*本ページのリンク先にはプロモーションが含まれている場合があります。
*本ページのリンク先にはプロモーションが含まれている場合があります。
よもやま話

ブラックマジック

よもやま話

ツアー中に病気になったりけがをしてしまったら

現地で病院へ行かねばなりません。

病院に行くのをためらうお客さんは、けっこういますが

私はできるだけ病院へ行くことをお勧めしています。

ツアー中は、普段と環境が違うし、

飛行機の移動(帰国便)は意外と体に負担がかかるものだし、

不安を残して行程を進めるよりお医者さんに大丈夫!

と言ってもらった方が安心します。

ということで、今回は「病院」の話


医療費がタダ?

よく日本でも話題になる高負担だけど高福祉なヨーロッパの国々。

調べてみると、OECD(経済協力開発機構)の中の半分の国が原則無料!

(今回のコロナ禍で変化が出てくるかもしれないけど。)

OECD加盟30ヵ国中、医療費の原則無料の国

イギリス、イタリア、オランダ、ギリシャ、スペイン、デンマーク、チェコ
スロバキア、ハンガリー、ポーランド、トルコ、カナダ、
アイルランド、オーストリア、メキシコ の15カ国

https://blog.goo.ne.jp/kin_chan0701/e/15764d7eeae68baa0a686102951c9ed5

ちなみに実体験で言うと、イタリアやイギリスは外国人観光客でも無料です。

ただし、公立病院に限ってです。待ち時間が長くなることは覚悟してください。

お客さんが骨折した時ロンドンで公立病院へ行きました。

確かに医療費はただでしたし設備は新しい、ドクターも親切でした。が、夜遅い時間だったこともあって酔っ払いの様な人たちがロビーで寝ているような場所でちょっと勇気がいるような病院でした。

スウェーデンやフィンランドが無料の国リストに入っていませんが、無料ではないにしてもタダに近い負担額で見てもらうことができます。

でも…  その代わり…  風邪ひいたくらいでは見てもらえません。

オレンジジュース飲んどきなさい、といわれて終わりです。

添乗員
添乗員

フィンランドでの話。

運転手さんが、「腰が痛い」と言ってたので「病院へ行ってきた方がいいよ」と私は言いました。

すると、その運転手さんは言いました。

「この国で腰が痛いと言って病院に行く人はいない。もし病院に行っても、額に葉っぱのせておまじないするだけさっ!」

と言っていました。(彼は移民です。)

腰痛では診てもらえない現実。

なので、必然的に私たちは(日本人医師のいる)私立のクリニックに行くことが多くなります。

海外旅行保険は、本当に大事です。すごく高額になってしまう場合もありますからね。

ちょっと前まで、病院に行く用事ができると、ガイドさん達が通訳するからっと言って病院に連れてってくれました。

これは、海外旅行保険に通訳の費用もカバーしますって言うのがあるので、これを目当てにしてたんですね。

でも最近は、保険会社が通訳を手配します!っていう例が増えてきました。

アルバイト通訳の請求額が大きすぎたせいか、はたまたネット環境が良くなって遠隔で本物の医療通訳を付けることができるようになったせいかは分かりません…

添乗員にしたら、病院への送り迎えまで一切を任せられるガイドさんの方が当然いいに決まっていますけどね。

アメリカでは、お医者さんに会うだけで100ドルが相場だと知っておきましょう。

インフルエンザになったら

いまや季節が来れば必ず遭遇します、インフルエンザになるお客さん。

昨シーズンだけでも、11月から1月までの全部のツアーでインフルエンザの人でました。

(毎年こんなにも看病してるけど添乗員には伝染らない。)

日本ではインフルエンザを発症したら、と細かいルールがありますが、外国では風邪の一種だとして、何も特別な配慮はありません。

相部屋のお部屋を分ける必要もないし、熱が下がれば飛行機に乗ってもよい。

添乗員
添乗員

これがけっこう問題です。

学生ツアーや慰安旅行だとお部屋は相部屋利用ですね。

だけど別にドクターは、患者の隔離を指示しません。

そうすると、別部屋を取りたかったら自費になります。

注意!添乗員は航空会社に体調不良の人がいたら報告をしなくてはいけません。

なので、「ドクターから帰ってもいいよ」というレターをもらっておくことをお勧めします。(ドクターによっては、そんなの出せないっていう人もいるけどね)

救急車

救急車を手配したことは2回くらいしかないけど、外国では有料の場合が多いです。

中国での話

幸いにも命にかかわるような状態ではなかったので、冷静でいられましたが、痛い痛いと苦しがっているのを見るのはとてもつらいです。
中国では病院に着いたらまず、救急車代を支払って領収書をもらってこないとドクターが来てくれません。

そして、ドクターはちらっと患者を見て、この検査をしてみようと指示をします。

私は、その紙をもって薬をもらいに行き、お金を払って領収書をもらってこなければ検査に進みません。

こんな状況をずっと見ていたお客さんは、上海の病院で「緊急手術が必要」と最終的に言われたのですが「どうやっても日本に帰る」と言い張って、帰国しました。

最近はどうなのかな。ドラマに出てくる病院はかなりきれいになっています。

場所によっては、救急車を呼んだ方が早い場合とそうでない場合があるので運転手さんや現地の人に状況をしっかり聞いてから判断しましょう。

タクシーや救急車で搬送されたお客さんは多くの場合、急性アルコール中毒でした。私の場合…

命にかかわらない時

航空性中耳炎になった人鯛の魚の骨がのどに引っかかった人と病院へ行った事があります。

この場合、救急の対象ではないんですよね。

でも旅行者だということで見てもらうことができました。

正直、治療というよりは鎮痛剤をもらって様子見という処置に終わってしまうのですが、それでもお医者さんに診てもらったという安心感は、その後の気持ちに大きくプラスします。

なので、やっぱりお医者さんに行くことをお勧めします。

ちなみに私はよく中耳炎になります。

日本でも時間外で受け付けてくれません。

一応電話したけど、「来ても何もしてあげられない」と言われました。ネットで調べたらバファリンが効くと書いてあったのでバファリンを飲みました。

効きました。

そして翌日耳鼻科へ行きました。

医療というか・・

ブラックマジックという言葉を聞いたことがありますか?

私は、インドネシアのバリ島、インド、南アフリカのダーバンなどでよく聞きました。

病気やケガをすると、その原因は「誰かがあなたにブラックマジックをかけたのだ」というのです。もちろんふざけているわけではありません。

だからその呪いを解いてもらいに行かなくてはいけないのです。

これにも海外旅行保険が適応されるのだろうか…

無いな。

そうなると、普段からブラックマジックをかけられないように注意をすることが大切です。

ブラックマジックの多くは「水分」によってかかるそうです。

なので、他人の家や知らない人からお茶やジュースをもらっても飲んではいけないと言われます。

どうしても飲まなくてはいけない状況であれば、

自分で栓を抜く炭酸飲料を頼みなさい!

と言われました。皆さんも注意してください。

そういえばパキスタンで病院に行った時。(私がお腹壊した)

ドクターは私に一切触れずに症状だけを聞いて

「スプライトを飲みなさい」って言いました。


そのほかにもいろいろなことで病院に行きました。

ジャングルでスパッと脛を切って病院に行ったら、何針か縫って、包帯や薬などをもらってしたのに精算に行ったら200円ぐらいだった。

ドクターに往診を頼んで診てもらい、保険屋さんとやり取りしていたら、保険屋さんに「その人は医者じゃない」と言われた。(でも医者だったけど)

営業マンが急アルになって搬送されたとき、ガイドさんやランドさんはあまり手伝ってくれなかった。笑

アメリカの病院はERのドラマそのものだった。すごくみんな恰好よかった。

添乗員
添乗員

お客さんに聞いた話。

飛行機の中で「お医者様はいらっしゃいませんか?」に遭遇したそうです。

名乗りをあげて診てあげてら、後日一年間有効のビジネスクラス航空券が送られてきたと言ってました。

ということで、今日の歌です。

薬師丸ひろ子で「少しだけやさしく」

♪すーこしだけ優しくしてあげる~ も~しも心に怪我をしたなら♪

以上。

コメント

タイトルとURLをコピーしました