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閑話

潰しが効かない

閑話

添乗員を仕事にしていると

「すごーい!」「なんでもできるんだね」「私にはできな~い」

と言われることが多い。

果たして私たちはそんなにすごいのか?

コロナ禍において昔からうっすら感じていたことが、明白になってしまいました。

もちろん人によるでしょうが、少なくとも私においては「つぶしが効かない」

と言うことで、添乗員の性質と仕事でマイナスになる事

添乗員の性質

  • ひとが好き
  • すぐどこか遠くへ行きたくなる
  • 頼まれたことはすぐやる
  • 頼る人がいないので一人でやる
  • 団体を引率するのは得意だが、団体行動は苦手
  • 時差などで体内時計が変
  • お客さんの話は聞けるのに、人の話は聞けない
  • 意外と人見知り
  • 服装がちょっと変
  • 日本なのに海外マナーを求める
  • どうにかなる、どうにかする精神

いろいろあげてみましたが、やっぱり一人で仕事するっていうところが大きな特徴かもしれません。

だから協調性がないんだよね。

こんな性質の人がオフィスに入ったら

  • 人が好きだから誰か知り合いを見かけるとすぐしゃべりに行っちゃう。(おしゃべりは添乗員にとってとても大切なコミュニケーションツールだからね、頑張ってしゃべる!)
  • 一所に留まっていることが難しい。(長時間のデスクワーク、毎日定時に会社に向かうといった事がこの上なく苦痛に感じる)
  • 頼まれたことはすぐ片付けないと気が済まないから(旅行には終わりがあるからできるだけ早く用事は済ます)毎日続くお仕事に入っても目の前にある仕事にすぐ飛びついちゃう。計画性をもってとか優先順位を決めてすることが苦手
  • デスクワークの仕事に慣れてないのにも関わらず、普段頼る人がいないから「誰かに聞く」「誰かに頼る」「助けてと言う」ことができない。自分で解決しなくちゃ、自分一人でやりきらなくちゃと思い込んでいる。
  • リーダーとしてぐいぐい引っ張っていく事には慣れているけど、部下として素直についていく事に慣れていない。だから素直に「ハイ!」と言う返事ができない。納得がいかないことには正面からぶつかっていってしまう。
  • 時差がある生活をしていたから定時のある生活にものすごい抵抗感を感じる。家でじっとしているのには問題なかったが、バイトに行きだしてもう疲れた。
  • 添乗中は、あんなにお客さんの話を聞いていたのに(同じ話を毎日聞かされても新鮮に受け答えることができた)友達の話をちょっと聞き始めたところですぐ自分の話を始めてしまう。聞いて聞いてオーラばかり出ている。
  • 仕事だから知らない人とも一生懸命グイグイ入り込んでいたのに、バイト先では「おとなしい人」だと思われている。でももともと社交的ではないのでちょうどいい。
  • 海外募集ツアーでは、地味な服装をしているとお客さんから「目立たないからもっと派手な服装をしない」と言われていたからちょっと派手目な服を着ていたしアウトドアっぽい服装も多かった。(好みの問題か…)だけど、会社に着てく服がない。
  • 大きな荷物を持ってるときとかに「誰か助けてくんないかな?」と思って周りを見てしまう(外国では十中八九誰かが助けてくれる)電車の中で席を譲らない人に「席譲ってあげたらどうですか?」と囁く。(これはおばちゃんだからこそなせる業か)
  • 困難を目の前にした時に、「今とりあえず解決できる方法」と考えてしまう。あとにつづく人の困難を気にしない。

総合すれば、オフィスワークに向かないということです。正確にはオフィスワークだけでなく様々な業種に適していない。

じゃ、何が向いているのか?

やっぱり添乗員。すごい事なんて何一つできないけど、「好きこそものの上手なれ」

はやく添乗員になりたい!

早く人間になりたい!

仕事じゃなくてもいいからどっか行きたい!

今日の歌はもちろん「遠くへ行きたい」

以上。

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