『コンシェルジュ』が正しいんですか?『コンシュルジェ』が正しいんですか?
と聞かれたことがある。
正解は、『concierge』(フランス人になり切って発音しよう!)
日本語にはない音だから仕方ない。
どちらのカタカナ表記でもあっているし間違ってもいる。
今回は、≪言えない音≫
日本人が発音できないまたは区別できないと言われている音は、残念ながらたくさんある。
- 【 b 】【 v 】
- 【 r 】【 l 】
- 【 g 】【 z 】
- 【 th 】
- 【 w 】
私も発音悪いから偉そうなことは言えないけど、長年しゃべっているとごまかし方とこういう風に発音したらどうにか通じるというテクニックを編み出して今に至る。
ハワイから日本のおばあちゃんちに遊びに来た日系人の男の子。
見かけも全く日本人で坊主の高校生だったらしい。
遊びに行った場所で、「ワムって知ってる?」って聞かれて「知らない」って答えたら、「お前それでもアメリカから来たのか?」と散々からかわれた。よくよく歌などを聞いてみてようやく理解したらしい、彼らが言っているグループ名を。
「Oh, Wham【hwǽm】!」
からかっていた彼らは、それからずっと黙ったらしい。
ステーキの記事のところ言いましたが、サーロインは難しい。
いまだに言えない parallel (平行)paradise(天国)
サブウェイで注文するときの wheat ←パンの種類を選ぶときね。
Pを発音するときには、ためる。息を。破裂音しっかり出すように気を付けている。
昔は、航空機予約のリコンファームをツアー中に電話でしなくてはいけなくて、ロケーターを読み上げるんだけど、”Z”と何回叫んでも通じなかった恥ずかしい思い出がよみがえる。(ちゃんとZOOの”Z”と言ってたのにも関わらず)
こんなに発音の悪い私が、どこの国へ行っても臆せず英語をを話している理由の一つは、
『誰にだって、発音できない音がある』
という事を知っているから。
別に、ジャパニーズイングリッシュだって恥ずかしくない。
名古屋弁訛り英語だって通じれば全く問題ない。
スペイン語話者の 【 y 】【 ll 】
スペインの名物料理を「パエリア」「パエージャ」と言ったりするのを聞いたことがあるでしょうか?何が違うかと言えば、同じです。
スペイン人には、【 y 】【 ll 】が同じに聞こえます。どっちもジャみたいな感じ。
イエローをジャッロって言っても、「同じじゃん!」って返されます。
リアドロをジャドロって言っても間違いではありません。
さらに、スペイン語には「ザ」、「ジ」、「ズ」、「ゼ」、「ゾ」の音が存在しません
だからファストファッションで有名な「ZARA」は「サラ」と読むのが正解です。
彩音(あやね)さんは、アジャニーと呼ばれていました。
ロシア語には【 w 】がない。
ワシントンだとしたら、ヴァシントンとなります。”W” の代わりに “V” を使います。
(でもキリル文字では ”B”と書く。ややこしいや~)
クロアチアのガイドさんが、「私の名前はイヴァナです。お魚みたいでしょ?ぷぷぷ」と笑いながら自己紹介。日本のお客さんはきょとん顔。そうなんです。彼女は魚の”岩魚”(イワナ)と同じでしょ?って笑っていた訳でした。どうやらクロアチア語にも “W” はないらしい。
あとね、”彼女が”の意味の ”her” が私の耳には、”ヒョー”って聞こえる。
同じく”Girl” は “ギョール” って言ってる、絶対に。
でも、笑えない。なぜならロシア語の単語は難しすぎて下が回らないから。
преподавательница プリパダヴァーチェリニッツァって読むんだけど、私これが全然言えなかった。すごく練習して言えるようになった時、すでに言葉の意味忘れてた。
なぜこの言葉を必死で練習したかと言うと、この意味は (女性の)”先生” です。言えなくちゃ始まらないでしょ!
韓国人の ”つ”
”つ” だけじゃないけどね。
「ほんじちゅは、たいかんこくうをごりようくだしゃいましてありがとごじゃいます」
大韓航空の機内アナウンス。(よくみんながする物まね)
「月」って言ってみてというと「ちゅき!」って返ってくるので、好きと言われたい人に試すのが良いでしょう。
日本の和製英語は、日本語を学ぶ外国人にとても評判が悪いですが、韓製英語もなかなか難しいですよ。
でも、悲しかな、韓製英語の方が伝わりやすいという説あり。
お友達とのマイブーム。
韓国人は、”Canada” のことを ”キャナダ” と言います。
あってるんですよ、もちろん。でも会話の中に突然 ”キャナダ” と言われると、「ぷっ」ってなってしまいます。
(詳しくはドラマ【トッケビ】をご覧ください。)
フランス人の【 h 】
TVの”Youは何しに日本へ”にでてきたフランス人が、判子の事をずっと”アンコ”と言っていた。
Hが発音できないんだよね。
「はい」→「あい」と返事がなってしまう。これはこれで可愛いからいいかもしれない。
あんな喉を鳴らすような ”R” が使えても ”H” はできない。
全然関係ないけど、フランス語で「左」のことをgauche(ゴーシュ)って言います。
バスでの移動中、ガイドさんが左に曲がりたいときに運転手さんにむかって「ア、ゴーシュ」って何回も言うから耳についちゃった。いまだに右は何ていうか知らないけど、左だけは言える!
フランス語を話すときのコツは、普段よりも高いめの声を使って、口をすぼめて、パリジェンヌになった気持ちで話すと伝わる。(伝わってると思ってる。)
外国人が苦手な日本語
撥音、長音、ちいさい文字。”美容院”と”病院”の聞き分けはすごく難しいらしい。
”おばあさん”と”おばさん”とかもね。
撥音は、”いった” が ”いた” になっちゃうこと。
この様に、誰にだって言えない言葉がある。
だから、『きちんと発音できないから』なんて理由でおしゃべりを諦めてしまうなんてもったいない。
会話は単語だけで成り立っているものではありません。
自信をもって会話していきましょう!
では、今日の曲 安全地帯「月に濡れたふたり」
言えない、言えない~♪
以上。
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