よもやま話

海外添乗員の仕事 コロナ前と現在 変わったと感じた3つの事 what’s the difference

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Photo by SplitShire on Pixabay

最近、同僚も次々と海外の仕事がアサインされるようになってきました。

新聞にもわずかですが、海外ツアーの募集が載るようになってきました。

私も準備をしていますが、コロナ前の添乗と比べて今は何が一番変わったことなのかと考えてみました。

旅行に対する心持

たぶん「旅行に対する心持」が一番違うと思います。

「安全・安心」にプラスして「衛生・対策」に対する情報を添乗員は持っていなくてはいけない。

実際に添乗に行くとね、現地はあまり大きく状況は変わってないというのが本音。

ただ実際に陽性者が出る出ないにかかわらず以下の事は絶対に押さえておかなくてななりません。

  • PCR検査をうけるところとその関連の英語
  • 体調不良者が出たときに行く病院
  • 一緒に帰れなくなった人へのケア(現地のサポート体制や飛行機の振替)

旅行をそろそろ計画したいなとか行きたいなと思ってるお客さんが必ず聞いてくるからです。

そういうことを心配してるお客さんには、

  • レストランやホテルのフロントにパテーション等はない
  • 街の人はほぼマスクをしていない
  • 特に人数制限などはしていない

等も伝えておかなくてはなりません。

添乗員
添乗員

「人がたくさんの所には行きたくないんですけど‥」って言われても

人がたくさんいる所に向かっているのでどうすることもできません。

旅行需要は爆発しています。

「じゃ、もうちょっと先に延ばそうかしら…」と思っても

人混みがなくなるとは思えません、当分。

環境への配慮

これは、日本のホテルでも歯ブラシとか部屋置きをどんどん控えてますよね。

もうすでに実感してると思いますが、2022年4月から施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」です。→ 詳しくはコチラ「環境省

ヨーロッパでは、日本よりずっとエコ志向が高いので(コロナ前からだけど)いかにサステナブルな取り組みをしているか、グリーン化のためにどんな努力をしているのかが書かれたのステッカーやアクリススタンドがやたらおいてあります。

例えば、こんな感じ↓↓

連泊するときには、必ずお客さんにお伝えしなくてはなりません。

このホテルの場合だと、「ベッドリネンの交換は3日目の夜」だし「タオルの交換はバスタブに置かれているものだけ」となっています。

なので、ここで律儀な日本人の性格が災いしてしまいます。

そうです。使ったタオルをきちんとタオル掛けにかけておく人種ですから、タオルが変えてもらえない。

そしてきれいに最低限のベッドメイクを済ましてお出かけになるので「シーツが変わってない」とすぐにお気づきになるのです。

環境に配慮することに賛同してもらうのが一番いい事なんだけど、きれい好きだからね、皆さん。

添乗員
添乗員

そういえば、昔タオル交換の事説明し忘れて慌ててホテルスタッフに

「どこに置いてあってもタオル交換しといて、全部!」

と頼んだことがあったな。

サステナブルトラベルをするための12の事」この記事を読む限り日本は旅行先に絶対に選ばれないな、この観点からは。

物価が高い

これは、円安だけのせいではありません。

物の値段がとにかく上がってる。それに加えての円安だから何でも高い。

とにかく高い。

ただでさえ高いのに、もっと高く感じる。

高い高いといっても実感がわかないと思いますのでインフレ率を紹介。

2022年フランス 5.81 (日本 1.99) 10月推計 引用元:世界経済のネタ帳

ちなみに日本は2020.2021とマイナスでしたがフランスは2020年は0.53だったものの2021年はすでに2.06ですから日本人からするとものすごーく物価が上がっていると感じるのは当たり前ですね。

添乗員
添乗員

ちなみにスペインはと言うと2020年 -0.32、 2021年 3.09、 2022年 8.83 です。

何てこと。ぺセタの時代が懐かしい。

当然パリの人も黙ってはいません。

[パリ 16日 ロイター] – パリで16日、物価上昇に抗議して数千人がデモを展開した。フランスでは製油所で賃上げを求めて数週間にわたるストが実施されており、ゼネストを呼びかける声が高まっている。

極左政党「不服従のフランス」のメランション党首もデモに参加し、18日のゼネスト実施を呼びかけた。

主要労組のフランス民主労働同盟(CFDT)も賃上げのため18日のゼネスト実施と抗議行動を呼びかけている。同時に、製油所職員のスト実施権保護に向けた抗議行動も呼びかけた。

引用元:ロイター 2022.10.16

そして今フランスにはガソリンがありません。→Yahoo!News

添乗員
添乗員

先日の添乗で一緒に行った営業マンはパリのレストランの会計時、お店の人の前で

「高い!高い!」を連発しました。

恥ずかしいからやめて、と頼みましたがそれくらいには高いです。


大きく変わったとまでは言えないけど、団体用の●●とかがなくなっているとも感じました。

団体旅行がコロナ禍でほとんどなくなったせいでもあると思うんですが、ホテルのチェックイン、航空会社へのチェックイン、観光施設への団体入場がなくなっている。(少なくなっている)

だからすごーく並ばなくてはいけない時がある。

なんでも余裕をもって行動しないといけないですね。

久しぶりの海外添乗

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