朝食と言う意味のBreakfastは、文字通り≪断食を解く≫という意味ですね。
今は断食月だと先日もお話ししましたが、断食が解けるイフタールは午後6時半ごろです。
お腹がびっくりしないようにナツメヤシのドライフルーツをまず食べて、飲み物のんで果物食べてお祈りして、ゆっくり食事を始めて…
日本では朝食はとっても大事と教わりますが、外国ではそうでもない事が多いです。
朝ごはんの違いをしっかりと覚えておきましょう。
今日は朝食の話
食べる派 vs 食べない派
日本では、朝食がとっても大事です。
ここ名古屋では昔からモーニングという文化があるので、畑に行く前にもモーニング、休みの日は家族そろってモーニングというのも珍しくありません。
よくTVでも朝食を食べよう、みたいなことを言っていますが、(農林水産省も言っています。)海外を見れば食べない派だってたくさんいます。
コーヒーだけっていう人はとても多いように思います。
私はすきっ腹にカフェインで気持ち悪くなってしまうので、コーヒーだけというのは無理です。
ガッツリ派 vs 軽く派
アジア諸国は朝食をしっかりと食べますね。
これはホテルに泊まった時の朝食Buffetを見れば一目瞭然。
朝ごはんが楽しみで早く目が覚めてしまいます。
それに比べて欧州では軽めの朝食のところが多いです。
朝からガッツリなんで食べられない、主にコーヒーとパンだけ。
とても安いツアーに行くとこのような朝食に出会うことができます。
コーヒーだけという人も結構いて、ミルクと砂糖をたっぷり入れて朝食です。
あと家庭では、朝ごはんの定番「シリアルにミルク」が多いでしょう。
甘い派 vs しょっぱい派
アメリカ人の朝食イメージはドーナツにコーヒー。
朝から口がぱさぱさになるドーナツはどうかと思うけど、これも習慣でしょう。
パンにジャムをぬって、という朝食は日本でも定番ですから朝から甘いのものというのは万国共通で受け入れられるものかもしれないですね。
でも朝からしょっぱいもの(みそ汁と漬物のような)はアジア諸国の人々しか受け入れられないようです。
あ、でもソーセージとかは食べますね。しょっぱい系も行けますね。
アメリカにいたとき、朝から玉ねぎ炒めてオムレツを作っていた私に、
ルームメイトは「朝から玉ねぎを炒めるのか?」ととても不思議がっていました。
彼女たちはそもそも火を使って料理をしなかったけどね、3食とも。
ハワイの朝食と言えば、アサイーボウルが人気です。
でもあんなに冷たいもの朝からいっぱい食べたらお腹壊しちゃうと思うんだけど…
パンケーキの話はコチラでも書いてます。デザートの話
玉子食べる派 vs 食べない派
添乗員にとって知っておかねばならぬ大事な線引き。
卵があるかないか。
これで朝食カテゴリーがContinental かAmericanかが決まります。
どんなに貧相な朝食でも卵がついている限りAmerican BFです。
私の知り合いの朝食会場の良し悪し基準は
「オムレツスタンドがあるかないか」です。
バンケットで朝食会場を専用で作る時も
「オムレツスタンド」が用意できるか否かばかり確認しています。
不思議に思う事の一つに、オムレツ作ってもらうときにコックさんの前で注文してから出来上がるまでずっと待ってる人、けっこう見かけます。
見られてる方もやりずらいと思うので、できれば注文したらほかの料理なんかを取りに行き、オムレツができ上るころに取りに行ってあげたほうがいいように思います。
卵の横にはベーコンを、という人も多いと思いますが、なぜアメリカやカナダのベーコンはあんなにカリカリなのかと疑問を持ったことのある人はいませんか?
私、聞いてみました。カナダで。本当か嘘か分からないけど
「ベーコンはカリカリに焼かなきゃいけない」という法律があると言われました。
目玉焼きもよく焼きの人が多いよね。
私にとっての良い朝食会場の基準は「シャンパン」が置いてある事。
もちろん仕事中ですから飲まないけど、いいホテルだな、と思います。
けっして二日酔いの人のための迎え酒用に置いてあるわけではありませんし、がぶがぶ飲むものでもありません。
目覚めの一杯用ですね。
添乗員が知っておいたほうが良い事 ヨーロッパの朝食編
- サラダはでない
- スープもでない
- ジュースはオレンジが基本
- パン皿がなければテーブルに置く
朝食の定番
名古屋で言えばアンコな存在のもの(パンに塗るシリーズ)を集めてみました。
- ベジマイト(オーストラリア)
- キャビア(北欧)スモークした魚卵のペーストがチューブに入ってる
- マーマイト(英国)ベジマイトの元祖みたいなスプレッド
- ヌッテラ(イタリア)ヘーゼルナッツとチョコ
- ピーナッツバター(アメリカ)たぶんこれしか知らないね、あの人たち
- いくら(ロシア)パンっていうよりブリヌイとかにのせてたべるかな
- カヤジャム(シンガポール)お土産にも人気
ちなみに、パンにバターを塗るのは朝食の時です。
ランチやディナーにバターがついていない時もよくあります。
ちなみに朝食にトーストを食べるのはイギリス系の国。
そしてそれらの国で食べるトーストは薄くてカリカリに焼いてあるもの。
肉の場合もそうですが、あちらの方は食べ応えのあるものを好みます。
日本のパンは柔らかすぎるを言ってパンの耳だけ食べる人もいます。
フランスパンもドイツパンも硬いもんね。
特に美味しいと感じたことの無い朝食たち
何回食べてもなぜこれを食べるのか?と不思議に思う食べ物もあります。(なんでも美味しく食べる派の私でも)
- オートミール
- カリカリのベーコン
- ベジマイト
オートミールは出会ったことから今まで全くおいしさが理解できないけどミューズリーはいつも美味しく食べています。
最後に世界の健康的な食事をしている国の朝食を紹介しておきます。
What the world’s healthiest countries eat for breakfast
地中海式ダイエットのイタリアが強いね。日本は第7位でした。オーストラリアに負けるというのは合点がいかないけどね。
朝という事で、今回はこの曲 キョンキョン「グッドモーニングコール」
以上。
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