
で、このメールはどこで見せるの?

見せるところはありません…
久しぶりにクアラルンプールに行ってきました。参考記事:マレーシア
現在マレーシアでは入国にあたり2024年から義務化された「デジタル入国カード(MDAC)」の登録が必要です。
もうシンガでもベトナムでも(越はまだ義務じゃない)フィリピンでもタイでもデジタル化が進んでいますね。
でもまだまだお客様にとっては不安がいっぱいのこの「デジタル入国カード(MDAC)」

入国審査場でうまく通れなかったらどうするの?

私がいるから大丈夫!
と言えるように準備しておきましょう。
1. デジタル入国カード(MDAC)とは
MDAC(Malaysia Digital Arrival Card)は、これまで機内で配られていた紙の入国カードに代わるオンライン登録フォームです。2023年12月から義務化され、外国人旅行者は入国の3日前から登録できます(永住権・長期滞在ビザ保有者、外交・公用パスポート保有者は対象外)。
公式登録サイト
👉 https://imigresen-online.imi.gov.my/mdac/main
登録は無料です。検索結果の上位に「代行手数料」を請求する偽サイトが表示されることがあるので、URLの末尾が imi.gov.my であることを必ず確認するようお客様にも案内しましょう。
スマホ登録は地味に手間がかかる
ほとんどのお客様はスマートフォンから登録することになりますが、このフォームがなかなかの曲者です。
事前に伝えておくとお客様のストレスがかなり減ります。

シンガポールは割と入力しやすいのに…
2. 登録確認メールが届かない問題への対処法

現場で一番お客様が不安になるのがここです。
MDAC登録後、通常は「MDAC Registration Confirmation」という件名でPIN付きの確認メールが届きますが、特にYahoo!メールやGmailを使っていると届かないケースが非常に多いです。
迷惑メールフォルダにも入っていない、ということも珍しくありません。

今回Gmailでは登録もできない人がいたのでフリーメールじゃない方がいいかも
対処法


このステータスチェックで記録が見つけられた人もいれば、見つけられなかった人もいた。
見つけられなかった人はもう一度登録する。
メールが届かないことについてネットや旅行ブロガーの体験談では「メールが来なくても入国できた」という声もよく見かけますが、実際にシンガポールとマレーシア双方のガイドから「念のためPINは取得しておいた方がいい」とアドバイスを受けました。
団体を扱う添乗員としては、メールの受信有無に一喜一憂せず、PINの確保とスクショ保存をルーティンにしておくと安心です。
3. 入国審査:Eゲートの通り方と赤ランプになったときの対処
クアラルンプール国際空港(KLIA/KLIA2)では、日本人を含む多くの国籍の旅行者がAutogate(自動化ゲート/e-Gate)を利用できます。
MDACの登録さえ済んでいれば、事前の指紋登録などの手続きなしでそのままゲートに進めます。
基本の流れ
- 緑のランプが点灯しているゲートに進む
- パスポートの写真ページを機械にスキャン → 扉が開いて入国完了
パスポートケースやカバーをつけている場合は、スキャン時にうまく読み取れないことがあるので、あらかじめカバーを外しておくようお客様に伝えておきましょう。
シンガポールのオートゲートほどではありませんが、それなりにスピーディーに通過できます。
赤ランプ(エラー)が出たときは
- 焦らず、隣の別の機械でもう一度トライしてください。
- 一度でダメでも、機械を変えれば通ることは珍しくありません。
実際に5〜6回目でようやく通過できた、というお客様もいらっしゃいました。
- 一度でダメでも、機械を変えれば通ることは珍しくありません。
- 何度やってもダメな場合は、近くの係員に声をかけましょう。
- それでも通過できない場合は、有人カウンターへ。
その際、スクショ保存しておいたPINを提示し、「登録はきちんと済ませている」ことを伝えれば問題なく通過できます。(ただすごく時間がかかる)
通訳さんに聞いた「マレーシアが世界初のe-Gate導入国」というのを調べて見たら…
正しくは1998年3月に世界で初めて生体認証(バイオメトリック)パスポートを発行した国がマレーシア。
地元企業IRIS Corporationが開発した、ICチップに顔写真データを埋め込む技術で(2002年に指紋データも追加)、これが後に世界各国へ広がったeパスポート・自動化ゲートの土台になったと言われています。
この「ICチップ入りパスポートの元祖」という下地があるからか、マレーシアは今も入国審査のデジタル化に積極的で、近年ではAI顔認証とQRコードを組み合わせ、5秒程度での処理を目指す新システム「MyNIISe」の導入も進められています。
とはいえ、現状の機械の認識精度は決して100%ではありません。
完璧さを求めがちな日本人のお客様は「ゲートで通れなかったらどうしよう」と過度に心配しがちですが、そこまで神経質にならなくて大丈夫、と添乗員から一声かけてあげると安心されます。
心構えとして伝えると良い3ステップ
4. クアラルンプール空港(KLIA)の構造を押さえておく
団体を誘導する立場として、空港の導線は事前に頭に入れておきたいところです。KUL AP
入国審査場のあるメインターミナルまでは、電車での移動です。
- KLIAの国際線の多くはサテライトターミナル発着です。メインターミナルとサテライトは無人運転のエアロトレインで結ばれています。
- サテライトターミナル内には免税店やお土産店、レストランのほか、無料で楽しめる森林トレッキングエリア「KLIAジャングルボードウォーク」もあります。乗り継ぎ時間があるお客様への案内材料として覚えておくと便利です。
- 出発エリアと到着エリアは同じサテライト内にあるため、飛行機を降りたら「Arrival(到着)」の表示をしっかり探して進む必要があります。初めての方は迷いやすいポイントです。
- 【帰国時】マレーシアの空港はシンガポールと同様、セキュリティチェックは搭乗ゲート前で行われる方式です(出国審査後にもう一段階あることを案内しておくとスムーズです)。
5. 入国審査場のゲートの種類
じゃ、実際に入国審査場に到着したらどこに並べばいいか?
いろいろな国の国旗が書いてるサインボードの従って進む。(入国審査場には、大きく分けて3つのレーンがあります。)
- マレーシア国籍者用のQRコードゲート(自国民専用の高速レーン)
- 外国人用のe-Gate(Autogate/Foreigner e-Gate):日本を含む対象国籍のパスポート保有者が利用可能
- 有人カウンター:e-Gateが使えない場合や、パスポートにスタンプを希望する場合はこちら
添乗員が同行していれば基本的に心配いりませんが、e-Gate付近は見晴らしの良い場所が多いので、全員が通過し終えるまで見守ってあげるのがおすすめです。
通過後はターンテーブル(手荷物受取所)付近でお客様を集合させましょう。
6. 見落としがちな注意点:タバコの持ち込み
マレーシアは2021年からタバコの免税枠を完全に撤廃しており、紙巻きタバコ・葉巻・刻みタバコを問わず1本目から課税対象です。
「東南アジアだから200本くらいは免税だろう」と思い込んでいるお客様も多いため、出発前の説明で一言添えておくとトラブル防止になります。
「税関なんて誰もチェックしてなかったよ」という声が聞こえてきそうですが、そういう問題ではありません。
ルールはルールですので、しっかりご案内をしましょう。
参照記事:マレーシア政府観光局_空港



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