よもやま話

旅行の始まり

よもやま話

ローマ時代

お金持ちが子息たちをギリシャやエジプトに行かせていた。
バカンスの起源となる制度もここから始まる。
古代ローマ人は、仕事と休暇をはっきり分けていた。
休暇は、町の喧騒から離れて山や海の別荘で気ままに過ごす時間を大切にしていたのである。

中世

巡礼の旅 キリストの聖杯・聖遺物、あるいはその使徒の遺物が安置されているといわれる大聖堂、修道院への巡礼

近世

イギリスの裕福な市民層の師弟の学業の仕上げとしての「グランドツアー」
家庭教師同伴の長期にわたる海外遊学が広く行われるようになる。
こうした流行が明治以降の日本に輸入されて、学校の修学旅行になった。


≪観光≫の言葉の意味
中国の言葉「観国之光」からつくられたもので、「国の光を観る」、
つまり「他の国へ行って、良い点を見て学んでくる」という意味がある。


古代ギリシャが「文化」を代表するとすれば、古代ローマは「文明」を代表するといわれる。
言い換えれば、ギリシャは自然科学・地理学・哲学・美術・文学・演劇などの学芸の分野を開拓し発展させたのに対し、ローマはむしろ、政治・経済・農業・土木建設などの実生活の分野において法や制度を整え、社会システムの構築に優れていた。
あるいは、ローマ人は、文芸については先輩のギリシャ人に任せて、現実生活に係わる政治や経済に重点をおいていたというほうが適切かもしれない。

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