ちょっとだけ楽しくする 方法 最近若い世代の人たちとツアーをご一緒する機会が多くありまして、みんな元気に楽しんでる様子がまぶしくて添乗員である私が「こんなことしてみたら?」という提案をすぐに実践してくれる。ええ子や…
若い世代に伝えたい、今回は旅行がいつもよりちょっと楽しくなる、そんな方法を紹介します。(基本お金はかからない)
注)この記事はパッケージツアーや慰安旅行などですでに旅程が決まっている人向けのTipsです。旅行前の準備とか計画の立て方などを書いたものではありませんのであしからず。
方法 1 機内の地図を見る
これは私がいつもやっていることですが、機内誌があれば機内誌を見るし、モニターがあればモニターでも見る。
外国籍の飛行機なら日本が中心でない地図を見ることができるし、航路を追うことで「あれ、この辺の位置関係ってこんな風になってるんだ」と気づかされることも多々あります。
こないだ気づいたこと
グリーンランドってカナダの上なんだなぁ…(上というか横というか)
世界地図で見てると右と左だからね
あと日本-ヨーロッパ航路をモニターで見ると、まだロシアの上を通ることになってる。
で、実際飛んでいくとアンカレッジのほうから回っていくのでちょっと違って面白いです。
方法 2 ホテルのバーで飲む
ホテルに到着したらお疲れさんで、ベッドへごろりもいいですが、コンビニでビールやお酒を買って部屋飲みするならホテルにあるバーへ繰り出しましょう。
ホテルのバーは地元のお客さんも来ているし、異国情緒あふれる空間であること間違いなし!
お部屋でスマホ見ている場合ではありません。
いいホテルに泊まった場合にはできればそのホテルのメインダイニングで食事をしてほしいけど、予約も必要だし金額も結構かかるしね。
でもバーで飲む1杯ぐらいなら、ね?
方法 3 朝起きたら近所を散歩する
「この辺りは危ないから外に出ちゃダメ!」と言われない限りはOKでしょう。
朝の出発時間より少し早めに起きて(太陽が出てる時間限定)そのホテルの周辺を歩いてみましょう。
そこは郊外で周りに何もない場所だとしても、住宅や公園などを見て散歩するだけでちょっと違った風景が見えてきます。
街中のホテルの宿泊で周りに有名な広場や観光地がある場合でも、朝早くいけば人が少ない所で満喫できます。
スマホをもって目的地に邁進するのもいいけど、道中の景色を楽しむのもお勧めです。
外国では危ないのでスマホを手にもって歩くのはやめましょう。ひったくられます。
ハワイなど「歩きスマホ禁止」の国もあります。
また、ホテルに聞くとジョギングマップがあったりもするので、それを頼りに走ったり歩いたりもいいです。
方法 4 目の洗濯
これは私が勝手に名付けている方法だけど、ちょっと郊外や田舎のほうに行くと空がすごく広いです。
上を向いて目を大きく開けると視界がすべて空の青で埋め尽くされます。
ちょっと目が痛いけど、電線もなく青以外の色は何もない時(雲もない)目が洗われるような感覚になります。
これは結構な頻度でやってます。
もちろん夜になれば星を見ます。(星座の見方はわからないけど)
でも夜は目いっぱいの星を見ても洗濯感はないからね、昼がおすすめです。
方法 5 部屋のテレビを見る
外国のテレビなんて見てもわかんないし…とか思っていませんか?
その国の天気予報ぐらいなら言葉がわからなくてもなんとなくわかります。
また予期せぬことに日本の昔のアニメが放映されていたりもします。
それにツアーに参加するとなかなか訪れている国の言語に触れるチャンスがありません。
ぜひよくわからないテレビをつけて何となくその国の人になった気になりましょう。
テレビチャンネル案内を見てるとNHKという文字を見つけて喜ぶ時があります
でもそれはほとんどNHKworldで英語放送なんだよね
日本語放送が見れるのは「NHKワールド・プレミアム」有料放送なので普通のホテルでは見れません。
宿泊するホテルに「NHKワールド・プレミアム」があるかどうか調べるときはここから
番外編 ホテルの設備やサービスを使ってみる
これは良いホテルならぜひ実践してほしい。
靴磨きサービス
夜22時までに廊下に靴を出しておくと朝磨かれて返ってくるあのサービスね。(基本タダ)
靴磨きに出すようないい靴なんて履いてない!と思っていましたが革靴なら何でもいいからね。臆せず利用しましょう。
ランドリーサービス
ランドリーサービスも大量に出せばお金がいっぱいかかっちゃうけど、シャツ1枚だっていいんだから連泊するときはぜひ利用してみたいもの。
バルコニーがあるからといって、外に洗濯物を干してはいけません。注意されます。基本は部屋干しです。
ルームサービス
ルームサービスは、なんかお金持ちになった気がしないですか?私はする。
でも意外とホテルによっては良心的な金額だったりします。
それにホテルのダイニングレストランに置いていないようなローカルフードもルームサービスなら置いてる、というところもあります。
台北のリージェントホテルの牛肉面はおいしい…
ロビーでも食べれるけどね
こんな特集を見つけました。Beef noodle selection at Taipei’s five-star hotels, high-end restaurants
シェラトン、マンダリン、リージェント、マリオット、セラヴィという5軒のホテルの牛肉面が特集されています。
これ全部食べたい・・
添乗員をしてるとね、食事を食べ損ねてルームサービスのお世話になる機会が結構あります。
夜中に食べると太るけれど、腹が減っては戦はできぬ。
あと朝食付きプランの時にルームサービスに無料で変更できたりする場合もあるからね、要チェック!
ベルサービス
これはもう添乗員ならいつもお世話になっています。
荷物の上げ下ろしは、ベルさんにお願いするのが一番いいね。
最近のお値打ちツアーでは、ポータレッジが付いてない場合もあります。
でもホテルによっては「こんなんお年寄りには運べーせんわ!」という階段がいっぱいあったり、お部屋に直通のエレベーターがなかったりします。(あとバスが停まれるところがホテルから遠い、とかね)
ベルさん頼まないとどうしようもない時がありますから、きちんと確認しましょう。(そして使いましょう)
まさにこないだのシンガポール
バゲージダウンを依頼しようとしたら、含まれていないとのお返事。
お金払うから、と言ったら荷物1個5シンガポールドル(約600円)
ホテルにある施設は使いまくる
プール・ジム・サウナ・スパなどホテル内にあるものはどんどん使いましょう。
たしかにスパは有料だし時間もかかるし、なので是非にとは言えませんが、プールやジムは基本無料。
でも営業時間は限られているので、その時間にはホテルにいたいですよね。
昔オーシャンビューが売りのホテルに泊まった(パンフレットにも記載)
でもね、日が暮れてからのチェックイン、夜明け前のチェックアウト
海なんかどこにあったんだて~~???状態
これはもったいない。っていうか約款に引っかからないのかな…
ホテルの人との会話
最後はこれに尽きるかもしれません。
もし連泊するのなら特に。なんでもいいからホテルのフロントに聞きましょう。(電話でもOK)
ヘアードライヤーが見つからない、眼鏡がどっか行ってしまった(眼鏡ないから見えない)、変換プラグ貸してほしい、●●に行くんだけど、どれくらいかかる?…
なんでもいいんです。
現地の方とお話しする機会はなかなかない。ホテルマンは仕事だから話しかけたら答えてくれます。(有用かどうかはわからない)
良いサービスを受けたかったらよい客になれ!っていうしね。
ここで紹介したことは、特別なことではありません。
なんならいつもやってるわ!という人が多いかもしれません。
でも若い世代の子たちと旅行していると、本当にスマホばかり見ている。
目的地に行くときも地図アプリを利用してるから周りの風景なんて見てない。
何かを調べるときはもちろんスマホ。誰かに聞こうよ~
ご飯食べるときも写真撮って… (これは私もやる)
お部屋に入るのを待ってましたのごとくスマホタイムに突入する。
今回は、旅行を楽しんでくれ~というおばさんの願いを書いてみました。
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