よもやま話

度量衡(ときどきステーキ)

よもやま話

アメリカを旅行しているときに、ガソリンスタンドの値段表示が2.85ドルとかを見て、

”ガソリン、高っ!”って思ったことはありませんか?

アメリカってアラスカで原油が取れるんじゃないの?と思っていいる人。

アメリカの単位は、ガロンです。(1ガロンは3.785リッター)

ちなみに、度量衡(どりょうこう)って読めますか?私はちゃんとフリガナを付けてますよ。

ということで、今回のテーマは、『度量衡』

これについての表は、このページ『ちょっと便利帳』から


度量衡・・「度(ものさし)」、「量(ます)」、「衡(はかり)」という意味です。

こんなの世界で統一すればいいのに、と思うかもしれませんが、これも習慣からだから仕方ない。日本だっていまだに土地は1坪・2坪、お米は1合、釘も5寸釘って言われた方が、分かりやすかったりするでしょ?

でも、正直全部覚えるのは、無理でしょう。なので、添乗員にとって覚えておいた方がいいものだけを列挙してみましょう。覚え方とともに。

● 気温

華氏を使ってる国なんてアメリカくらいしかない。(あと小さい国)でも影響力が強いから仕方がない。

計算方法は、「°C=(5÷9)×(°F-32)」だけど、こんな暗算できないね。だからもうまるまる覚えます。

華氏100度は37.8度。天気予報で100度って出てたら熱波です。体温計で100度だったら微熱。

逆に華氏0度はマイナス17.8度 極寒だと思ってください。

そうすると華氏50度は摂氏10度 この3つを覚えておけばどうにかなるでしょう。

● マイル

バス乗ってると、けっこう聞かれる質問に「ここの制限速度何キロ?」がある。運転手さんに聞けば、すぐ教えてくれるけど、これもアメリカだとマイルなので1.6倍しなくてなりません。

それ以上に、今は航空会社のマイレージサービスがあるから、マイルの存在感はでかい。

そして、運賃設定が多様化している現在、今回のチケットがマイル加算対象なのかどうなのか、加算されるなら何%なのか添乗員でも分かりません。(カードのステータスにもよるからね)ちなみに、航空会社の人でもちゃんとは分かりません。とりあえず登録はしてくれます。(加算対象でない場合はたまりません、って言ってくれることが多いけどね。)

● 服のサイズと靴のサイズ

もうこれは、自分のサイズだけを単純に覚えて、そこから大なり小なりするのが一番。

アメリカサイズ・ヨーロッパサイズ・中国サイズ・日本サイズ しかもサイズ表示なんて目安でしかないから、ブランドによっても同じMでも大きく違うし。海外での買い物は、試着がマストです。

● ビールのジョッキ

紛らわしいのは、pint(パイント)同じ単位でも量が違うこと!
イギリス:約1.14 L / アメリカ:約0.95 L やめてほしい。

でもビール飲むにはどうしても必要な単位だから覚えるしかない。

● スーツケースのMAX重量(Y)

1個あたり23kg 50ポンドです。アメリカの秤は当然ポンド表記なのでびっくりしないでください。ちなみにアメリカでは『パウンド』と発音しますね。

● 香水は2オンスまで

日本の免税範囲です。なんで、日本の書類なのにオンスなんだ?と思うかもしれません。(約56ml ) たぶん、香水の瓶に書いてある容量がoz(オンス)表記だからこれの方が分かりやすいのかな。

ハンガリーの王様

こういった話をすると、ハンガリーの王様の事を思いだします。

昔ハンガリーには、暴れん坊将軍のような王様がいました。

みすぼらしい格好をしてある町の居酒屋に入りました。そこの店主は、決められたグラスより小さめのグラスにお酒を注いで出しました。

王様の格好に戻ってもう一度、同じお店に行きました。すると今度は大きめの杯でお酒が出てきました。

『いつもと同じ杯でだして』と言いましたが、店主は、これがいつもサイズです、と答えました。

王様は怒って、小さな杯を手に取りました。

『見てみろ、ここに印がある!これは前回に来た時に、わしが書いたのじゃ!』

それ以来、その居酒屋は必ず大きめの杯を使わなくてはならなくなりました。

● ステーキの大きさ

ステーキ屋さんというのは、外食の中でもかなりハードルが高いのでは、と思います。なんせ注文が大変。ステーキの大きさ・焼き加減・部位の選択・付け合わせ・ソースの種類。これに前菜、デザート、飲み物と決めなくてはいけないからね。

ステーキの大きさも感覚的に覚えよう!

サイズ目安
6 oz約170グラム小食の人用。これ以上小さいサイズはないかも
8 oz約230グラム女性サイズ。
12 oz約340グラム一般的なサイズじゃないかな。ステーキ食べた感あり
16 oz約450グラム俺は食うぞ!サイズです。(1lbですね)
アメリカでは、もちろんもっと大きなサイズもあります。

ステーキだけ食べてるわけじゃないからね。コースで食べますから。ステーキハウスは重厚な装いの高級レストランが多いです。安い食べ物ではありません。単品では頼まないように。

部位の決め方も大変。だってサーロイン・テンダーロイン・フィレぐらいしか知らないじゃない?部位だけでもこんなにある

画像はwikipediaより

それなのにさらに、名称も色々あります。NYステーキとかメダリオンとか人気のあるリブアイ(あばら肉の中心、これの方がサーロインより高い)とか・・詳しくはまた別の記事で囲うかと思いますが、英語が苦手な皆さんへ、一つだけ言っておきましょう。

『Sirloin』 (サーロイン)の発音は難しい!

私だけ? むかしスーパーマーケットの肉売り場の前でアメリカ人ルームメイトに『違う!』と言われ、何回も練習させられた苦い思い出がよみがえる。

以上

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