました。そこは問題ない。
しかし次の瞬間、私は凍った。
「では、まずビールの人!」
ってお客さんに挙手させたんだよ!ここは居酒屋か!
当然ウェイターも固まる。
私、とっさにビールの人覚えてメモ。
こういうことは、やめましょう・・・
とはいえ、というのが私たちの仕事です。
絶対に待たせてはいけないVIPや、時間的にどうしても急ぎたい時というのは、必ず訪れる。そんな時は、
丁寧に説明して、お互いにできることを考える。
私は、よくレストラン先乗りの仕事もします。着いた瞬間、グッドタイミングで料理が出てきて、ちゃんと名物料理、名物飲み物を楽しんで、でも1時間で食事を終えるための準備をしに行くのです。
(生ビールのタイミングとかホントに難しいよね)
レストランに、到着したら挨拶をして、できるだけコミュニケーションをとってお店を知り、店員さんの名前を覚えて、うまく立ち回りましょう。
きっとどうにかなる。(どうにかする)
でも実際、サービスは遅いよね。
そんな時に思うのが、ビストロの名前の由来。
ナポレオン戦争でパリが陥落した時、ロシア兵が、パリのお店で「はやく、早く」быстро(ビストラ)と叫んでいた。
諸説あるが、添乗員は一番ウケそうな話を選ぶ
つまり、歴史的にもサービスが遅いんだよね。っというかそもそもお客さんが待っていうから、という理由で急がない。
ちなみに、フランス料理がいまの形「一品ずつ温かい料理を持ってくるスタイル」になったのもロシア料理からと言われています。参照URL:Meiji 世界の食と文化
ちなみに、ナイフとフォークを持ち込んだのはイタリアのメディチ家からお輿入れしたカトリーヌ。この辺のお話は、ガイドさんがウフィツィ美術館でお話ししてくれるね。
それまでのフランスでのお食事は、ナイフで切ったあと手づかみで食べる…
こんな話でもしながら、お食事を待つとよいのではないでしょうか。
以上
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