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添乗員の仕事

海外旅行 行き先の選び方 ココに行くならこの時期外せ 国慶節 雨季乾季 台風

添乗員の仕事

ココに行くならこの時期外せ 国慶節が始まり今年の中国の旅行人口は23億人! 行き先はやはり日本が人気ナンバー1とか… 日本には最近台風来ないからなお来やすいね

どこへ行くにもシーズンというものがありますが、旅行の仕事をしている人間からすると

添乗員
添乗員

今の時期に~?
その国へ~?
なぜ~?

という事が良く起こります。

今回は、「ココに行くならこの時期外せ」を紹介します。

1.どこに行くにもこの時期外せ 国慶節・春節

ココに行くなら、ではなくどこに行くにも!です。

国慶節とは

国慶節(こっけいせつ)とは、中華人民共和国の建国記念日にあたる祝日のことで、毎年10月1日に定められています。1949年10月1日に毛沢東が天安門広場で新中国の成立を宣言したことを記念し、翌1950年から国の祝日として制定されました。

中国では国慶節にあわせて7日程度の連休が設けられ、これを「十一(シィーイー)」や「ゴールデンウィーク」と呼ぶことがあります。この期間は全国で家族の帰省や国内旅行、海外旅行が活発になり、多くの人々が観光名所や都市部、地方の観光地に移動します。

やまとごころ.jpより引用

中国の国慶節で訪日客も増えていますが、私たち添乗員にとってはどこの国に行くとしてもこの大混雑に悩まされます。

特に中華圏は絶対ダメです。(香港・マカオは連休じゃないけど、信じられない数の中国人が押し寄せます)

お客さん
お客さん

中国に行かなければいいんじゃないの?

中国人が海外旅行もするので、中国まわりの国は大混雑です。

ベトナムもタイもシンガポールも韓国も… とにかく飛行機も取れないしお宿も高くなるので避けるのが無難です。

お客さん
お客さん

でも、飛行機は普通に取れましたよ…

日本発着便は問題なく取れるのですが、問題はその先‥

例えばアジアの空港で乗継とかあると、中国人渡航者の荷物いっぱい過ぎて「積み残し」されちゃうとか、圧倒的に荷物が多いので「どっか行っちゃう」とか起こります。

アジアでロストバゲージは少ないんじゃない、と思っている人~? ありますよ!(経験者は語る)

そしてヨーロッパも避けた方がいい。中国の人はビザを取らないといけないとは言えお金持ちの人にそれはあまり問題じゃない。

その結果、中国人観光客の数がものすごく多くなる。

アメリカは、比較的いいかもしれないけど… どうだろう、この時期にアメリカに行ってないから分からない。

気を付けるのは春節!これは毎年変わります。(農歴(旧暦)だから)

春節休みは早めにチェックしましょう。

2.台湾の国慶日は10月10日です

台湾(中華民国)では、国慶節は10月10日と定められています。

また、名称も厳密には国慶節ではなく「国慶日」であり、「雙十節」「辛亥革命紀念日」などとも呼ばれています。

当日は台北総統府(旧・台湾総督府)庁舎前の広場にて国旗掲揚式典と祝賀パレードが開かれ、中華民国総統が演説をする他、夜には花火が打ち上げられるなど台北市内はお祭りのような雰囲気に包まれます。

訪日ラボ から引用

台湾もしっかりとお休みなります。そして民族大移動。全員が南へ向かいます。←言い過ぎ

今年は中秋節が10月6日なので大型連休にする人も多いと思います。(中秋節は毎年変わる)

そしてご案内するお客さんがとっても驚くことは、お店など「結構休む」

お客さん
お客さん

台北は大都会だし、連休って言ってもどっかやってるでしょ?

添乗員
添乗員

結構休みです。

中華圏のお休みをなめたらいけない。

家族が何より大事なかの国の人たちは、どれだけ渋滞しようが実家へ帰ります!お客さんより家族が大事。(当たり前)

だからちゃんと休みます!

中秋節の豆知識
① 台湾では、中秋節に「焼き肉パーティー」をします。
② 月餅をお土産に買いたい、とよく言われますが基本的に月餅はこの時期にしか売ってない

台湾の春節(旧正月)のお休み情報は、ここ2年ぐらい追ってるけどとにかく情報は遅い。(国内向けだからしょうがないけど)

2026年の台湾カレンダーはここから↓↓ (資料元:行政院

旧正月は、2026年2月14日~22日(9日間)です。お正月は2月17日ですね。

台湾も連休だらけですね。

3.ココに行くならこの時期外せ 台風が来る国の台風シーズン

台湾・フィリピン・香港・マカオ・グアム・中国の南・・ 日本もそうですが、台風シーズンに台風が来る国へ旅行してはいけません。

とはいえ、かくいう私もこの10月、アジアへ何回か仕事で行きます。
「台風大丈夫?」という地域へも出かけます。
でも秋の旅行シーズンですからね、この時期じゃないと行けないんだったら行くしかない。

添乗員
添乗員

海外旅行保険は欠航補償(航空機遅延)のオプションも忘れずに
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よく「台湾からくる風」で「台風」と名付けられた、とお客さんに説明します。

昨今台湾は人気すぎて雨季だろうが台風シーズンだろうがお構いなく旅行者がたくさん行ってます。

実は夏休みに激安台湾パックツアーが良く出ますね。これは台風シーズンでもともとはオフシーズンだからです。
安さが魅力なのでおすすめですが、台風が来るといけないので1旅行前後1日2日の余裕をもって予定を組みましょう。

時期を選ぶことができるなら乾季がおすすめです。(2月とかたまにど寒い日があるけどね、台湾には暖房がない)

4.あそこに行くならこの時期はずせ ヨーロッパなど クリスマス・イースター

クリスマスにヨーロッパへ行く人は、きっと用事があってのことだと思うのでしょうがない。

イースターがなかなか曲者です。なぜなら農歴でもないのに毎年違う。

イースターの日
「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」(3月22日から4月25日の間)

いまはネットで調べるのが早いです。2026年は4月5日の日曜日です。

苦い思い出

もうずいぶん前ですが、とある高校のヨーロッパへの派遣団だか修学旅行だったか忘れましたが、とにかく学校の都合があって3月末にしか旅行日程が取れなかった。
折しもヨーロッパではイースターのど真ん中。(今みたいにネットで事前に調べて、ではない時代)
学校訪問や交流会もプログラムされているのに、相手の学校が見つからない…(休みですからね)
結局、交流会には現地支店の支店長の息子さんとそのお友達に来てもらい(女子高なのに男子を呼んだと言って怒られた)
学校訪問は無理だから、キャンパスツアーでお茶を濁し(濁せなくて怒られた)
フェアウェルパーティーには誰もいないから語学学校の先生方に招待でなく自腹での参加をお願い(来てください、でもお金は払ってねという交渉に行った)
レストランにもなんか無理を言いに行った。でもこのお店の人がスペイン人でとにかく親切だった。
とにかく大変な1週間だったことを覚えています・・・・

5.そこに行くならこの時期外せ 夏の遺跡巡り 死ぬよ

今年はエジプト人気が大爆発中!

添乗員
添乗員

私はTV「博士ちゃん」の影響も大いに関係していると思っている

大人気になると・・・

  • 普通ならオフシーズンの時期でも旅行が出る
  • お気軽に5日間とかの超短期間ツアーが出る
  • ツアーのバリエーションが増える

という事で、新聞の旅行広告とかを見るとこの3つのポイントが全部ハマっています。

7月や8月でもエジプトのツアーの催行がありました。40度だよ!

お客さん
お客さん

でも名古屋だって40度ぐらいにはなるでしょ?
耐えられるんじゃない?

添乗員
添乗員

問題は「遺跡巡り」だという事です。

遺跡巡り、それは日影のない太陽が降り注ぐ中ずーっとガイドの説明を聞きながら歩きまくるという添乗員にとってもとても過酷なものである。

  • 同僚が行った7月エジプトツアーではお客さんが熱中症になった
  • 雨季前のアンコールワット。計画した社長が「舐めてた」と反省した
  • エフェソスの10月。もう10月なのにものすごく暑かった。そして歩きすぎてもうよく分からなかった
  • 夏前のサマルカンド 日影が一つもない 遺跡の周りにもそう大してして何もない 暑かったことしか覚えてない
  • 南京は遺跡じゃないけど43度と表示されるなか、明孝陵を歩いた。死んだ。

本来なら午前中観光 → 一番暑い時間帯(昼過ぎから16時くらい)はホテルで休憩 → 夕方からまた観光 っていうのが昔は仏だったと思うのだけど、最近のツアーはガイドの拘束時間のせいかバスの拘束時間のせいか、はたまた企画者の無知のせいか昼休みがない!

お水は2本以上持ってね。汗で全部出るから誰もトイレに行きたいって言わない。

添乗員
添乗員

お昼休みはホテルのプールで涼みましょう!

遺跡巡りに行きたいのなら、時期を選びましょう。

6.外した方がいいかも? でも最近はそうでもない8月のヨーロッパ

ひと昔であれば、8月のヨーロッパといえばみんなバカンスにお出かけなので町は閑散とし、お店は閉まってるし、(でも道は空いていたのでそれは良かった)できれば避けて方がいい季節でした。

最近は、というともちろんバカンスを取ってる人はたくさんいる。レストランも星付きレベルだとやはりお休み。

だけど街には人があふれています。(オーバーツーリズムだね)

だから8月に行ったら何もできないよ、ってわけではないです。

でも普段の姿とはちょっとだけ違うかもです。

ただ、ヨーロッパを旅するのなら断然サマータイム中(4月~10月)がおすすめです。

日照時間が全然違います。 冬と夏では日照時間は倍くらい違うんじゃないかな?

夜のヨーロッパの街も素敵だけど、暗くなれば安全も脅かされるからやはり明るいうちに歩いた方がいいです。

クリスマスマーケットとかオペラを見たいとか冬じゃないとできないことをしに行くならそれはそれでいいんだけど、石畳の道が多いから足元の防寒をしっかりして備えましょう。


海外旅行の行き先を選ぶとき、ちょっと意識しておきたい「その国のカレンダーと気候」

雨季と乾季を知っておけば観光のしやすさがぐんと変わります。北半球と南半球では季節は逆です。

「現地の祝日」「四季や雨季乾季」「台風シーズン」「夏の遺跡」── 次の旅行計画は、地図と一緒に現地カレンダーと気候情報も確認してみましょう。

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