風邪の大敵 乾燥 こまめな水分補給と喉スプレー 海外旅行で気を付けること ちょっとした工夫で対策
アメリカ西海岸へのツアーに行ってきました。
秋とはいえ日本は10月に入るまでとても暑く不快度数MAXでしたので、アメリカ・サンフランシスコに到着した時のカラッとすがすがしいお天気に「最高~!」なんて思っていましたが、
まさか参加の皆さんが風邪でバタバタと倒れていく事態に陥るなんて…
サンフランシスコと東京の気温差
この表からも分かるように、サンフランシスコの9-10月は日本に比べとにかく雨が降りません。したがって湿度もものすごく低いです。
何か月も高温多湿の名古屋で過ごした身からすれば天国の様な快適さ。気温も昼間は多少暑いと感じることはあれど朝晩は上着必須(ユニクロのウルトラライトダウンジャケットがあってもいいくらい)
これで気が緩んでしまったのか… 思い返せば、きちんと水分も取らずにアルコールばかり接種していたような気がします。
皆さん、乾燥で喉やられる(含 添乗員)
思えば波乱の幕開けで、初日からずっとバタバタしていました。
それでも海外にやってきた高揚感からか、到着日にもかかわらず皆2次会に繰り出して大盛り上がり。
物価の高さにはびっくりしながらも(ラーメン屋で飲んで食って1人100ドル)皆さん、楽しんでいらっしゃった様子でした。
ところが、3日目。とあるお客様が調子が悪い、ちょっとお医者さん行ってくると言いました。
結果はコロナもインフルも陰性。でも熱があり体も怠いんだからお休みいただくしかない。御食事などを差入れし様子を見ることに。
すると4日目。別のお客様がやはり調子が悪いとお申し出。
皆さん、事前にご案内した海外旅行保険に加入していただいていたので手続きはとっても簡単。
ただお医者さんの予約はなかなか埋まっているので予約が取れたのはお昼過ぎの時間帯。
ここでも熱はあるもののコロナもインフルも陰性。お部屋でお休みいただくことに。
この日からマスクを着け始めるお客さんが増えてきました。乾燥対策にはマスクは有効です。
そこから翌日もその翌日も「胃腸の調子が悪い」「鼻水が止まらない」「微熱」「体がだるい」など続発してきて添乗員も咳が止まらない。
日本から持ってきたゼリーもビタミン剤も栄養ドリンクも使い果たし、体温計も間に合わなくなってきました。
本題とは関係ないけど、何か大変ってバスに乗車する人数が場所場所で全部違う
頭こんがらがってくるけど、間違えるわけにいきません。
何が原因だろうか、と考えてみましたがやはり「乾燥」に負けてしまったんだろうと思います。
乾燥と風邪
この北西先生のおっしゃる通りの事が発生していました。
持っていけばよかった「のどぬーる濡れマスク」激しく後悔です。
対策案
これが個人の旅行であれば、加湿器を借りて、となるんだけどグループになると全員のお部屋には行き渡らないからね、注意が必要です。
ホテルのお部屋での対策はコチラ
≪部屋での対策≫
- ① 熱いシャワーが出るなら、熱湯にして浴室中に蒸気をいっぱいにして部屋に放つ
- ➁ バスタブ付きならお湯を張ってお風呂に入った後、お湯を流さずに浴室のドアを開けっぱなしにする
- ③ ベッドサイドに濡れたタオルをおく
- ④ 加湿器を借りる
- ⑤ 床にお湯を撒いておく(ぱっぱと)
- ⑥ 便利グッズを持っていく(携帯用の加湿器等)
- ⑦ 枕もとに水を置いてすぐ飲めるようにしておく
喉を傷めたことによって耳にも影響が
喉の乾燥でいろいろな場所が不調となり、鼻水が止まらない、または鼻がつまった状態で飛行機に乗った結果、今度は航空性中耳炎を引き起こしてしまったお客さんもいました。
幸い1日安静にしていたことによって耳が抜けたので大事には至りませんでしたが、とにかく毎日誰かがおかしくなっていく(含 添乗員)
風邪は万病も元と言いますが、今回ほど痛感したことはありませんでした。
それもこれも高温多湿な名古屋から快適低湿度な西海岸への気温と湿度の差に順応できなかった結果でした。
旅行終わりにはもう一人の添乗員が39度の高熱を出しました…
民間療法
今のご時世、添乗員がお客さんにお薬などを渡すことはできません。→ 民間療法
なので栄養剤、ポカリ、ゼリー、栄養ドリンクなどは準備していますが
今回の教訓として、乾燥対策グッズも追加しておきたいと思います。
のどスプレーとぬれマスク
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