新幹線の特大荷物スペース付き座席について
今現在まだセントレアからの国際線はあまり飛んでいないので、東京や関空からの飛行機に乗る機会が多くなりました。
なのでおのずと新幹線を利用する機会が増えています。
ところが、この特大荷物スペース付きの座席の確保がなかなか厳しい。
前もって予約すればそんなことはないのだろうけど、私達の予定は流動的なので「前もって予約」ができない事が多いです。
その結果、特大荷物をもって通常の座席に座ることになるのですが…
今回は、この座席の問題点を書いてみたいと思います。
特大荷物スペース付き座席とは
荷物の3辺の合計(A+B+C)が、160cm超250cm以内の「特大荷物」が対象となります。
なお、このサイズは概ね、国際線航空機で貨物室に有料預入となるサイズに相当します。
※航空会社により異なります。「特大荷物」に該当する大きさのお荷物を持ってご旅行される場合には、「特大荷物スペースつき」の事前予約が必要です。
事前予約せず特大荷物をお持ち込みになりますと、持込手数料(1,000円・税込)をいただきます。ただし、スポーツ用品・楽器・車いす・ベビーカー等については、そのサイズに関わらず事前のご予約は不要です。→引用元JR東海
ちなみに3辺の和が160㎝以上の荷物はかなり大きいです。よく使うヨーロッパ10日間のサイズが、たぶん160㎝超えるか超えないかぐらいだと思います。
JR東海の説明にも書いてあるように有料サイズ(JALやANAは203㎝までが無料預入サイズです。参考:JALのHP)ぐらいの大きさの荷物を対象としています。
ちなみにこの座席はのぞみで57席あります。
この制度が始まったときは
もともとこのスペースは、こんな制度にする前から荷物置き場として使われていました。
譲り合いの精神か早いもの勝ちの法則か分かりませんが、よく利用しておりました。
東海道新幹線には荷物置き場がないので、団体がスーツケース付きで移動するときはとても大変でしたので、どうにかならないかな、とは思っていましたね。
そして、この制度が始まったのは2020年5月。コロナ禍でした。
その時期は、そんなにたくさんの人が旅行するわけでなかったので特に問題はなかったのでしょう。
実際に座席は当日でも空いていましたからすぐに確保することができました。
でも、みんな予感はしてたと思います。
「旅行が復活したらどうするんだろう」「インバウンドの団体が来始めたらどうするのだろう」
そして様子が変わっていきました。
次第に変わってゆく案内
なかなか座席がとりにくくなって来て頃でも、そのスペースが空いてさえいれば荷物を置かしてもらう事は可能でした。
車掌さんが通る時に「あそこの荷物は私のです」と言っておけば問題ありませんでした。
(もちろんその座席スペースの所有者が来た時は荷物をどかします)
実際、大型荷物は1個しかなくても3人ずれだったらABC座席をとりますよね、普通。
だから2つのスペースは開いていることになる。
で、置かしてもらえる。
けっこう空いてるんですよね…
ところが最近の新幹線車内の案内は、こうでした。
「特大荷物スペースは、座席の方の専用スペースです。他の方は置かないでください!」
でも、やはりABCには家族ずれで荷物スペースにはベビーカーが1台。DE座席には小さなキャリーが1個。
かたや私は荷物スペース付き座席を確保することができず大きなスーツケースを持っているわけです。
か弱い私にはそのスーツケースを棚に上げる腕力もなく…
ちなみに「大きな」といっても3辺のは160㎝未満ですので、いわゆる「予約せずにスペースを使ったら1000円」の対象にはなりません。
図々しくも空いてるスペースに荷物を置き、車掌さんが来るの待って聞きました。
「あそこに置いてある荷物は私のですがいいですか?」
そしたら「基本はダメですけど、ご自身で頼んでみてOKなら大丈夫です」との回答が。
あ、それなら良かったと思い、お願いしたところ快くOKをいただきました。
でも、これって今後絶対トラブルになるよね‥
トラブルになりそうな状況
予感ではないね、もう目に見える光景です。
その① グループで利用した時
バス1台ぐらいの人数だと団券の座席にS席は入れてくれないだろうな。(スペース付き座席の指定券には座席の後ろにSと書いてあるのでS席とします)
団体でツアーに参加される客層は年齢がちょいとお高め。なので棚の上に荷物を載せるなんて危ないのですがS席を5席全部使ったとして30個の荷物は置けない。
もともと荷物スペースのない東海道新幹線を利用してツアーは、催行されていたのだから問題ないでしょ、とも思いますが「このような席があるのに‥」と前提が変わるとなかなか難しくなりますよね。
あ~あ、とやかく言われんだろうな‥
その② インバウンドの団体で利用するとき
ご存知のように訪日客の荷物はデカい。
当たり前ですね。1週間とか10日間の日程で来るわけですから。
1人2個の大きい荷物持ってたって不思議じゃない。
ちなみに訪日観光客は8人から団体として取り扱いができますが、8人でも置ききれないでしょう。
今日もニュースではインバウンドの目標値をいっていましたね。
そもそも訪日客はこのスペースが予約式だという事を理解できるのだろうか。
スペースが空いてれば置くよね~
その③ S座席は売り切れている場合
先にも書いた通り、Sの座席は数に限りがあります。
「その席は満席です」と言われたら持ち込むしかないじゃないか。
それなのに、1000円徴収ってどういうこと?
「S座席を希望したけど売り切れでなかったのでちゃんと事前に申し出てます」券でも発行してもらわないといけないよね。
それとも事前宅配とかで別送しなくてはいけないのかい?
この3つ以外にも自転車載せる人とかスペースが足らないじゃないか、とか問題もありそうです。
いずれにしてもこの制度は、事前に計画して前広に予約できる人以外はなかなか難しい制度だと思います。
文句ばっかり書いてしまったので、スーツケースにまつわるランキングを載せておきましょう。
目的別ベストスーツケースブランドの記事です。→参照元:Good HouseKeeping
- Best Overall Luggage: Away
- Best Value Luggage: Open Story
- Best Luggage for Frequent Flyers: Hartmann
- Best Under-$100 Luggage: AmazonBasics
- Best Luggage for Families: Thule
- Best Luggage for Long Trips: L.L.Bean
- Best Luggage for Infrequent Flyers: American Tourister
- Best Luggage for Business Travel: Samsonite
- Best Luggage for Adventure Travel: Eagle Creek
- Best Luggage for Flight Crews: TravelPro
- Best Luxury Luggage: Bric’s
- Best Classic Hardside Luggage: Rimowa
- Best Printed Luggage: Heys
- Best Luggage Customer Service: Tumi
- 引用元:14 Best Luggage Brands for Every Budget and Every Trip
この記事を見て納得。ソフトケース好きな私はお値段の事もあってアメリカンツーリスターを買うことが多いのですが、悩みの種はすぐに壊れること。(特にタイヤ)
頻繁に旅行しない人向けの商品だったのですね。
でも頻繁に旅行する人向けのハートマンはさ、憧れのカバンだけど重いよね。そこがネック。あとおじさんデザインのイメージだし。
総合1位のAWAYは知りませんでした。シアトルのお店なんですね。商品みたらデザインいい!
値段もそんなに高くない。これは欲しいかも。→もう欲しいこのスーツケース。
シアトル行ったらお店見てこよっと。
その他もなかなか的を得ていると思います。TUMIはカスタマーサービス部門でベストです。
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